根室半島チャシ跡群

北海道の東部、根室半島一帯に位置する「根室半島チャシ跡群」。根室市内に32カ所あるチャシ跡の中で、国指定史跡に指定されている24カ所のチャシ跡の総称です。 チャシとは、近世にアイヌ族によって築かれた、壕や崖などで周囲と切り離された施設のこと。詳細は未だ明らかになっていませんが、アイヌ文化において重要な施設であったとされています。「チャシ」はアイヌ語で「柵囲い」を意味することから、砦、祭祀の場、見張り場などのあらゆる用途で使われていたという説も。現在、根室半島チャシ跡群において見学先として整備されているのは「ノツカマフ1号・2号チャシ跡」と「ヲンネモトチャシ跡」の2カ所です。 オホーツク海を見渡すことのできる海岸段丘上に造られているチャシ跡群。冬には流氷が着氷するなど、季節によって異なる雄大な景色を見ることもできます。
基本情報
〒087-0166 北海道根室市温根元59
0153-24-3104(根室市観光協会)
無休
アクセス
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From<ヲンネモトチャシ跡> JR根室本線 根室駅
根室交通バス / 納沙布線 →【納沙布岬】バス停 → 徒歩(約30分)
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From<ヲンネモトチャシ跡> JR根室本線 根室駅
車(約40分)
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From<ノツカマフ1・2号チャシ跡> JR根室本線 根室駅
車(約20分)