和賀江島

神奈川県鎌倉市と逗子市の境界地、由比ヶ浜の東端に位置する「和賀江島(わかえじま/わかえのしま)」。 鎌倉時代に築かれた日本最古の築港遺跡です。日本各地や遠く中国から船が訪れるなか、遠浅の海岸での水難事故が多かったため、往阿弥陀仏という僧侶が発起人となって港を築きました。海中に突き出たふ頭は、周辺の伊豆や相模から運ばれた石を積み上げたもので、船を係留するための石柱としての役割も。江戸時代に行われた「鶴岡八幡宮」修復工事の際も、材木や石を運ぶ船が係留したりと大きな役割を果たしました。 築港から780年以上が経った現在は石積みの跡形もなく、干潮時にがれきの石原が姿を現すのみ。しかし、その石原は多様な生き物の心地良い住処となり、潮干狩りや生物観察を目的に多くの人で賑わいます。
基本情報
〒248-0013 神奈川県鎌倉市材木座6
0467-61-3884(鎌倉市役所市民生活部観光課 観光担当)
アクセス
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FromJR 鎌倉駅
京急バス / 小坪経由逗子駅方面 →【飯島】バス停 → 徒歩(約3分)