どこかおしゃれでエキゾチックな香りが漂う街・神戸。山と海が近いせいか、南には船が行きかう港、そして高台には歴史を感じさせる異人館などがあり、毎年多くの旅行者が訪れる観光都市です。
神戸はとてもユニークな街。流行の最先端を行くファッションタウンとしても知られますが、古くて風情ある街並みもたくさん残っていて、色々な表情を見せてくれます。
そんな神戸を観光するとなれば、グルメは外せません。東西に細長く伸びた神戸には、それぞれの地域に名物があり、今や定番グルメとして知られています。
この記事では、三宮・元町/南京町/長田のエリアごとの名物グルメをご紹介しつつ、おすすめのお店をピックアップしていきます。ぜひ最後までご覧ください。
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【神戸の名物】三宮・元町ってどんな街?食べたいグルメ6選
神戸随一の繁華街・三宮は、JR・阪急・阪神・地下鉄といった交通網が集まるターミナルです。観光で神戸を訪れるなら、最初に立ち寄るスポットではないでしょうか。
駅周辺にはファッションビルやオフィスビルが立ち並び、魅力的なグルメスポットも充実しています。特に2021(令和3)年にオープンした駅直結のグルメ街・EKIZO神戸三宮には、個性的なお店がたくさんラインナップ。休日を中心に大変な賑わいを見せているとか。
さて、三宮から歩いて10分ほどの元町は、異国情緒あふれる人気のエリアです。かつて外国文化の玄関口として栄えた旧居留地には美しい洋館が立ち並び、いずれも企業のオフィスやファッションビルとして活用されていますね。
また東西に延びる元町商店街にはグルメの人気店も多く、神戸ならではの名物が味わえると人気を博しています。
ちなみに三宮から元町にかけての高架下には、地元で「モトコー」と親しまれる元町高架下商店街があります。
普通の商店街にはないレトロでディープな雰囲気が特徴で、ファッション・アクセサリー・雑貨などの他、昔ながらの食堂があったり、和・洋・中バリエーションに富むグルメを堪能できるのが魅力でしょう。
【神戸の名物1】明石焼き
明石焼きはその名前の通り、兵庫県明石市の名物。時代の流れとともに神戸でも食べられるようになり、今や定番グルメとして神戸市民にも親しまれています。
地元では「玉子焼き」とも呼ばれる明石焼き。しかし、見た目はタコ焼きにそっくりなんです。初めて見る方は「何がどう違うの?」と感じることでしょう。
卓上にソースを置いているお店も多いため、味に変化を付けてたこ焼きとの違いを感じながら食べてみるのもおすすめ。
大きな違いは原材料。小麦粉とじん粉(小麦粉から取り出したでん粉で作る粉)にだし汁を混ぜ、卵を多めに加えるのが特徴です。じん粉と卵白のおかげで焼いても固くならず、ふわふわとした食感を楽しめます。
また、たこ焼きとは違い、ソースではなく温かいだし汁で食べるのが一般的。だしに浸した生地はやわらかくほどけ、中に入ったタコの歯触りと相まり、独特の味わいを醸し出します。
おすすめのお店
【たちばな 本店】
営業時間:11:00~18:30
定休日:木曜日
住所:兵庫県神戸市中央区三宮町3-9-4
美味しい明石焼きを味わえる老舗のお店。おやつにもおすすめ。
【明石焼 菊兆 三宮北野坂本店】
住所:兵庫県神戸市中央区中山手通1-10-5 中一東ビル
営業時間::17:00~翌3:00
定休日:なし
公式サイト:明石焼 菊兆
明石焼きだけでなく、麦とろやアレンジ料理も楽しめる名店。
【神戸の名物2】タコ飯
神戸を含む兵庫県は、マダコの漁獲量が日本一。特に明石海峡・淡路島・播磨灘で獲れるタコは絶品と評されています。6月~8月はタコが産卵に向けて栄養を蓄える時期ですから、まさに旬といえるでしょう。
そんな神戸の名物タコ料理といえば、明石焼きや刺身や煮蛸、あとは定番のタコ飯。地元神戸の食品メーカー・淡路屋が販売している「ひっぱりだこ飯」が特に有名で、タコ壺風の容器と相まって大変人気となっています。
ショウガやネギなどの薬味を加えてもおいしいタコ飯。
タコ飯は、神戸や明石の各家庭でも作られますが、新鮮なタコだけを具にする場合もあれば、季節の野菜を一緒に炊き込むことも。また学校給食に取り入れられるなど、神戸を代表するグルメとなっています。
おすすめのお店
【明石焼き たこ庵】
住所:兵庫県神戸市中央区旭通5丁目3-5 白百合ビル 2F
営業時間:
(月~金)12:00~15:00、17:00~22:30
(土・祝日)11:30~22:30
(日曜)11:30~22:00
定休日:木曜日
公式サイト:明石焼き たこ庵
明石焼きの専門店ですが、タコ飯も絶品!お得なセットメニューも充実。
【神戸の名物3】神戸牛
「KOBE BEEF」と称賛され、世界の舌を魅了する神戸牛ですが、その美味しさの秘密は厳しい審査基準にあります。
実は、初めから神戸牛として生まれる子牛はいません。兵庫県内の指定生産者が繁殖・肥育した但馬牛の中で、高い品質を満たした肉のみが神戸牛を称することができるのです。
神戸牛のステーキ。(写真提供:一般財団法人神戸観光局)
その肉質は柔らかく、細かくサシ(脂肪)が入っていることが特徴で、口に運べば上品な甘さを感じることでしょう。また、うま味の元となるオレイン酸やイノシン酸が豊富に含まれているため、肉本来の味を堪能できる料理で食べるのがおすすめです。
おすすめのお店
【神戸プレジール本店】
住所:兵庫県神戸市中央区下山手通2-11-5 ホテル ザ・ビー神戸1F
営業時間:11:30〜15:00(L.O.14:00)、17:00〜22:00(L.O.21:00)
定休日:月曜
公式サイト:神戸プレジール本店
JA全農兵庫が直営するレストラン。神戸牛だけでなく、地元産野菜にこだわったメニューが充実。
【元祖鉄板焼きステーキみその神戸本店】
住所:兵庫県神戸市中央区下山手通1-1-2 みそのビル7・8F
営業時間:11:30~14:30(L.O.13:30)、17:00~22:00(L.O.21:00)
定休日:なし(ただし年末年始休みあり)
公式サイト:元祖鉄板焼きステーキみその神戸本店
神戸牛や海鮮など素材にこだわった鉄板焼きの名店。料理人の見事なコテさばきは必見かも!?
【神戸ステーキレストランモーリヤ本店】
住所:兵庫県神戸市中央区下山手通2-1-17モーリヤビル
営業時間:11:00~22:00(L.O.21:00)
定休日:不定休
公式サイト:神戸ステーキレストランモーリヤ本店
神戸牛のステーキといえばココ。厳選された肉と、味へのこだわりを感じさせる名店。
【神戸の名物4】スイーツ
不思議なことに、神戸には洋菓子店がたくさんあります。また、ケーニヒスクローネやモロゾフなど、本社を神戸に構える大手メーカーも多く、まさにスイーツ王国と呼んでも差し支えないほど。
それにしても、なぜこれほど神戸には洋菓子メーカーが多いのでしょうか?実は、神戸が昔から港町だったことが関係しています。
諸外国から神戸に伝わった洋菓子。(写真提供:一般財団法人神戸観光局)
もともと神戸は、明治維新より後に開かれた港でした。海外から欧米人がたくさん来日し、新しくて優れた文化を伝えたといいます。
そんな中、欧米人渡来とともにお菓子を作る技術ももたらされ、旧居留地を中心に神戸の洋菓子文化が花開きました。
今やその技法やレシピは日本人が受け継ぐようになり、今や全国区の有名ブランドから、将来が期待される若いパティシエに至るまで、神戸がスイーツ文化の発信地となっています。
おすすめのお店
【神戸風月堂本店】
住所:兵庫県神戸市中央区元町通3丁目3-10
営業時間:10:00~18:00
定休日:なし(1月1日のみ休み)
公式サイト:神戸風月堂本店
風月堂といえばあの有名なゴーフル。パリパリした薄い生地とクリームが溶ける食感がやみつきに。
【元町ケーキ本店】
住所:兵庫県神戸市中央区元町通5丁目5-1
営業時間:10:00~18:30
定休日:水・木曜
公式サイト:元町ケーキ本店
知る人ぞ知る洋菓子の名店。ケーキや焼き菓子が充実していて、手頃な価格設定もうれしい。
【神戸の名物5】洋食
明治初めに神戸が開港してすぐに伝わったのが、欧米の食文化でした。その舞台となったのが、外国人居留地にあったオリエンタルホテルだといわれています。
日本では「フランス料理の父」とも称されるルイ・ぺギューは、東京の外国人居留地で開業した築地ホテルのほか、横浜グランドホテルの初代料理長も務めていました。ルイは、1887(明治20)年に神戸へ移ると、オリエンタルホテルで働く日本人コックたちに、優れた調理技術を伝授しました。
神戸で食べる洋食には、なんだか歴史を感じますね。(写真提供:一般財団法人神戸観光局)
やがて西欧料理で腕を磨いた料理人たちは、日本人が食べやすい日本流のメニューを編み出しました。それがビフカツやハヤシライスに代表される「洋食」です。現在の神戸には多くの洋食店が軒を連ね、神戸を代表する名物グルメを提供しています。
おすすめのお店
【伊藤グリル】
住所:兵庫県神戸市中央区元町通1-6-6 イクシマビル
営業時間:11:30~13:30、17:30~19:30(ディナーは予約制)
定休日:火・水曜
公式サイト:伊藤グリル
看板メニューのビーフシチューと炭火焼ステーキは、リピーターが続出するほど絶品!
【グリルミヤコ】
住所:兵庫県神戸市中央区元町通5-3-5 ヴィラ元町
営業時間:11:30~14:00、17:30~20:00
定休日:金曜
定番のハンバーグやカツレツがおすすめ!ドゥミグラスソースとの相性も抜群。
【神戸の名物6】農水産物
神戸は都会的なイメージがあるものの、西区や北区にはのどかな田園風景が広がっています。
もちろん野菜の栽培も盛んで、トマトやピーマン、岩津ねぎなどのほか、イチゴやメロンといった果物も豊富に収穫されます。各所にある農産物直売所を、一度のぞいてみるのもおすすめですよ。
また神戸周辺では、漁業や水産物の加工も盛んです。主に、タコ・鯛・アナゴ・太刀魚などが水揚げされており、イカナゴの釘煮や海苔といった海産物も絶品。自然豊かな神戸の海や山は、まさにグルメの宝庫なのです。
おすすめのお店
【FARM TO TABLE KANBE】
住所:兵庫県神戸市中央区北長狭通2-5-1 タイシンサンセットビル 7F
営業時間:11:30~15:00(L.O.13:30)、18:30~21:00 (L.O.13:30)
定休日:月曜(月に2度)、火曜
公式サイト:FARM TO TABLE KANBE
完全無農薬や減農薬で育てられた野菜のメニューが充実。プロジェクションマッピングを使った店内演出も秀逸です。
【地産地食 Dining「農家うたげ。」三宮】
住所:兵庫県神戸市中央区三宮町1-10-1 交通センタービル 9F
営業時間: 11:00~15:00、17:00~23:00
定休日:なし
公式サイト:地産地食 Dining「農家うたげ。」
昼はランチ、夜は居酒屋として利用できます。神戸産の野菜を中心にした料理の数々に舌鼓。
【神戸の名物】南京町ってどんな街?食べたいグルメ2選
元町駅から歩いて数分のエリアにある南京町。横浜・長崎と並ぶ日本を代表する中華街で、いつも多くの観光客で賑わいを見せています。
南京町のはじまりは、明治時代まで遡ります。当時の清国(中国)は日本と通称条約を結んでいなかったことから、中国から来た人たちは外国人居留地に住むことができませんでした。
そこで、外国人居留地の西側に隣接する、現在の南京町の辺りに居を構えるようになったのです。そして雑貨や豚肉の販売、飲食店経営などを手がける中国人が多く住むようになり、現在のような景観となりました。
現在は豚まんや点心、麺類などを路上で売る店が軒を連ね、気軽に中華料理を味わえるグルメスポットとして、地域の方々や観光客のみなさんから親しまれています。
【神戸の名物7】豚まん
関東では肉まん、関西では豚まんと呼ばれる名物グルメは、もとは神戸発祥とされています。もともと中国には天津包子(てんちんぱおつー)という饅頭があって、おやつなどによく食べられていたそうです。
さて、南京町の有名な老舗中華料理店・老祥記(ろうしょうき)の創業者である曹松琪(そうしょうき)は、子供の頃から慣れ親しんだ天津包子を元に、日本人好みのしょうゆ味を効かせた中華饅頭を作りました。
神戸の中華街名物、湯気のたつ豚まん。(写真提供:一般財団法人神戸観光局)
これを1915(大正4)年に南京町で売り出したところ、途端に大人気商品に。戦後の高度経済成長期になると、手頃な値段で買える豚まんはお土産の定番となり、多くの中華料理店で豚まんが販売されるようになりました。今や神戸市民ソウルフードです。
おすすめのお店
【老祥記】
住所:兵庫県神戸市中央区元町通2-1-14
営業時間:10:00~18:30(売り切れ次第閉店)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日に振替)
公式サイト:老祥記
さすがは豚まんの元祖!小さいながらもパンチがきいた味は行列必至ですが、並んででも食べたいおすすめの一品です。
【神戸南京町朋榮】
住所:兵庫県神戸市中央区元町通2-3-1
営業時間:
(平日)10:00〜18:00
(土日・祝日)10:00〜19:00
定休日:不定休
公式サイト:神戸南京町朋榮
フカヒレや角煮入りなどバリエーションが豊か。ジューシーな豚まんは滋味たっぷりで、リピートしたくなる美味しさです。
【神戸の名物8】みそだれ餃子
餃子を食べる際、一般的にはたれやしょうゆではなく、神戸ではみそだれが定番です。現在では神戸の名物と称されるみそだれ餃子ですが、実は戦前に満州(中国東北部の旧称)へ渡った日本人が広めたものなんです。
多くの日本人が満州へと渡った当時、現地では故郷の日本を恋しく思い、餃子にみそを付けて食べる日本人も多かったようです。
濃厚みそが添えられた餃子。(写真提供:一般財団法人神戸観光局)
戦後、旧満州から日本に帰国したとある男性が、神戸の新開地で飲食店を開き、みそだれを添えた焼き餃子の提供を始めます。これが引揚者(ひきあげしゃ)たちの間で評判となり、みそだれ餃子が神戸の定番グルメに定着したというわけです。
多くのお店では、タレや酢とともにみそだれを餃子の皿に添えて提供されます。好みでみそだれをつけて、食べてみてくだい。
おすすめのお店
【元祖ぎょうざ苑】
住所:兵庫県神戸市中央区栄町通2-8-11
営業時間:11:45~15:00 17:00~20:30
定休日:月曜(祝日の場合は営業)
公式サイト:元祖ぎょうざ苑
神戸ビーフ入り焼き餃子が大人気!餃子にはぜひ秘伝のみそだれを絡めて召し上がれ。
【ぎょうざ大学】
住所:兵庫県神戸市中央区元町通2-3-5
営業時間:
(水~金)11:30~14:00、17:00~20:45
(土日・祝日)11:30~14:00、17:00~19:20
定休日:月・火曜
神戸市民から絶大な支持を受ける餃子専門店。もちもちした皮とみそだれの相性は抜群!
【神戸の名物】長田ってどんな街?食べたいグルメ3選
長田は神戸市の中央部よりやや西に位置する、南北に細長い地域。苅藻川(かるもがわ)沿いに長く拓けた田畑が続いていたことが地名の由来です。
北は山を間近に望む自然豊かな環境、南には工場や住宅街が広がり、下町の風情を色濃く残す街です。
しかし1995(平成7)年に起こった阪神・淡路大震災で、長田は壊滅的なダメージを受けました。
復興が進んだことで街の景観は様変わりしましたが、こなもん・ぼっかけ・くぎ煮といった長田独自の食文化が色あせることはありません。
神戸観光の際にはぜひ長田まで足を伸ばし、世代を超えて受け継がれる長田の名物グルメをぜひ味わってくださいね。
【神戸の名物9】こなもん
こなもんとは「粉もの」。つまり小麦粉を使ったレシピ、お好み焼きやタコ焼きなどを指します。ただし長田のこなもんは、広く一般的に知られる大阪の粉ものとは少し違います。
例えば、大阪のお好み焼きは生地に具材を混ぜてから焼きますが、長田ではまず生地を薄く焼き、その上に具材を乗せていくスタイル。何だか広島のお好み焼きのようですね。
長田こなもんのルーツは、戦後の食糧難の時代に流行った一銭洋食「にくてん」だといわれています。「にくてん」は、小麦粉の生地を薄く焼いた上に、天かすやこんにゃくなどを乗せた簡素なもの。やがておやつから食事へと変化を遂げ、現在のスタイルになりました。
おすすめのお店
【いろは】
住所:兵庫県神戸市長田区大橋町6丁目1-1
営業時間:10:00~20:00
定休日:年始
公式サイト:いろは
美味しく安く、ボリュームも満点!地元で長く愛される、こなもんのテイクアウト専門店。
【志ば多】
住所:兵庫県神戸市長田区腕塚町2-2-9
営業時間:
(平日)11:00~15:00、17:00~21:00
(土日・祝日)11:00~21:00
定休日:月・水曜
公式サイト:志ば多
モダン焼き発祥の店として地元から大人気。神戸名物ばらソースでご賞味あれ。
【神戸の名物10】ぼっかけ
ぼっかけとは、いわゆる「すじこん」のこと。牛すじとこんにゃくを煮詰めて柔らかくしたものです。
長田ではぼっかけと呼ばれ、甘辛く煮詰めた味はどんな料理にもぴったり。こなもんやうどんの具として利用され、地元のソウルフードとなっています。
廃棄の肉から生まれたぼっかけは、現在名物グルメとして幅広く親しまれています。
長田には戦前から食肉の卸売市場があるのですが、硬い牛すじやアキレス腱などは廃棄されていたといいます。そして戦後の食糧難の時代、以前は廃棄していた硬い肉も食料として利用しようと生まれたのがぼっかけでした。
また港が近く工場が多い長田では、濃い味を好む労働者が多かったため、甘辛い味付けになったそうです。
おすすめのお店
【お好み焼 鉄板焼 河合屋】
住所:兵庫県神戸市長田区水笠通4-1-1 ルータス水笠109 1F
営業時間:17:00~23:00
定休日:不定休
公式サイト:お好み焼 鉄板焼 河合屋
国産黒毛和牛の牛すじを使ったぼっかけは自慢の一品。鉄板焼きメニューも充実しているので、お酒も進みそう。
【みずはら】
住所:兵庫県神戸市長田区久保町4-5-4
営業時間:11:30~23:00
定休日:火曜日
お好み焼き激戦区の長田でも屈指の老舗。名物の「ねぎすじ焼き」は外せないところ。
【神戸の名物11】そばめし
そばめしは長田発祥の名物グルメ。1955(昭和30)年頃、長田のシューズ工場に勤めていた従業員さんが、焼きそばと冷やご飯を一緒に炒めて食べたことから、そばめしが誕生しました。
当時としては衝撃的な調理法ながら、そばめしは大変美味しく、当初は裏メニューとして口コミで広まったそう。しかし、やがて噂が広まるとほかの店でもそばめしを作るようになり、次第に長田の名物料理として定着していきました。
そばとごはんを同時に炒めつつ、コテで細かくしていく作り方が定番です。(写真提供:一般財団法人神戸観光局)
できたそばめしはスプーンで食べるスタイルが一般的。あなたもぜひ、長田を訪れた際にはご賞味あれ。
おすすめのお店
【お好み焼 青森】
住所:兵庫県神戸市長田区久保町4-8-6
営業時間:11:30~14:30 17:00~21:00
定休日:火曜
知る人ぞ知る「そばめし」発祥の店!人気メニュー「すじそばめし」の香ばしさはくせになる。
【やよい】
住所:兵庫県神戸市長田区久保町6丁目 アスタくにづか4番館 1F
営業時間:11:30~15:00 17:00~21:00
定休日:水・木曜日
1953(昭和28)年創業の老舗。このお店ではそばめしを「グッドライス」と呼んでいるとか。
おわりに
神戸の名物グルメと、実際に名物を食べられるお店を紹介してきました。
紹介した一品は、どれも数十年にわたって神戸市民から愛されてきたものばかり。
神戸を訪れた際には、ぜひその美味しさとともに、地元ならではの食文化を体験してみてくださいね。
Text:明石則実 Edit:Sakura Takahashi
Photo:PIXTA(特記ないもの)
参考文献:
TAC出版編集部『おとな旅プレミアム 神戸 第3版』(TAC出版/2021年)
龍崎英子『ポプラディア情報館(33) 郷土料理』(ポプラ社/2009年)
参考:
三宮・旧居住地|神戸公式観光サイト/EKIZO KOBE SANNOMIYA/神戸旧居留地オフィシャルサイト/一般社団法人明石観光協会/神戸の洋食がうまいわけ 開港から始まった150年の歴史を紹介「神戸と洋食」|ラジオ関西トピックス(2023年9月20日閲覧)/神戸市内の直売所|神戸市/元町・南京町|神戸公式観光サイト/南京町商店街振興組合/神戸が発祥!味噌だれ餃子の有名店めぐり|神戸公式観光サイト(2023年9月20日閲覧)/神戸市長田区:ながたの歴史|神戸市/食文化を旅する|日本食文化観光推進機構/兵庫県の郷土料理レシピ|JA共済/長田のこなもん調査、「そばめし」のルーツたどる|神戸新聞NEXT(2023年9月20日閲覧)/各種パンフレット