臥龍山荘
愛媛県大洲市の景勝地・臥龍淵(がりゅうのふち)に臨む3000坪の庭園にたたずむ山荘。主な建物は茅葺き屋根の臥龍院、崖の上に建つ不老庵、茶室である知止庵(ちしあん)の3棟。人工物と自然との美しい調和は地域を代表する景観となっています。
臥龍院・不老庵・知止庵には、日本の建築様式の一つ「数寄屋(すきや)造り」の質素で洗練された茶室建築が取り入れられています。臥龍山荘の主屋である臥龍院は平屋建てで、意匠を凝らした室内が見どころ。臥龍淵を見下ろす不老庵は屋形船に見立ててつくられ、裏側建物には生きたマキの木を使った「捨て柱」を見ることができます。
さり気なく置かれた飛び石等が配された庭園は、肱川に臨む崖を利用して造られたもの。周囲の山河をはじめとする自然を取り入れた借景庭園は四季折々に異なる表情を見せてくれます。庭を歩けば、厳選された石材が要所に配置されている一方で、他方では生きた樹木がそのまま残っているなど、創造性と自然との共生を両立させようとしたつくり手の姿勢が見てとれるでしょう。
歴代藩主の遊賞地としてその眺望が厚く保護された土地に、明治時代の貿易商・河内寅次郎氏が10年をかけて築造し現在の姿となった臥龍山荘。各地より名工を呼び寄せ日本の伝統美を集約した建築や庭園は、国の重要文化財や名勝に指定されています。
(写真:[一社]キタ・マネジメント)
(公開日:2024/9/9 最終更新日:2024/9/9)
基本情報
〒795-0012 愛媛県大洲市大洲411-2
0893-24-3759
9:00~17:00 ※最終受付〜16:30
年中無休
大人 :550円 子ども:220円(中学生以下) <2施設共通観覧料> 大人 :880円 子ども:330円(中学生以下) (2施設:臥龍山荘と大洲城/臥龍山荘と盤泉荘) <3施設共通観覧料> 大人 :1100円 子ども:440円(中学生以下) (3施設:臥龍山荘と大洲城と盤泉荘) ※団体 20名以上で観覧料2割引 ※観覧無料 ・保護者同伴の5歳以下の幼児 ・大洲市在住の65歳以上の高齢者 ・身体障害者手帳、療育手帳または精神障害者保健福祉手帳の所持者と付き添い者1名
AMEX・DISCOVER・JCB・MasterCard・VISA・銀聯
https://www.garyusanso.jp/
アクセス
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FromJR予讃線・内子線 伊予大洲駅
徒歩1分 【大洲駅前】市循環バスぐるりんおおず(市立大洲病院行) 【まちの駅あさもや前】徒歩約6分
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From松山自動車道 大洲肱南ICから
車で約3分