読書をしていたらいつの間にか寝てしまった。そんな経験をしたことはありませんか?本好きにはたまらない「本を読みながら寝る瞬間」ですが、実はそんな至福の時間を体験できる「泊まれる本屋」があるのです。
その名も「BOOK AND BED TOKYO」。本好きはもちろん、そうでない人にもおすすめで、一風変わったホテルは旅の思い出にもなりますよ。
今回は、2018年5月にオープンした泊まれる本屋、BOOK AND BED TOKYO新宿店についてご紹介します。
泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO」とは?
2015年、東京・池袋に1号店がオープンした宿泊施設「BOOK AND BED TOKYO」。池袋・浅草・京都・福岡・新宿の全国5店舗を営業しています。
ホテルのコンセプトは「泊まれる本屋」。おしゃれな本屋の中にベッドがあるといった感じです。本のジャンルも数も場所によって様々で、多いところで約3,000冊。小説や雑誌、マンガなどがあり、英語の本も数多く並んでいます。
ユニークなコンセプトがネットやSNSで話題を呼び、国内だけでなく海外からの観光客の間でも人気を集めています。
宿泊の他にデイタイムの利用も可能で、休憩として、ソファーでゆったりと読書を楽しむなんてこともできます。
2018年5月にオープンしたBOOK AND BED TOKYO新宿店
共有ロビー(写真提供:BOOK AND BED TOKYO)
泊まれる本屋BOOK AND BED TOKYOの5店舗目として、東京・新宿の歌舞伎町にオープンしたBOOK AND BED TOKYO新宿店。館内ロビーの天井には、無数の本がぶらさがり、まさしく本に囲まれた夢のような環境を楽しむことができます。
新宿店にある本は、東京・渋谷で人気の本屋「SPBS」が選んだもので、幅広いジャンルの本、約2,500冊が並んでいます。新宿には多くの外国人観光客も集まることから、英語の日本旅行ガイドも数多く揃えています。
「BOOK AND BED TOKYO 新宿店」宿泊スペース
「泊まれる本屋」がコンセプトの「BOOK AND BED TOKYO」の魅力はなんと言ってもこだわりの詰まったベッドルーム。BOOK AND BED TOKYO新宿店にあるベッドの数は55床。部屋の大きさ別に「Single」・「Comfort Single」・「Double」・「Superior room」の4種類があります。
Superior room以外は本棚のスペースにベッドがあり、まるで秘密基地のようです。まさに「泊まれる本屋」のコンセプトをそのまま表現したような作りですね。
全ての部屋共通で、ブックライト・プライベートカーテン・ハンガー・Wi-Fi・専用コンセント・スリッパ・ロッカーも完備しています。プライバシーにもしっかり配慮されているので女性でも安心して宿泊できます。
Singleの部屋(写真提供:BOOK AND BED TOKYO)
「Single」は定員1名のシングルサイズベッドの部屋。シンプルな作りで、4種類の中では最もリーズナブルに泊まれます。
Comfort Singleの部屋(写真提供:BOOK AND BED TOKYO)
「Comfort Single」はSingleの部屋よりも少し大きく、セミダブルサイズベッドの部屋となっています。定員は1名で、少し広い部屋でリラックスしたい方にはぴったりの部屋です。
Doubleの部屋(写真提供:BOOK AND BED TOKYO)
ダブルサイズベッドの「Double」は、1室の料金で2人まで宿泊できます。家族や友人と訪れた方は、Doubleの部屋がいいでしょう。
Superior roomの部屋(写真提供:BOOK AND BED TOKYO)
最も広い部屋が「Superior room」。キングサイズベッドが置かれたこの部屋は、カーテンで仕切られたプライベートルームになっていて、1室の料金で2人まで宿泊が可能です。天井の高い、広々とした個室で過ごしたい方におすすめです。
「BOOK AND BED TOKYO 新宿店」その他館内の紹介
共同の洗面所(写真提供:BOOK AND BED TOKYO)
宿泊するうえでまず気になるのが洗面周りの設備。シャワー、トイレ、洗面所は共用で、シャンプーやボディーソープ、バスタオルなど入浴に必要なものはフロントで販売しています。
共有スペースのソファー(写真提供:BOOK AND BED TOKYO)
共有スペースに設けられたソファーは自由に使え、ここで本を読むこともできます。夜になると窓から新宿の街の夜景を見渡すこともできますよ。
食事に関しては持ち込み自由で、オーブントースターやポット、コーヒーメーカーも無料で使用できます。11時から20時の間、誰でも利用できるカフェスペースで食事をすることも可能です。
デイタイム利用について
「泊まれる本屋」として人気のBOOK AND BED TOKYO新宿ですが、実は宿泊以外にデイタイムで使用することもできるんです。13時から20時の間で、1時間540円から(フリータイム料金あり)。時間帯によっては有料でベッドの使用も可能です。予約は受け付けていないので注意しましょう。
注意事項
現金の使用は不可
BOOK AND BED TOKYOでは、現金での支払いが不可能となっています。宿泊する方はクレジットカード、デイタイム利用の方はクレジットカードでの支払い、または交通系ICカード(SUICA・PASMOなど)での支払いとなるので注意しましょう。
本の持ち出しは禁止
泊まれる本屋がコンセプトのBOOK AND BED TOKYOですが、本の購入や持ち出しはできません。みんなが読むことを考えて大切に扱いましょう。
「BOOK AND BED TOKYO 新宿店」のアクセス
最寄駅:JR / 小田急 / 都営地下鉄 / 京王線 新宿駅
東京駅からのアクセス
【東京駅】— JR中央線 / 中野方面
→【新宿駅】東口 → 徒歩(約6分)
羽田空港からのアクセス
【羽田空港駅】— 京急線 / 品川方面
→【品川駅】— JR山手線 / 渋谷方面
→【新宿駅】東口 → 徒歩(約6分)
成田空港からのアクセス
【成田空港駅】— 京成スカイライナー / 京成上野方面
→【日暮里駅】— JR山手線 / 池袋方面
→【新宿駅】東口 → 徒歩(約6分)
写真映えする館内も見どころ
泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO 新宿店」楽しめるのは本だけではありません。天井から本がぶら下がっていたり、本が並べられた大きな本棚は、どこを切り取ってもおしゃれな空間。本を読むだけでなく写真を撮って楽しむこともできるんです。
心ゆくまで本の世界に浸りながら、本とともに眠る。日常からちょっと離れた至福の時間を、泊まれる本屋「BOOK AND BED TOKYO 新宿店」でぜひ味わってみてはいかがでしょうか。