1. 盛岡観光・市内名所めぐりモデルコース
石川啄木新婚の家
もりおか啄木・賢治青春館
岩手銀行赤レンガ館
盛岡八幡宮
もりおか町家物語
大慈寺
岩手県立美術館
2. 盛岡観光の楽しみ方-グルメ編
【わんこそば】の名店「そば処 東家」
【じゃじゃ麺】の名店「元祖 盛岡じゃじゃ麺 白龍」
【盛岡冷麺】の名店「焼肉 冷麺 ぴょんぴょん舎」
盛岡市民のソウルフード「福田パン」
市民の台所「神子田朝市」
3. 冬だからこそ楽しめる! 盛岡周辺の観光スポット
小岩井農場まきば園(雫石町)
ワカサギ釣りの人気スポット・岩洞湖(盛岡市)
樹氷原が広がる八幡平(八幡平市)
温泉(盛岡市・八幡平市・雫石町)
4. 盛岡観光はバス・自転車が便利です
まとめ

本州一広い県・岩手県の県庁所在地である盛岡市。岩手県の中心都市でありながら面積の約7割が森林で、北上川、中津川、雫石(しずくいし)川といった大きな川が流れます。

江戸時代には南部藩の城下町として栄え、豊かな文化が花開きました。美しい自然と、脈々と続く歴史の痕跡。そして「盛岡三大麺」に代表されるグルメの数々。盛岡観光ではそれらを大いに楽しんでみてはいかがでしょう。

TOP画像:岩手山(写真提供:盛岡市)
※掲載の情報は2023年3月時点のものです。諸事情により変更となる場合があります

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岩手観光、まずはどこに行く?-タイプ別王道スポット15【随時追加】 「岩手の旅といえばどこに行けばいい?」ひとり旅でも女子旅でも、子どもと一緒に行く旅でも、岩手は旅行先にぴったりです。この記事では岩手観光で外せない名所やおすすめスポットをテーマごとに紹介。冬ならではの見どころもお見逃しなく!

その他名所・観光スポット

1. 盛岡観光・市内名所めぐりモデルコース

1-1 石川啄木新婚の家

石川啄木新婚の家

石川啄木新婚の家の中(写真提供:盛岡市)

石川啄木(いしかわ たくぼく)は盛岡市出身の歌人・詩人です。その啄木が新婚当時、妻の節子、両親や妹とともに3週間ほど過ごした家が当時のまま残されています。

随筆「我が四畳半」(※1)に新婚当時の様子が書かれています。静かで落ち着いた雰囲気の住居です。

※1「我が四畳半」:1905(明治38)年、『岩手日報』に21回にわたり発表された「閑天地」という作品の10〜17回にあたる部分。『石川啄木全集』(筑摩書房)の2巻と4巻に掲載されています。(参考:国立国会図書館 レファレンス協同データベース

●住所:岩手県盛岡市中央通3-17-18
●参考サイト:啄木新婚の家

1-2 もりおか啄木・賢治青春館

もりおか啄木・賢治青春館の内部

もりおか啄木・賢治青春館の中(写真提供:[公財]岩手県観光協会)

もりおか啄木・賢治青春館は、もともとは「第九十銀行」の本館として使用されていた建物です。

「第九十銀行」は、1878年(明治11年)、南部藩士の株主によって設立された盛岡初の銀行。1910年(明治43年)12月、銀行本店本館が現在地に建てられました。それが現在の「もりおか啄木・賢治青春館」です。

赤レンガの盛岡銀行(現:岩手銀行赤レンガ館)よりも、早く建設された建物で、2004年(平成16)年7月には、明治期の銀行建築でありながら大正・昭和初期の特徴を示す、独特なデザインの価値が認められ、国の重要文化財に指定されました。

もりおか啄木・賢治青春館の建物

もりおか啄木・賢治青春館の建物

設計は盛岡出身の横濱勉(よこはま つとむ)。横濱勉は、啄木や賢治と同じ盛岡中学出身、東京帝国大学建築学科を卒業しています。

館内では、盛岡で青春時代を過ごした石川啄木と宮沢賢治をパネルや映像で紹介。喫茶コーナーもあり、ゆったりと過ごすことができます。

●住所:岩手県盛岡市中ノ橋通1-1-25
●公式サイト:もりおか啄木・賢治青春館

1-3 岩手銀行赤レンガ館

岩手銀行赤レンガ館

100年以上の歴史がある岩手銀行赤レンガ館(写真提供:盛岡市)

岩手銀行赤レンガ館は、2012年(平成24年)まで岩手銀行の支店として使用されていた建物です。設計は東京駅の設計者として知られる、辰野金吾(たつの きんご)。東北地方に唯一残る辰野の作品です。

赤レンガ館の歴史をさかのぼると、1911年(明治44年)に盛岡銀行の本店行舎として完成したところから始まります。その後1936年(昭和11年)に岩手殖産銀行(現:岩手銀行)・本店、次いで岩手銀行・中ノ橋支店として使用されるようになります。

岩手銀行赤レンガ館の内部

岩手銀行赤レンガ館の内部(写真提供:盛岡市)

そして2012年(平成24年)、長年活躍してきた赤レンガの建物は、銀行としての営業を終了。保存修理工事を経て2016年(平成28年)に一般公開されました。国の重要文化財に指定されています。

●住所:岩手県盛岡市中ノ橋通1-2-20
●公式サイト:岩手銀行赤レンガ館

1-4 盛岡八幡宮

盛岡八幡宮

盛岡八幡宮の拝殿(Copyright 盛岡八幡宮 All Rights Reserved)

盛岡八幡宮は300年以上前の1680年(延宝8年)、南部氏の第29代当主・南部重信(なんぶ しげのぶ)公により建立されました。

盛岡八幡宮の御祭神は、品陀和気命(ほんだわけのみこと=第15代応神天皇)。昔から地域の人々に崇められてきました。

1884年(明治17年)の盛岡大火など、災害や風雪被害を何度も受けましたが、社殿は再建され、現在の社殿は1997年(平成9年)に新八幡宮として建て直されたものです。県内一の大社として、日々多くの参拝者で賑わっています。

●住所:岩手県盛岡市八幡町13-1
●公式サイト:盛岡八幡宮

1-5 もりおか町家物語

もりおか町家物語

6つのエリアで構成されるもりおか町家物語(写真提供:盛岡市)
もりおか町家物語館は盛岡市の保存建造物である酒蔵を改修した建物で、2014年(平成26)に開館しました。

盛岡町家のレトロな外観の建物で、館内では、昔ながらの盛岡の様子や町家のつくりなどを展示しています。買い物を楽しめる場所もありますよ。

●住所:岩手県盛岡市鉈屋町10-8
●公式サイト:もりおか町家物語

1-6 大慈寺

大慈寺

大慈寺の山門(写真提供:盛岡市)

大慈寺は、岩手県盛岡市大慈寺町にある黄檗宗(おうばくしゅう)の寺院です。徳真道空(とくしんどうくう)によって1673年(寛文13年)に開基されました。

京都・萬福寺(まんぷくじ)の末寺で、盛岡観音三十三箇所第6番札所でもあります。本尊は如意輪観音。黄檗宗の寺院は珍しい中国様式の山門を有しています。

大慈寺は1884年(明治17年)の火災の際に焼けてしまいましたが、第19代首相・原敬(はら たかし)の篤志により山門や庫裏(※2)などが新築されました。

盛岡藩主・南部行信(なんぶ ゆきのぶ)の娘・光源院や、時の首相・原敬の墓所でもあります。境内の清水は大慈清水と呼ばれ、町民の生活用水に利用されています。

※2 庫裡(くり):寺院の住人が居住する場所のこと。台所を兼ねることも多い

●住所:岩手県盛岡市大慈寺町5-6
●公式サイト:大慈寺

1-7 岩手県立美術館

岩手県立美術館の常設展示室

岩手県立美術館の常設展示室(写真提供:岩手県立美術館)

岩手県立美術館は2001年10月に開館した美術館です。萬鐵五郎(よろず てつごろう)、松本竣介(まつもと しゅんすけ)、舟越保武(ふなこし やすたけ)の作品を柱とした岩手ゆかりのコレクションと、グランド・ギャラリーやテラスなど季節・時間で様々な表情を見せる空間が魅力の建築が見どころ。

コレクション展では岩手県にゆかりあるアーティストによる、近現代の作品を展示。また年に6回程度、企画展も行なっています。各展覧会では、美術館の学芸員やアーティスト本人によるトークを行っています。

ほかにも、気軽に制作体験ができるワークショップなど、参加体験型のプログラムなども実施。月1回アート・シネマ上映会を開催するなど、アートをより気軽に、身近に感じられる美術館です。

●住所:岩手県盛岡市本宮松幅12-3
●参考サイト:岩手県立美術館

2. 盛岡観光の楽しみ方-グルメ編

盛岡グルメといえば「盛岡三大麺」

盛岡グルメと言えば麺です。「わんこそば」「じゃじゃ麺」「盛岡冷麺」が盛岡三大麺といわれています。そのほか、ここでは地元の方にも人気のグルメの一部をご紹介していきます。

2-1【わんこそば】の名店-そば処 東家

東家のわんこそば

東家のわんこそば。わんこそばは戸隠そば、出雲そばと並び「日本三大そば」のひとつに数えられています(写真提供:盛岡市)

「そば処 東家(あずまや)」は明治40年(1907年)開業のそば料理店で、わんこそばが有名です。「はい、じゃんじゃん。はい、どんどん。」という掛け声とともに、お給仕さんによってお椀にひと口分ほどの蕎麦が投げ込まれます。15杯で約1杯のかけ蕎麦分です。

お好みで薬味や付け合わせとともに味わってみてください。わんこそばは本来急いで食べるというルールはありません。しかし、お給仕さんが見ている前で蓋を閉めるまで終わりませんよ。

【そば処 東家】
●住所:岩手県盛岡市中ノ橋通1-8-3(本店)※「駅前店」「別館」もあり
●参考サイト:そば処 東家

わんこそばが食べられるその他のお店は「いわての旅」内、いわての三大麺:わんこそばのページにまとまっています。

2-2【じゃじゃ麺】の名店-元祖 盛岡じゃじゃ麺 白龍

白龍のじゃじゃ麺

白龍のじゃじゃ麺。味噌と麺をよく絡めていただきましょう(写真提供:盛岡市)

「白龍」は屋台から営業を始め、創業約60年になる名店。初代の高階貫勝(たかしな かんしょう)が戦前旧満州で食べてきた炸醤麺(ジャージャンめん)をもとに、盛岡に引き揚げてから盛岡の人の味覚に合うように改良したものが「じゃじゃ麺」です。

現在では盛岡名物となりました。秘伝の味噌ともちもちとした食感の平打ち麺が特徴です。

【元祖 盛岡じゃじゃ麺 白龍】
●住所:岩手県盛岡市内丸5-15(本店)
※「分店」「パルクアベニュー川徳店」「フェザン店」もあり
●公式サイト:元祖 盛岡じゃじゃ麺 白龍

盛岡じゃじゃ麺が食べられるその他のお店は「いわての旅」内、いわての三大麺:じゃじゃ麺のページにまとまっています。

2-3【盛岡冷麺】の名店-焼肉 冷麺 ぴょんぴょん舎

ぴょんぴょん舎のスイカトッピング冷麺

時期によりスイカまたは梨が冷麺にトッピングされます ©︎ぴょんぴょん舎

盛岡冷麺は、盛岡の麺職人・青木輝人氏が1954年(昭和29年)に「食道園」の開店に合わせ開発しました。

青木氏は牛スープに酸味と辛味のあるキムチを組み合わせ、麺は小麦粉を使って(※3)半透明の麺に仕上げました。こうして独自の冷麺を作り上げたのです。

盛岡冷麺の麺は、コシが強く、表面はツルッと喉ごしがいいのが特徴。スープは牛骨に鶏ガラを加えてだしをとります。冷たいスープなので、麺のコシをいっそう感じられます。

※3 青木氏が盛岡冷麺を作る際にヒントとなった「平壌冷麺」はそば粉で麺を作っていました

ぴょんぴょん舎の梨トッピング冷麺

ぴょんぴょん舎の冷麺・梨トッピングバージョン ©︎ぴょんぴょん舎

具として加えるキムチは食感がいいアクセントに。キムチの量によって、冷麺全体の辛さを調整できますよ。

1986年(昭和61年)に盛岡市で開催された「ニッポンめんサミット」に「ぴょんぴょん舎」の前身である「ぴょんぴょん亭」の冷麺が出品され「盛岡冷麺」と名付けられました。

【焼肉 冷麺 ぴょんぴょん舎】
●住所:岩手県盛岡市稲荷町12-5(稲荷町本店)
※「盛岡駅前店」、仙台の「三井アウトレットパーク仙台港店」、東京の「GNZA UNA」ほか多数店舗あり
●公式サイト:焼肉 冷麺 ぴょんぴょん舎

盛岡冷麺が食べられるその他のお店は「いわての旅」内、いわての三大麺:盛岡冷麺のページにまとまっています。

2-4 盛岡市民のソウルフード 福田パン

その場で具を挟んでもらう福田パン

福田パンのコッペパンは大きめサイズです(写真提供:盛岡市)

盛岡に行ったら「福田パン」へ行きましょう。「福田パン」は盛岡のソウルフードです。

ふわふわのコッペパンにあんこバターやピーナツバター、やきそばなど定番のものから、ちょっと変わったものまで、いろいろなものを挟んで食べます。組み合わせは1000通り以上もあるそう。

福田パンは1948年(昭和23年)創業。営業時間は朝の7時からですが、商品が売り切れたら終了です。JR盛岡駅からは徒歩15分ほどで、小さなイートインスペースがあり、観光中に休憩がてら味わうのもいいでしょう。

●住所:岩手県盛岡市長田町12-11
●参考サイト:福田パン 長田町本店(食べログ)

2-5 神子田朝市(みこだあさいち)

神子田朝市

早起きして行きたい神子田朝市(写真提供:盛岡市)

神子田朝市は盛岡の台所として知られています。月曜日(5月~12月の祝日を除く)と年末年始以外、毎朝早朝から開催され、年間300日以上も営業している、珍しい朝市です。

地元で採れた旬の農作物を生産者から安く購入できますよ。観光客もたくさん訪れる盛岡の名物となっています。

●時間:5:00~8:30 ※各店舗商品がなくなり次第終了
●住所:岩手県盛岡市神子田町20-3
●参考サイト:盛岡 神子田朝市

3. 冬だからこそ楽しめる! 盛岡周辺の観光スポット

3-1 小岩井農場まきば園(雫石町)

明治に創業した歴史ある農場・小岩井農場まきば園。グリーンシーズンは動物と触れ合ったり自然を楽しめる農場として、岩手観光に外せないスポットとなっていますが、冬の小岩井農場も楽しみがいっぱいです。

小岩井ウィンターイルミネーション

小岩井農場まきば園のウィンターイルミネーション(写真提供:Instagram nattttsu_k325mさん

【11月末から1月初旬まで】
「KOIWAI Winter Lights」と題して、例年イルミネーションイベントを開催。日没後にイルミネーション営業を行なっています。「光のトンネル」「巨大クリスマスツリー」などは大人気。

小岩井ウィンターランド

雪遊びが楽しめる小岩井ウィンターランド(写真提供:小岩井農場まきば園)

【1月下旬から2月下旬】
「小岩井ウィンターランド」ではそりすべりや雪上スポーツなど、大人から子どもまで雪遊びができます。

ゆるやかな傾斜の「ちびっこそりひろば」と、ちょっとしたスリルも楽しめる「SLスノーゲレンデ」、2カ所でそり遊びが楽しめるほか、 スノーモービルがゴムボートを引っ張る「スノートレイン」というアトラクションも。思う存分雪遊びが楽しめます。

食事は冬季限定の「冬のアウトドア料理」はいかが。冬のバーベキューもなかなか楽しいものです。「でもやっぱり冬だから屋外はちょっと」という人は、「山麓館レストラン」で美味しい特別メニューをどうぞ。

●住所:岩手県雫石町丸谷地36-1
●参考サイト:小岩井農場

3-2 ワカサギ釣りの人気スポット・岩洞湖(盛岡市)

岩洞湖でのワカサギ釣り

氷に穴を空けて釣り糸を垂らします(写真提供:盛岡市)

岩洞湖氷上ワカサギ釣りは1月下旬から3月下旬まで解禁されています。「岩洞湖レストハウス」で申し込みましょう。氷に穴を開けるためのドリルや、釣りに必要な道具はレストハウスでレンタルすることもできます。

釣れるポイントは時期によって違います。釣ったワカサギは小麦粉をつけて揚げ、塩をふってその場で食べるのがおすすめ。たくさん釣れた時には岩洞活性化センターで真空パックにしてもらえます。

冬の岩洞湖

寒さ対策・リール凍結防止用のテントもレンタルできます(写真提供:盛岡市)

営業時間は朝8時〜16時ですが、氷上ワカサギ釣り解禁中は朝5時から開店しています。

【岩洞湖レストハウス】
●住所:岩手県盛岡市薮川外山24-12
●参考サイト:岩洞湖レストハウス

3-3 樹氷原が広がる八幡平(八幡平市)

八幡平の樹氷

「アイスモンスター」と呼ばれる八幡平の樹氷群(写真提供:[公財]岩手県観光協会)

冬の八幡平は日本最大級の樹氷群を見ることができます。例年1月から3月上旬までが鑑賞の期間です。

樹氷原に入るには十分な装備が必要。単独入山は危険です。ツアーがありますので、そちらに参加しましょう。

これまで困難だった岩手県側から八幡平の樹氷原へ行く、「岩手八幡平樹氷キャットスノーシューツアー」が安比高原から出ています。雪上車(CAT)とスノーシューで八幡平の樹氷原へ行くツアーです。こちらのツアーは装備が大変ですが、とても人気で定員も限られているため、チャレンジするなら早めの予約をおすすめします。

【安比高原】
●住所:岩手県八幡平市安比高原
●公式サイト:APII ALL RESORT

(番外)春先の八幡平も絶景

八幡平アスピーテラインの雪の回廊

八幡平アスピーテラインにできた雪の回廊(写真提供:[公財]岩手県観光協会)

八幡平山頂へ続く道路「八幡平アスピーテライン」は冬の間通行止めとなりますが、4月中旬〜下旬になると除雪され通行止めが解除されます。雪が解ける5月中旬頃まで、アスピーテラインは雪の壁に挟まれた〝雪の回廊〟になります。

八幡平のドラゴンアイ

神秘的な八幡平ドラゴンアイ

八幡平頂上の登山口から山頂展望台へ続くハイキングコースの途中で見ることができるのが「八幡平ドラゴンアイ」。雪が解けかかった鏡沼が、龍の目のように見えることからこう呼ばれています。5月中旬〜6月中旬の間、わずか2週間ほどだけ見られるといわれています。

3-4 温泉(盛岡市・八幡平市・雫石町)

温泉のイメージ

盛岡周辺には温泉がたくさんあります ※写真はイメージ

冬に行きたくなるものといえば温泉。寒い東北ならなおのこと格別です。盛岡には「つむぎ温泉」、おとなり八幡平市と雫石町にはそれぞれ「八幡平温泉郷」と「鶯宿(おうしゅく)温泉」があります。

[つなぎ温泉の日帰り湯の一例]
盛岡 つなぎ温泉 ホテル紫苑
湯守 ホテル大観 

[八幡平温泉の日帰り湯の一例]
八幡平南温泉 旭日之湯 

[鶯宿温泉の日帰り湯の一例]
ホテル森の風鶯宿
岩手鶯宿温泉 長栄館 

※営業時間や休館日等は各公式サイトよりご確認ください。

岩手県図と盛岡周辺エリア

岩手県図と盛岡周辺エリア

4. 盛岡観光はバス・自転車が便利です

4-1 循環バスでんでんむし(盛岡市内循環)

盛岡市の中心地は循環バスが走っています。その名も「でんでんむし」。盛岡駅を起終点とする循環式(1周5.7Km、所要時間約35分)で、右回りと左回りがあり、15分おきにバスが出ています。

運賃はどこから乗っても1乗車120円(子ども60円)です。また1日フリー乗車券は350円(子ども180円)ですので、こちらを購入すればだいたいの名所には効率よく回れます。

「盛岡歴史文化館」は入館の際、1日フリー乗車券を提示すると入館料が20%割引になる嬉しい特典も。

●路線図・時刻表:岩手県交通株式会社

4-2 レンタサイクル&シェアサイクル

盛岡市内では「プラザおでって地下駐車場」や「つなぎ温泉観光協会」などで、自転車のレンタルができます。1時間から借りることができるので、ちょっとした移動に便利です。

またシェアサイクリング「盛岡チャリオ」は24時間いつでも自転車を借りることができるので、早朝や夜の移動にも使えます。

●盛岡のレンタサイクル・シェアサイクル一覧は盛岡観光情報公式サイトのレンタサイクル利用料金一覧ページをご覧ください。

まとめ

盛岡は大きな岩手県の中でギュッと魅力が凝縮されていまる街。山々に囲まれ、自然も多く、レトロな建築物と、気楽に入ることのできるグルメスポット。気取っていない、とても居心地のいいのんびりとした街です。

きっと石川啄木や宮沢賢治もそんな青春時代を盛岡で送ったのでしょう。心を休めに盛岡を訪ねてみませんか。


Text:hougaku_omori Edit:Erika Nagumo
Photo(特記ないもの):PIXTA/イラストAC


参考サイト・資料:盛岡市 魅力発信ウェブ もりおかいわての旅盛岡観光コンベンション協会VISIT HACHIMANTAAPPI ALL SRASON RESORT/各施設公式HP/『まっぷる岩手 盛岡・花巻・平泉'23』(昭文社)/各種パンフレットほか