草津温泉の伝統「湯もみ」を見る
群馬の郷土料理でお腹を満たす
上州地粉うどん まつもと
いいやま亭
「ちょいな三湯めぐり手形」で日常の疲れを癒す
大滝乃湯
御座之湯
西の河原露天風呂
小腹が空いたらおやつを|草津の食べ歩きグルメ
温泉名物団子
旅の締めは草津のシンボル「湯畑」のライトアップ
まとめ

群馬県吾妻郡草津町に位置する「草津温泉」。毎分32,300リットルの自然湧出量は日本一です。「恋の病以外効かぬ病はない」といわれるほど優れた治癒効能を誇り、兵庫県の有馬温泉、岐阜県の下呂温泉とともに「日本三名泉」とされています。

今回は日帰りでも行ける草津温泉の観光スポットをモデルコース風に紹介。情緒溢れる草津温泉を存分に楽しむ日帰り旅、スタートです!

※掲載の情報は2023年3月時点の情報です。諸事情により変更となっている場合があります。

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草津温泉の伝統「湯もみ」を見る

草津温泉に古くから伝わる入浴法「湯もみ」

草津温泉に古くから伝わる入浴法「湯もみ」

草津温泉の名物「湯もみ」。湯もみとは、源泉が50度と高温の草津温泉に古くから伝わる入浴法です。効能が下がるため水を入れるのではなく、約180センチの大きな板を使用して湯をもみ、入浴できる一定の温度まで下げます。

「湯もみ唄」に合わせて湯をもむ

「湯もみ唄」に合わせて湯をもむ

湯もみガールズが「湯もみ唄」に合わせて湯をもむ「湯もみと踊り」ショーは草津温泉の風物詩。草津を訪れたら一度は見てみたい伝統文化です。

「湯もみと踊り」ショーは毎日何公演も開催しているため、日帰り旅行でも観覧できるチャンスは大いにあるのも嬉しいポイント。しかし「湯もみ体験」は毎週日曜日と月曜日のみの開催であるため、観覧だけでなく体験をしたい方はご注意ください。

「湯もみと踊り」 イベント情報

開催場所:草津温泉 熱乃湯
住所:群馬県吾妻郡草津町草津414
営業期間:年中無休
※メンテナンスやイベント等による臨時休演があるため詳しくはお問い合わせください。
公演時間:9:30/10:00/10:30/15:30/16:00/16:30
プログラム:
①オープニングムービー
②踊り(草津節)
③湯もみの実演(草津節)
④踊りと湯もみ(草津湯もみ唄)
料金:大人700円/小学生350円
アクセス:
①JR「長野原草津口駅」より車で約25分
②JRバス関東「草津温泉」バス停より徒歩4分

群馬の郷土料理でお腹を満たす

上州地粉うどん まつもと

群馬県の地粉を100%使用した「上州地粉うどん まつもと」

群馬県の地粉を100%使用した「上州地粉うどん まつもと」(写真提供 Instagram:o5.cafe 様

群馬県の地粉を100%使用した平打ち(ひもかわ)うどんが楽しめる「上州地粉うどん まつもと」。もっちりとした食感と、地粉特有の甘みが口いっぱいに広がる草津の名物を目当てに、多くの観光客が訪れます。

またうどんと野菜を味噌仕立てのスープで煮込んだ「おっきりこみ」や、群馬県産下仁田ネギの天ぷらなど郷土料理も豊富。草津でしか味わえないご当地グルメをぜひ堪能してください!

上州地粉うどん まつもと 基本情報

住所:群馬県吾妻郡草津町大字草津486-5
営業時間:11:00~売り切れ次第終了
定休日:不定休
※詳細は公式インスタグラムをご確認ください。
アクセス:湯畑より徒歩約5分
公式サイト:まつもと 公式Instagram

いいやま亭

草津温泉の唯一の釜飯屋「いいやま亭」

草津温泉の唯一の釜飯屋「いいやま亭」(写真提供 Instagram:cccc00_00 様

草津温泉の唯一の釜飯屋「いいやま亭」。地元特産の花いんげん豆を使った名物「花いんげん釜めし」や赤城鶏を使用した「地鶏釜めし」、具が8種類入った「五目釜めし」など釜めしだけで全22種類のメニューがあります。

釜めしは注文を受けてから炊き上げるため、出来立てほやほやで召し上がれます。厳選したお米を新鮮な草津の水で研ぎ、ひとつひとつ丁寧に炊き上げた釜めしは地元の人にも愛されている名物です。

いいやま亭 基本情報

住所:群馬県吾妻郡草津町386-2
営業時間:11:00~釜めし終了次第
定休日:不定休
駐車場:なし
アクセス:草津温泉バスターミナルより徒歩約5分
公式サイト:いいやま亭 公式サイト

「ちょいな三湯めぐり手形」で日常の疲れを癒す

お得な「ちょいな三湯めぐり手形」をゲットしよう

お得な「ちょいな三湯めぐり手形」をゲットしよう

草津温泉「御座之湯」「大滝乃湯」「西の河原露天風呂」の三湯がすべて楽しめる「ちょいな三湯めぐり手形」。通常入浴料大人2,380円のところ、1,800円で三湯に入場できるお得なセット券です。

宿に泊まってゆっくり過ごすのも魅力的ですが、日帰りでできるだけ多くの温泉に入りたい!という方に超おすすめのプラン。三湯めぐり手形で入浴できる3つの温泉を詳しく紹介します。

大滝乃湯

日帰り温泉施設「草津温泉 大滝乃湯」

日帰り温泉施設「草津温泉 大滝乃湯」

草津に位置する日帰り温泉施設「草津温泉 大滝乃湯」。草津温泉の数ある源泉の中でも「美人の湯」として名高い「煮川源泉」を使用しています。天井が高く開放的な大浴場や温泉の滝が流れる露天風呂、家族連れやカップルで楽しめる個室貸切風呂などがあります。

血行促進や免疫力向上に効果がある草津温泉

血行促進や免疫力向上に効果がある草津温泉 ※写真はイメージです

少しずつ温度の異なる温泉を順番に巡っていく「合わせ湯」が楽しめるのも見どころの一つ。古くから草津に伝わる入浴法で、血流が促進され免疫力向上などに効果があります。

大滝乃湯では複数の浴槽に順番に源泉を流しているため、水で薄めることなく効能を十分に堪能できるのも魅力的。また第二・第四土曜日に開催される「白濁の湯」では配湯管にたまった効能成分を押し出し、通常な透明な温泉が真っ白に変化します。時間と共に温泉の効能成分も通常の量に戻るため、午前中の利用がおすすめです!

大滝乃湯 基本情報

住所:群馬県吾妻郡草津町大字草津596-13
営業時間:9:00~21:00
料金:大人980円/小学生以下450円
アクセス:
①JR長野原草津口駅よりバスで約25分
②JR軽井沢駅よりバスで約1時間20分〜55分
③草津温泉バスターミナルより徒歩約12分
公式サイト:大滝乃湯 公式サイト

御座之湯

昔ながらの建物や構造が特徴的

昔ながらの建物や構造が特徴的

草津温泉のシンボル「湯畑」のすぐそばに位置する「御座之湯」。江戸から明治にかけて存在した5つの共同湯のうちの一つで、2013年に再建されました。当時の温泉文化を味わってもらえるよう、昔ながらの建物や構造にこだわっています。

湯畑のすぐそばに構える「御座之湯」

湯畑のすぐそばに構える「御座之湯」

御座之湯の温泉は「木之湯」「石之湯」の2種類。それぞれ「湯畑源泉」「万代源泉」からの掛け流しの湯が溢れています。日替わりで女湯と男湯が交代するので両方の温泉を楽しむことも可能です。

また日帰り温泉施設にもかかわらず、外出用の浴衣がレンタルできるのも魅力的。草津温泉の風情ある街並みとぴったりな浴衣姿で、温泉めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。

御座之湯 基本情報

住所:群馬県吾妻郡草津町大字草津421
営業時間:
①7:00~21:00(4月~11月)
②8:00~21:00(12月~3月)
料金:大人700円/小学生以下350円
※外出用浴衣レンタル:2,500円(3時間利用)
アクセス:
①JR長野原草津口駅よりバスで約25分
②JR軽井沢駅よりバスで約1時間20分〜55分
③草津温泉バスターミナルより徒歩約5分
公式サイト:御座之湯 公式サイト

西の河原露天風呂

自然を360度満喫できる「西の河原露天風呂」

自然を360度満喫できる「西の河原露天風呂」

草津温泉の西側「西の河原公園」に位置する「西の河原露天風呂」。新緑や紅葉、雪見など四季折々の自然を360度満喫でき、草津温泉随一の広さを誇る圧倒的な解放感が魅力の露天風呂です。

毎分1,400リットルの温泉が湧き出る西の河原公園

毎分1,400リットルの温泉が湧き出る西の河原公園

上信越高原国立公園の特別地域に指定されている西の河原公園。河原のあちこちから毎分1,400リットルの温泉が湧き出し、湯の川となって流れ出ています。「湯畑」とともに草津温泉ならではの景色が楽しめる、人気の散策コースです。

西の河原露天風呂 基本情報

住所:群馬県吾妻郡草津町大字草津521-3
営業時間:
①7:00~20:00(4月~11月)
②9:00~20:00(12月~3月)
料金:大人700円/小学生以下350円
アクセス:
①JR長野原草津口駅よりバスで約25分
②JR軽井沢駅よりバスで約1時間20分〜55分
③草津温泉バスターミナルより徒歩約20分
公式サイト:西の河原露天風呂 公式サイト

小腹が空いたらおやつを|草津の食べ歩きグルメ

温泉名物団子

食べ歩きにおすすめな「温泉名物団子くるみ味噌」

食べ歩きにおすすめな「温泉名物団子くるみ味噌」(写真提供 Instagram:omulove_gram 様

草津温泉湯畑の目の前に位置する「銀の鈴」。こちらでいただけるのは、「温泉名物団子くるみ味噌」です。温泉マークが印刷された可愛らしいお団子は、出来立てに食べるのがおすすめ!

湯畑横丁 銀の鈴 基本情報

住所:群馬県吾妻郡草津町大字草津126
営業時間:10:00~22:00
定休日:無休
アクセス:草津温泉バスターミナルより徒歩約4分
公式サイト:湯畑横丁 銀の鈴 公式サイト

旅の締めは草津のシンボル「湯畑」のライトアップ

草津のシンボル「湯畑」

草津のシンボル「湯畑」。日中の風景

温泉街の中心に位置する草津のシンボル「湯畑」。毎分4,000リットルの熱湯が湧き出ており、7本の管を通って温度を下げながら各旅館へ湯を運びます。その過程で立ち上る湯気が温泉地ならではの情景を演出し、全国的にも有名な観光地となりました。

昼間とは異なる幻想的な雰囲気が楽しめる

昼間とは異なる幻想的な雰囲気が楽しめる

湯畑でおすすめなのは、圧倒的に夜の時間。なんと湯畑全体がライトアップされ、昼間とは180度異なる幻想的な雰囲気が漂います。カップルや女子旅、学生にとってもおすすめなインスタ映えスポットです。

湯畑は草津温泉特有の高温すぎる源泉を低温化させる役割だけでなく、温泉の沈殿物である「湯の花」を採取する目的も。乾燥させた湯の花は草津定番のお土産にもなっているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

まとめ

今回は日帰りで行ける草津温泉のスポットをモデルコース風に紹介しました。一年中多くの人が訪れる人気観光地ですが、その魅力を知っていただけたのではないでしょうか。

気晴らしでひとり旅をしてみるのも、大切な人と思い出を作るのにもおすすめな草津温泉。「温泉で癒されたい!」と思い立った際には、ぜひ草津を訪れてみてはいかがですか。