別寒辺牛湿原

北海道の南東部、厚岸郡に位置する「別寒辺牛湿原（べかんべうししつげん）」。全体面積が83㎢にも及ぶ広大な湿原です。
1993年にラムサール条約に登録され、高い注目を集める別寒辺牛湿原。湿原の種類には低層、中間、高層の3種類があり、別寒辺牛湿原を構成するのは主に低層湿原と高層湿原。多種多様な植物が自然のまま残されており、研究者からも高く評価されるほど状態の良い湿原です。野鳥が多く生息しており、タンチョウの繁殖地としても有名。下流にある厚岸湖の氷結具合に応じて、1,000～3,000羽のオオハクチョウが越冬します。
別寒辺牛湿原を見渡したいときにおすすめの場所が、「厚岸水鳥観察館」。2階の展望室からは、別寒辺牛川河口付近の湿原を望めます。