- 1. ギャラリーロード
- 陶器やガラスを扱うギャラリーがあちこちに
- 2. やきもの通り
- 古くからの窯元が点在
- 3. 道の駅かさま
- 地元の農産物も栗スイーツも楽しめる
- 4. 笠間工芸の丘
- 見て触れて笠間焼を深く知る
- 5. 笠間日動美術館
- 3つの展示館と彫刻庭園のある美術館
- 6. 笠間稲荷神社
- 歴代藩主に信仰された神社
- 7. 春風萬里荘
- 茅葺き屋根の屋敷と美しい庭園
- 8. 石切山脈
- 地図にない湖・遺跡のような崖
- 9. 石の百年館
- 無料で見学できる稲田石の資料館
- 10. ETOWA KASAMA
- テントやキャビンで過ごすアウトドアリゾート
- 11. 笠間クラインガルテン
- 農作業×宿泊で記憶に残る体験を
- 【お役立ち情報】笠間観光に便利!市内の交通手段
- 市内交通手段① かさま観光周遊バス
- 市内交通手段② かさまCYCLING
- おわりに
茨城県の中央部に位置する笠間市は、陶芸と栗で有名なまちです。
江戸時代の中期に笠間焼が作られ始めた笠間は、関東最古の窯場として知られています。笠間焼は自由な作風が持ち味。2020年には、益子焼と共に「かさましこ」として日本遺産に選ばれています。
栗の栽培面積・生産量が全国1位の笠間では、モンブランの食べ歩きも楽しめますよ。
※本記事に掲載の情報は2023年12月〜2024年1月時点のものです。諸事情により変更となる場合がありますので、お出かけの際は各公式サイト・公式SNS等で最新情報をご確認ください
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■ 【笠間焼】はどんな特徴や歴史がある? 陶器市の楽しみ方もレクチャー
1. ギャラリーロード
陶器やガラスを扱うギャラリーがあちこちに
ギャラリーロードは、芸術の森公園入口信号から大和田交差点付近まで続く、約2kmのアップダウンがある通りです。芸術品を販売するギャラリーやカフェ、レストランなど24施設が通り沿いに点在しています。
回廊ギャラリー門
自然との調和がとれた美しいギャラリー(写真提供:回廊ギャラリー門)
中庭を取り囲むように25mの回廊があるギャラリー。モダンな蔵と屋敷をイメージした空間で、自然の光と風を感じながら器を選べます。開催中の個展情報はInstagramとホームページで確認できます。
【回廊ギャラリー門】
●住所:茨城県笠間市笠間2230-1
●時間:10:00〜17:00
●定休:なし(年末の3日間は休み)
●公式サイト:回廊ギャラリー門
●公式Instagram:回廊ギャラリー門
向山窯(こうざんがま) プラザ店
左:日常使いできるさまざまな器が並ぶ店内 右上:技術的な難易度が高い「カサマペリンネ」のシリーズ 右下:厚い・重いという従来の笠間焼のイメージを覆すシリーズ「へルッカセラミカ」(写真提供:向山窯)
笠間焼伝統工芸士5名が在籍する窯元「向山窯」の直売所。「いばらきデザインセレクション2018」でテーマセレクション部門に選ばれた「へルッカセラミカ」は、笠間焼のイメージを覆す薄さと軽さが自慢のシリーズ。
「カサマペリンネ」は江戸時代からの伝統技術を用いながら、モダンなデザインに仕上げられている意外性のあるシリーズです。ほかにも、箸置きから陶製の照明まで、幅広いラインナップが展示されています。
【向山窯 プラザ店】
●住所:茨城県笠間市笠間2290-4
●時間:10:00〜17:00
●定休:なし
●公式サイト:笠間焼 窯元 向山窯
きらら館
若手中心に約700人1万点の品ぞろえを誇るギャラリー兼ショップ。月に何度か作家の展示会を開催しており、訪れる度に新たな出合いがあります。
●住所:茨城県笠間市笠間2258-1
●時間:10:00〜17:00
●定休:無休
●公式サイト:きらら館
※編集部しらべ
まちの駅笠間宿
個性的な約25店舗が集結する「まちの駅笠間宿」は、幸せの黄色いハンカチが目印。天気のいい日曜日にはフリーマーケットも開催されます。
●住所:茨城県笠間市笠間2247-1
●時間:店舗により異なる
●定休:店舗により異なる
●公式サイト:まちの駅笠間宿
※編集部しらべ
このほか、ギャラリーロードにある店舗情報はギャラリーロードの公式サイトにまとまっています。
2. やきもの通り
古くからの窯元が点在
やきもの通りは、笠間駅前から「陶の小道」の入口付近まで続く、約1kmの通りです。通り沿いには、代々続く窯元が並んでいます。
桧佐(ひさ)陶工房
店内は並んでいる器もさることながら、温かみある木製の棚やテーブル、小物使いも素敵です(写真提供:桧佐陶工房)
約150年の歴史がある「桧佐(ひさ)陶工房」。80坪の広いギャラリーでお皿、カップ、置物などさまざまな陶器を展示販売しています。また、ロクロ、手びねり、絵付けなどの陶芸体験教室も開催。最短1時間程度から体験できます。当日空きがあれば予約なしでも参加できますが、事前に予約しておくのがおすすめ。
【桧佐(ひさ)陶工房】
●住所:茨城県笠間市下市毛43-1
●時間:8:30~17:00
●定休:毎月第4火曜
●公式サイト:桧佐陶工房
笠間焼窯元共販センター
「笠間焼窯元共販センター」は、約150人の作家の作品を取り扱っている笠間焼の総合販売所。湯呑や茶碗などのアイテム別に商品が並んでいるので、商品を見比べながら品定めしやすいです。耐熱用食器「笠間火器」も豊富で、うさぎや猫などの可愛い絵柄の作品も販売されています。
●住所:茨城県笠間市下市毛861-3
●時間:10:00 ~ 17:00
●定休:水曜
●関連サイト:笠間焼窯元共販センター/笠間観光協会
※編集部しらべ
coseto cosera
2022年4月にオープンした「coseto cosera」は、見るだけで楽しい気分になる、キュートな作品がそろうセレクトショップ。看板犬にも会えるかも。
●住所:茨城県笠間市下市毛45
●時間:12:00〜17:00
●公式Instagram:coseto cosera
※編集部しらべ
かつら陶芸
美術品を愛する目利きのオーナーが運営する老舗の陶芸品販売店。人間国宝・松井康成氏の作品から若手の作品まで、幅広いラインナップです。
●住所:茨城県笠間市下市毛47-3
●時間:10:00〜17:00
●定休:月曜
●公式サイト:笠間焼 かつら陶芸
※編集部しらべ
3. 道の駅かさま
道の駅かさまでは笠間焼の手洗い鉢にも注目(写真提供:道の駅かさま)
地元の農産物も栗スイーツも楽しめる
国道355号沿いにある「道の駅かさま」は、「直売所棟」と「休憩・情報発信棟」からなる複合施設です。
直売所棟にある、JA常陸直営の「直売所みどりの風」では、笠間市や周辺地域の農産物や農産加工品(新鮮な野菜や花、米の他、秋には笠間の栗なども)を販売しています。
笠間市近郊で採れた新鮮な農産物が並ぶ直売所(写真提供:道の駅かさま)
第3回茨城おみやげ大賞を受賞した商品「すいーとまろん」は、笠間産の栗ペーストにブランデーや砂糖を加え、1口サイズに焼き上げたお菓子。栗含有率を80%までに高めた、「道の駅かさま限定 プレミアムすいーとまろん」はお土産にぴったりです。
「休憩・情報発信棟」には、レストランや4店舗が集結するフードコート、24時間利用可能なトイレ、コンビニなどがあります。
フードコートにある「楽栗 La Kuri」は、笠間市農業公社の自社農園で採れた栗を使ったスイーツがいただけるカフェです。特に人気のメニューは、糸のように極細なモンブラン「楽栗filo(フィーロ)」。テイクアウトも可能です。
左:「楽栗 La Kuri」の「楽栗filo(フィーロ)」(イートイン用) 右:「GELATERIA COWCOW」の「笠間産 濃厚栗ジェラート」(写真提供:道の駅かさま)
同じくフードコートにある「GELATERIA COWCOW」は、茨城県を中心に全国展開する「瑞穂農場」で搾られた生乳100%のジェラートが食べられるショップ。ジェラートはすべて店内で手作りしています。看板商品は、笠間産の栗を使ったジェラート。季節限定ジェラートも楽しめますよ。
【道の駅かさま】
●住所:茨城県笠間市手越22-1
●時間:
[直売所]9:00〜18:00
[楽栗 La Kuri]9:30〜18:00(L.O. 17:30)
[フードコート]11:00〜18:00(L.O. 17:30)
[レストラン]11:00〜18:00(L.O. 17:30)
●定休:毎月第2木曜日
●公式サイト: 道の駅かさま
4. 笠間工芸の丘
笠間工芸の丘では陶芸体験ができます
見て触れて笠間焼を深く知る
笠間芸術の森の敷地内にある「笠間工芸の丘」は、笠間焼に特化した複合施設です。
「ふれあい工房」では、要予約で、ロクロや手びねり、絵付け体験を気軽に楽しめます。また、約250人の作品を展示・販売するギャラリーや人間国宝・松井康成氏の作品を常設展示するスペースなども。
笠間焼の器で食事が提供されるカフェラウンジでは、笠間駅前の洋菓子店「グリュイエール」のケーキもいただけます。
【笠間工芸の丘】
●住所:茨城県笠間市笠間2388-1
●時間:10:00~17:00
●定休:月曜(祝日の場合は翌平日休)
●公式サイト: 笠間工芸の丘
※編集部しらべ
5. 笠間日動美術館
笠間日動美術館・日本館のパレットコレクション(写真提供:笠間日動美術館)
3つの展示館と彫刻庭園のある美術館
日本初の洋画商として知られる銀座の「日動画廊」が、創業者・長谷川仁(はせがわ じん)氏の故郷である笠間市に1972年(昭和47)にオープンした美術館です。約3000点のコレクションを所蔵し、「日本館」、「フランス館」、「企画展示館」の3つのコーナーと野外彫刻庭園から構成されています。
笠間日動美術館の企画展示館(写真提供:笠間日動美術館)
「フランス館」ではルノワール、ドガ、モネ、ゴッホなど、印象派からエコール・ド・パリへと続く、フランスにゆかりある有名画家の作品を常設展示(展示替えあり)。
「日本館」には、世界的に珍しい、長谷川仁氏が画家たちから譲り受けた「画家のパレット」を展示するコーナーがあります。
年に5~6回開催される企画展も見どころです。
【笠間日動美術館】
●住所:茨城県笠間市笠間978-4
●時間:9:30~17:00(最終入場16:30)
[ミュージアムカフェ]10:00~16:00
[ミュージアムショップ]9:30~17:00
●定休:月曜(祝日の場合は翌平日休)/年末年始
●公式サイト:笠間日動美術館
6. 笠間稲荷神社
笠間稲荷神社の拝殿(写真提供:笠間稲荷神社)
歴代藩主に信仰された神社
651年(白雉[はくち]2年)に創建されたと伝わる笠間稲荷神社は、日本三大稲荷のひとつで、関東はもとより全国から大勢の参拝者が訪れる神社です。ご祭神は、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)。五穀豊穣や商売繁栄などにご利益があることで知られています。
江戸時代は、歴代の笠間藩主に深く信仰されていました。安政・万延年間(1854~1860年)に建築された御本殿は、国の重要文化財に指定されています。当時の名工が彫った「蘭亭曲水図(らんていきょくすいず)」などの彫刻が見どころです。
ゴールデンウィークころには樹齢400年の藤棚が見頃を迎え、秋には菊まつりも開催されており、境内は花々で色鮮やかに彩られます。
上段:菊まつり開催時の笠間稲荷神社境内 左下:境内には、長さが1.5mにもおよぶ「大藤」と、茨城県の天然記念物に指定されている「八重の藤」の2株の藤があります。写真は「大藤」 右下:笠間の名物・栗にちなんだ「栗みくじ」(写真提供:笠間稲荷神社)
境内にある笠間稲荷美術館には、笠間焼が影響を受けた信楽焼を始め、六古窯(常滑・瀬戸・越前・丹波・備前)の古い陶器が常設展示されています。また、茨城県出身の画僧・雪村(せっそん)や、日本画家・木村武山(きむら ぶざん)の水墨画や掛け軸などを収蔵しており、企画展や特別展で公開しています。
笠間稲荷神社の門前通りでは、笠間名物の稲荷寿司などのグルメも楽しめますよ。
【笠間稲荷神社】
●住所:茨城県笠間市笠間1
●時間: 6:00~日没
※笠間稲荷美術館は9:00~16:30(最終入場16:00)
●定休:無休
●公式サイト: 笠間稲荷神社
7. 春風萬里荘(しゅんぷうばんりそう)
春の桜、夏の緑、秋の紅葉など、四季折々の景観が美しい春風萬里荘(写真提供:笠間日動美術館)
茅葺き屋根の屋敷と美しい庭園
笠間日動美術館の分館である「春風萬里荘」は、北鎌倉の山崎にあった北大路魯山人(きたおおじろさんじん)邸(星岡窯)の母屋を移築した施設です。江戸時代中期の茅葺き入母屋造の建物は風情があります。
「日動画像」の創業者・長谷川仁氏が、画家の朝井閑右衛門(あさい かんえもん)・作家の田村泰次郎(たむら たいじろう)と共に笠間を訪れた際に構想された「芸術の村」の中心となる建物で、1965年(昭和40)に移築が行われました。
マルチな才能を発揮した魯山人は、食器以外に、館内のステンドグラスや陶製便器なども制作。魯山人の作品のほかにも、高橋是清(たかはし これきよ)の書や朝倉文夫(あさくら ふみお)の彫刻など、笠間日動美術館の所蔵品も展示されています。
建物北側にある、京都の龍安寺を模した枯山水石庭や四季折々の花が咲く前庭も見逃せません。
【春風萬里荘】
●住所:茨城県笠間市下市毛1371-1
●時間:
3月~11月 9:30~17:00(最終入場16:30)
12~2月 10:00~16:00(最終入場15:30)
●定休:月曜(祝日の場合は翌平日休)/年末年始
●公式サイト:春風萬里荘
8. 石切山脈
まるで古代遺跡のような「前山採石場」。現在は使われていない採掘場跡です
地図にない湖・遺跡のような崖
石切山脈は、東西約10km、南北約5km、地下1.5kmにわたる、日本最大級の採石場です。笠間市稲田地区で採掘される花崗岩「稲田石」(いなだいし。「稲田みかげ」とも呼ばれる) は、全国の花崗岩の中でも白さが際立つことから、別名「白い貴婦人」と呼ばれています。
東京駅や国会議事堂、日本橋など、歴史的な建築物に使用されている稲田石。東京の石材問屋だった鍋島彦七郎が1896(明治29)年にこの場所に来て、本格的に採掘を開始し、稲田駅に加え、採石場と稲田駅を結ぶ軽便鉄道を造ったことから、全国的に知られるようになりました。
現在は使われていない前山採石場には雨水や地下水によってできた大きな水たまりがあり、「地図にない湖」と呼ばれています。また、前山採石場を望む展示場には、グラフィックデザイナーがデザインした稲田石の作品群「いなだストーンエキシビジョン」が展示されています。
石切山脈名物「U-A Cafe」のモンブランケーキ。食べ歩きしやすい紙製カップで販売
プレミアムツアーに参加すれば、現在採掘中の奥山採石場までオフロード車で走行することも可能。敷地内には、笠間栗モンブランと石臼でひいた珈琲をいただけるカフェも併設されています。
【石切山脈】
●住所:茨城県笠間市稲田4260-1
●時間:9:00~16:00(最終入場15:30)
※カフェ営業時間:9:30~15:00
●定休:木曜(祝日の場合営業)/年末年始
●公式サイト:石切山脈
9. 石の百年館
常設展示のようす。稲田石が生まれる過程や、加工技術について知ることができます(写真提供:笠間市)
無料で見学できる稲田石の資料館
石の百年館は、2014年3月に開館しました。印象的な外壁は、日本伝統の杉綾文様(ヘリンボーン)でデザインされ、稲田石の加工技術の高さが窺えます。
館内には、稲田石の特徴や歴史、加工技術などに関する資料が展示されているほか、JR稲田駅隣接という立地を活かし、観光交流センターとしての役割も果たしています。入館無料なので、気軽に利用できます。
3つの展示室と休憩スペースがあり、内装には稲田石が使用されています(写真提供:笠間市)
【石の百年館】
●住所:茨城県笠間市稲田2307 JR水戸線[稲田駅]隣接
●時間:
4月~9月 9:00~17:00
10月~3月 9:00~16:00
●定休:月曜(祝日の場合は翌平日休)/年末年始
●電話:0296-74-5114
●関連サイト:石の百年館/笠間市
10. ETOWA KASAMA
「SKYCABIN」のテラス(写真提供:ETOWA KASAMA)
テントやキャビンで過ごすアウトドアリゾート
「ETOWA KASAMA」は、愛宕山の山頂付近に2020年にオープンした、「会(エ)と話(ワ)」がコンセプトの、アウトドアリゾート施設です。
宿泊施設は、ログハウスのような3種類のキャビンとグランピング施設の計4種類。内部は、ライフスタイルカンパニー「ACTUS」が監修した、北欧風のインテリアでコーディネートされています。スイートキャビンに宿泊すれば、ソファが置かれたデッキでアウトドアシアターも楽しめちゃいますよ。
上段:グランピングテント「GRACE TENT」 下段:6名まで宿泊できる「SUITE CABIN」(写真提供:ETOWA KASAMA)
夜空を眺めながらお酒を飲めるアウトドアバーやファイヤープレイスでは、自然と会話が弾むかも。夕食のメインであるBBQは、味加減や火加減を調整しながら、セルフでいただけます。
冬の早朝は運がよければ雲海が見えることもあり、1年を通じて楽しめる施設です。
【ETOWA KASAMA】
●住所:茨城県笠間市上郷2775-7
●定休:不定休
●公式サイト:ETOWA KASAMA
11. 笠間クラインガルテン
宿泊&農体験ができるログハウス。農作業体験は好きな時間に行えます(写真提供:笠間クラインガルテン)
農作業×宿泊で記憶に残る体験を
滞在型市民農園「笠間クラインガルテン」は、ログハウスやトレーラーハウスに宿泊しながら農作業を体験する「農泊」を楽しめる施設。「クラインガルテン」とは、ドイツ語で「小さな庭」を意味します。季節に合わせ、いちご狩り、ブルーベリー狩り、栗拾い、野菜の収穫体験などができます。
左上:田んぼや畑、緑に囲まれたロケーション 左下:秋には栗拾い体験ができます 右:金曜・土日祝営業の園内レストランでは旬野菜を使ったランチが楽しめます(写真提供:笠間クラインガルテン)
また、園内には地元の農産物などを販売するファームショップ、ランチ利用できるレストラン、バーベキューパークも備わっているので、日帰りで楽しむことも可能。そば職人によるそば打ち体験もできます。農・食を存分に楽しめるのが魅力です。
【笠間クラインガルテン】
●住所:茨城県笠間市本戸4258
●時間:
[ファームショップ]3月~10月 9:00~17:00/11月~2月 9:00~16:00
[レストラン]10:00〜17:00(L.O. 15:30)※金曜・土日祝に営業
●定休:月~水曜(祝日の場合は翌平日休)
●公式サイト:笠間クラインガルテン
【お役立ち情報】笠間観光に便利!市内の交通手段
観光スポットが広範囲に点在していて、坂もある笠間。笠間に電車や高速バスで訪れる予定の方は、市内を観光するのに便利な交通手段をチェックしておきましょう。
市内交通手段① かさま観光周遊バス
「かさま観光周遊バス」は、友部駅から笠間駅を経由し友部駅に戻る循環バスです。運行頻度はだいたい1時間に1本。月曜を除き、毎日7便運行します。笠間の主な観光スポットに停車するので、いろんなスポットを回りたい方におすすめ。乗り降りし放題の「1日フリー乗車券」は車内で購入できます。
●運休:月曜(祝日の場合は翌平日休)
●関連サイト:かさま観光周遊バス|笠間観光協会公式ホームページ
市内交通手段② かさまCYCLING
「かさまCYCLING」は、市内5カ所のサイクルポートで利用・返却できるシェアサイクルです。電動アシスト付き自転車なので、坂道も楽に上れます。
借りられる場所は、友部駅北口、道の駅かさま、笠間駅、笠間芸術の森公園(笠間工芸の丘)、笠間稲荷門前通り(かさま歴史交流館井筒屋)の5カ所。利用には、アプリをダウンロードできるスマートフォンが必要です。
●貸出時間:8:30~17:00(17:00以降も返却は可)
●関連サイト:かさまCYCLING/笠間観光協会
おわりに
伝統工芸と栗のまちとして知られる笠間には、新しいスポットも続々オープンしています。茨城県にあるので、首都圏からは少し遠そうなイメージですが、東京駅から最短約1時間40分で到着するため、日帰り旅行も可能です。笠間焼や栗のお菓子を目的に訪れてみてはいかがですか。
Text:柿生亜実
WEBライター。神奈川県出身。神奈川県出身。コンピューターメーカーに15年勤務した後、フリーライターに。旅行関連の執筆が得意。旅、ママチャリでのサイクリング、海外ドラマ・アート・音楽鑑賞が趣味。海外は22カ国、国内は30数都道府県に訪れた経験あり。図書館司書の資格を活かしたリサーチ力が武器。『さんたつ』公式サポーター。執筆業の傍ら、絵を描くことも。2007年にはノートで知られるイタリアの製紙会社・モレスキンによる旅行記コンペ「モレスキン・トラベルブック・コンペティション」にて優秀賞を受賞するなど、絵描きとしての実績もあり。
Edit:Erika Nagumo
Photo(特記ないもの):PIXTA