世界から認められた名湯・宝川温泉
宝川温泉・汪泉閣の見どころ
混浴ができる3つの露天風呂
女性専用露天風呂・摩耶の湯
日帰りでも行ける宝川温泉
宝川温泉汪泉閣の名物料理「熊汁」
アクセス
まとめ

日本屈指の温泉地・群馬県。草津温泉や伊香保温泉など全国的に有名な温泉地が集まる中で、外国人が殺到している秘湯があるのをご存知でしょうか。それが群馬県みなかみ町に位置する「宝川温泉(たからがわおんせん)」です。

映画「テルマエロマエ」のロケ地にもなった宝川温泉は、世界的に有名なガイドブックで「日本の温泉トップ10」にも選ばれました。

今回は、日帰りでも宿泊でも楽しめる宝川温泉の魅力情報を紹介します。

世界から認められた名湯・宝川温泉

海外から注目を集める「宝川温泉」

海外から注目を集める「宝川温泉」

群馬県利根郡の水上温泉郷に位置する「宝川温泉」。全てのお湯が源泉掛け流しで、1分間にドラム缶約10本分(1,800リットル)もの源泉が湧き出しています。

宝川温泉が注目を集めるようになったきっかけは、世界的に有名なガイドブック「ロンリープラネット」に掲載されたことです。宝川温泉は「日本の温泉トップ10」に選ばれ、世界中の観光客が押し寄せる温泉地となりました。

さらに、宝川温泉は2014年公開の映画「テルマエロマエ Ⅱ」の舞台となり、欧米だけでなくアジア圏からの外国人観光客も増加しています。

宝川温泉の基本情報

住所:群馬県利根郡みなかみ町藤原1899
TEL: 0278-75-2121
入浴料:1,500円
営業時間:10:00~16:30
定休日:無休
駐車場:あり(無料)
公式サイト:宝川温泉 汪泉閣

宝川温泉・汪泉閣の見どころ

宝川温泉の宿泊施設「宝川温泉・汪泉閣(おうせんかく)」

宝川温泉の宿泊施設「宝川温泉・汪泉閣(おうせんかく)」

宝川温泉を利用できる施設「宝川温泉・汪泉閣(おうせんかく)」。宝川温泉唯一の宿泊施設の魅力を紹介します。

混浴ができる3つの露天風呂

宝川温泉・汪泉閣には、宝川を挟んだ両岸に4つの露天風呂があります。その広さはなんと合計470畳。その中の3つの露天風呂は混浴で、家族や恋人同士で入ることができます。

混浴露天風呂・摩訶の湯

宝川温泉の摩訶の湯と秋の紅葉

宝川温泉・摩訶の湯(写真提供:宝川温泉・汪尖閣)

宝川温泉の中で最も人気が高い「摩訶(まか)の湯」。映画のロケをはじめ、数多くの雑誌やテレビ番組で使われているため、宝川温泉といえば摩訶の湯を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

1940年の完成当初はとても珍しい様式で、各地の露天風呂の見本にもなったそう。四季折々の表情が楽しめるのも特徴で、秋になれば真っ赤なモミジ、冬には一面雪景色となり、雪見露天風呂が堪能できます。

混浴露天風呂・子宝の湯

宝川温泉の子宝の湯と般若の湯

左が「子宝の湯」、右は「般若の湯」(写真提供:宝川温泉・汪尖閣)

宝川温泉で一番広い露天風呂「子宝の湯」。その面積は200畳を誇り、一度に200人もの人数が入れる広さなので、混浴が初めての方も比較的安心して入れる露天風呂です。

「子供を大切にする」という意味で名付けられた湯船は、すぐ横を宝川が流れるため、川のせせらぎを聞きながら湯に浸かれます。

混浴露天風呂・般若の湯

宝川と宝川温泉の般若の湯と子宝の湯

右が「般若の湯」、左が「子宝の湯」(写真提供:宝川温泉・汪尖閣)

摩訶の湯の脱衣場を挟んで川下に位置する「般若の湯」。広さは摩訶の湯の半分程度です。湯船が浅めになっているので、小さい子どもも安心して入ることができます。

女性専用露天風呂・摩耶の湯

宝川温泉の摩耶の湯

摩耶の湯(写真提供:宝川温泉・汪尖閣)

「摩耶の湯」は、4つの露天風呂の中で唯一女性専用のお風呂です。宝川温泉の最下流部に位置することから、周りを塀などで囲う必要がなく、開放感あふれる露天風呂となっています。少し混浴に抵抗のある方は、摩耶の湯だけでも入浴してみてはいかがでしょうか。

日本人でもなかなか経験することのない混浴。初めての混浴となると少し抵抗があると思います。この宝川温泉では、女性用湯あみ着を着用することもできるため、無理のない範囲で楽しんでください。

日帰りでも行ける宝川温泉

宝川温泉・汪尖閣の浴衣

宝川温泉・汪尖閣いえいの浴衣(写真提供:宝川温泉・汪尖閣)

宝川温泉では汪泉閣だけでなく、「宝川山荘」で日帰り温泉を楽しむことができます。宿泊者と共通で、4つの大露天風呂と内風呂が入浴可能。日帰り温泉を利用すれば、他の群馬の名湯を巡ることもできます。

また宝川山荘では、軽食サービスがスタート。おにぎりやからあげ、焼きそば、タコ焼きなどが自動販売機で販売されています。宝川温泉で手軽にご飯も温泉も堪能できるのは、宝川山荘だけ。時間がない方やふらっと立ち寄ってみたい方はぜひチェックしてください。

汪泉閣の名物料理「熊汁」

宝川温泉の竹亭のコース料理

コース料理*写真はイメージです(写真提供:宝川温泉・汪尖閣)

お風呂を満喫したあとは、汪泉閣自慢の名物料理を味わいましょう。料理は、食事処「月光」でのハーフバイキングか、個室が完備された「竹庭(ちくてい)」でのコース料理を選択できます。

宝川温泉の熊汁

熊汁(写真提供:宝川温泉・汪尖閣)

「竹庭」のコース料理では、地元の食材をふんだんに使った料理をはじめ、汪泉閣名物の「熊汁」をいただけます。

熊肉はとても栄養価が高く、体を温める効果や美肌効果もあるとされるお肉です。ここでしか食べられない熊汁をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。

宝川温泉へのアクセス

最寄駅:宝川温泉(バス停)

東京駅からのアクセス

【東京駅】ー 上越・北陸新幹線 / 高崎方面
→【高崎駅】ー JR上越線 / 水上方面
→【水上駅】ー 路線バス・関越交通 / 湯の小屋行き
→【宝川温泉バス停】

前橋駅からのアクセス

【前橋駅】ー JR両毛線 / 高崎方面
→【新前橋駅】ー JR上越線 / 水上方面
→【水上駅】ー 路線バス・関越交通 / 湯の小屋行き
→【宝川温泉バス停】

宝川温泉は夜の露天風呂も幻想的

宝川温泉汪泉閣に宿泊した方は、24時間露天風呂に入ることができます。ライトアップされた夜の露天風呂は、昼間とは一味違った趣のある雰囲気。これも、開放感たっぷりの宝川温泉だからこそ味わえるものです。