【茨城の名物】食べ物は何が有名?ご当地グルメ食材を知る
1.メロン
2.奥久慈しゃも
3.サツマイモ(干し芋)
4.常陸秋そば
5.常陸牛
【茨城の名物】ソウルフードで地元産食材を楽しもう
6.つけけんちん
7.生しらす丼
8.あんこう料理
【茨城の名物】お菓子で歴史と特産品を味わう
9.銘菓「吉原殿中」
10.銘菓「水戸の梅」
11.人気のお菓子「レジオンドマロン」
12.人気の菓子パン「メロンブレッド」
【茨城の名物】を食べに行こう

日本列島のほぼ中央を占める関東地方、その北東に位置する茨城。

奈良時代の風土記にも「人びと豊かに暮らし、常世の国のようだ」と書かれるように、広大な平地をもち太平洋に面した茨城では、昔からさまざまな農畜産物の育成や漁業技術が発達してきました。

そんな茨城の名物は何かを知り、実際に現地で食べてみませんか?

茨城の名物として有名な納豆のほかにも「この食べ物は茨城の名物だったのか!」と意外性に驚くはず。

この記事では、茨城の特産品や名物料理、お土産におすすめのお菓子を紹介します。

食べられるお店や収穫などの体験ができる施設も掲載しているので、観光の際にはぜひお立ち寄りください。

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茨城県 < ひたちなか

国営ひたち海浜公園のみはらしの丘に広がる真っ赤なコキア

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公園・遊び場

【茨城の名物】食べ物は何が有名?ご当地グルメ食材を知る

山と海の両方を擁する茨城は、各地で土地柄が大きく異なります。そのため行く先々に多様なご当地グルメがあるのが特徴。

記事を参考に「自分の旅行先エリアの有名な食べ物は何か」、または「茨城のこの食べ物を食べるにはどこに行けばいいのか」を確かめてみてくださいね。

1.メロン

茨城メロン

茨城メロン(写真:観光いばらき フォトライブラリー)
1962(昭和37)年、数人の生産者によるプリンスメロン栽培に端を発した茨城産メロンの歴史。現在では、国産メロン生産量の約4分の一を占めるほどの大産地となりました。

茨城産メロンの出荷期間は4月〜10月。この間、種類豊富なメロンが次々と店頭に立ち並びます。メロンの一大産地ならではの「メロン狩り」に挑戦するのも楽しいかもしれません。

なかでも5月上旬頃から出荷される茨城のオリジナル品種「イバラキング」は、滑らかな口当たりとジューシーな果肉、さわやかな甘さが特長。茨城の主なメロン生産地、鉾田市・八千代町・茨城町を訪れるなら、ぜひ新鮮なメロンを味わってみてくださいね。

【茨城メロン関連施設・イベント】
●販売店一覧:いばらきメロンの販売店を探す|茨城をたべよう
●メロン狩りができる施設:
《じゃらん》フォレストパークメロンの森
《じゃらん》深作農園
●関連イベント:茨城メロンメロンラン水戸偕楽園

2.奥久慈しゃも

奥久慈しゃもの親子丼、鍋、串焼き

奥久慈しゃもの親子丼、鍋、串焼き(写真:観光いばらき フォトライブラリー)
脂肪分が少なくしっかりとした歯ごたえ、ジューシーでこくのある味わいで、全国的にも高く評価されている茨城の地鶏が、奥久慈(おくくじ)しゃもです。

奥久慈地方は県北部に位置する、自然豊かな中山間地域。土地柄、農耕には適さない奥久慈地方では、古くから闘鶏用ニワトリ・軍鶏(しゃも)の飼育が盛んでした。

そんな軍鶏と、優れた食味や生産性の高い品種をかけあわせた奥久慈しゃもは、ゆったりとした飼育ペースや低カロリー飼料、余裕ある生育密度などの工夫により、その品質を今日まで保っています。

丁寧に育てられた良質な奥久慈しゃもは、丼ぶりや水炊き、串焼きや唐揚げなどでいただきましょう。奥久慈しゃもを使った名物弁当なども販売されているので、ぜひお買い求めを。

【奥久慈しゃも関連施設】
●販売店一覧:奥久慈しゃもの販売店を探す|茨城をたべよう
●提供店一覧:奥久慈しゃも|大子町
●提供宿泊施設一覧:
《じゃらん》奥久慈しゃもを食べられる宿泊施設一覧
《楽天》奥久慈しゃもを食べられる宿泊施設一覧

3.サツマイモ(干し芋)

県内で一番多く栽培されているのは、濃厚な甘みが人気の「べにはるか」

県内で一番多く栽培されているのは、濃厚な甘みが人気の「べにはるか」(写真:観光いばらき フォトライブラリー)
茨城は全国でも有数のかんしょ(サツマイモ)産地。茨城の赤土や水はけの良い火山灰土壌が生育にぴったりだったことで、サツマイモが茨城の名産となりました。

茨城最大のサツマイモ生産地は、県南東部に位置する行方市。地域のオリジナルブランドである「紅こがね」は、スイーツのようなホクホクとした食感が特徴です。

そんなサツマイモで作る干し芋も茨城の名産品。茨城は日本一の干し芋産地とも呼ばれており、県内には茨城の干し芋産業創始者を神様として祀る「ほしいも神社」や、老舗の干し芋専門店、干し芋専門のカフェなどがあります。

産地ならではのさまざまな品種や食べ方で、茨城のサツマイモを楽しみましょう。

【サツマイモ関連施設・イベント】
●販売店一覧:さつまいもを買えるお店|茨城をたべよう
●提供店一覧:さつまいもを食べられるお店|茨城をたべよう
●サツマイモ掘りができる施設:
《じゃらん》まごころ野菜よしの
●関連施設:ほしいも神社
●関連イベント:BEBほしいもフェス

4.常陸秋そば

常陸秋そば

常陸秋そば(写真:観光いばらき フォトライブラリー)
江戸時代から「そばどころ」として名を馳せてきた茨城。「常陸秋(ひたちあき)そば」は、そんな茨城が誇る全国最高峰のブランド品種です。

実が大きく、粒ぞろいが良く、黒褐色の見た目が美しく、香りや味わいにも優れた常陸秋そばは、国産そばのなかでも高値で取引されています。

その味を求めて全国から足を運ぶ人も少なくないといいます。力強いそばの甘みと、鼻腔に広がる芳醇な香りを、ぜひ本場で体感してみてはいかがでしょうか。

【常陸秋そば関連施設・イベント】
●販売店一覧:常陸秋そばを買えるお店|茨城をたべよう
●提供店一覧:常陸秋そばを食べられるお店|茨城をたべよう
●そば打ちができる施設:
《じゃらん》みらんど袋田

5.常陸牛

煮ても焼いても美味しい常陸牛

煮ても焼いても美味しい常陸牛
天保3(1832)年、徳川氏によって開始された茨城の食用牛飼育。

当時から磨かれてきた飼育者たちの技術の結晶ともいえるのが、今や国内外にその名を轟かせる高級ブランド牛「常陸牛(ひたちぎゅう)」です。

特定の生産者のもと、厳選された飼料と適切な環境で30カ月以上育てられた食用牛のうち、日本食肉格付協会と茨城県常陸牛振興協会が認めたものだけが常陸牛と認定されます。

牛肉の格付けのなかでも最高級のA5やA4等級と評される常陸牛は、主に7部位に分けられ、部位によって肉質が異なります。

ぜひ常陸牛の本場・茨城で、常陸牛に精通したプロの料理を味わってみてくださいね。

【常陸牛関連施設】
●販売店一覧:常陸牛を買えるお店|茨城をたべよう
●提供店一覧:店舗検索結果|常陸牛
●提供宿泊施設一覧:
《じゃらん》常陸牛を食べられる宿泊施設一覧
《楽天》常陸牛を食べられる宿泊施設一覧

【茨城の名物】ソウルフードで地元産食材を楽しもう

茨城の名物を使った茨城にしかないグルメ、地元民にとってのソウルフードを食べてみませんか?

6.つけけんちん

つけけんちん

つけけんちん(写真:農林水産省[うちの郷土料理])
江戸時代からのそばどころ・茨城の名物料理の一つ「つけけんちん」。

昔から根菜類がよくとれた茨城ではけんちん汁もよく食べられており、米の代わりにそばを主食とした山間の地域ではけんちん汁にそばをつけて食べる習慣もあったようです。

現在も茨城全域で広く親しまれるつけけんちん。けんちん汁の具材は季節や家庭によっても変わるため、その時々で違った味わいを楽しめるも魅力的です。

【つけけんちん提供店】
つけけんちんを食べられるお店|茨城をたべよう

7.生しらす丼

生しらす丼

生しらす丼(写真:観光いばらき フォトライブラリー)
黒潮が茨城沿岸に運ぶ秋の味覚「しらす」は、茨城を代表する魚類の一つです。

鮮度を保つのが難しいしらすを美味しく食べてほしいと、かつての漁師たちは鮮度管理技術の導入と作業スピードの向上に心血を注ぎました。

おかげでしらす干しや釜揚げしらすのみならず、茨城では獲れたての新鮮な生しらすを使ったしらす丼が有名に。

水揚げ漁港の一つ・大洗漁港では、毎年「大洗しらす祭り」が開催され新鮮なしらすを求めて県内外から来場者が集まります。

茨城を訪れたら、ぜひ新鮮なしらすならではのプリプリとした食感を楽しんでくださいね。

【しらす料理提供店】
しらすを食べられるお店|茨城をたべよう

8.あんこう料理

あんこう料理と吊るし切りの様子

あんこう料理と吊るし切りの様子(写真:観光いばらき フォトライブラリー)
茨城の冬の味覚・あんこうは、「常陸物」として評価を集めています。

茨城産あんこうの主な漁場は、親潮と黒潮がちょうど交わる常磐沖。常磐沖には昔からあんこうのえさとなる小魚が豊富で、まるまる太った美味しいあんこうがよく取れました。

あんこうを使った代表的な料理といえば「あんこう鍋」でしょうか。ほかにも、肝を溶かしたどぶ汁や唐揚げ、共酢和えなど、旬を迎える11月〜翌年3月にかけて茨城を訪れた際には、ぜひあんこうを味わってみましょう。

【あんこう料理提供店】
茨城あんこうを食べられるお店|茨城をたべよう

【茨城の名物】お菓子で歴史と特産品を味わう

ここからは、茨城で昔から愛されてきた銘菓や茨城の特産品を使ったスイーツを紹介します。

甘い物好きな人はもちろん、茨城らしいお土産を購入したい人にもおすすめですよ。

9.銘菓「吉原殿中」

吉原殿中

吉原殿中(写真:農林水産省[にっぽん伝統食図鑑])
江戸時代末期の水戸藩で生まれ、現在でも水戸の銘菓として人々に親しまれる吉原殿中(でんちゅう)。

吉原殿中は、水飴で固めたあられにたっぷりのきなこをまぶしたお菓子です。気温や湿度に敏感で特に冬季は固くなりやすいため、寒い日にはしばらく温かい場所に置いて食べごろを待ちましょう。

乳製品や卵を一切使用しておらず、お茶だけでなく牛乳にもよく合う吉原殿中。おやつに一ついかがでしょうか。

【吉原殿中の製造・販売店】
郡司製菓工場
亀じるし
阿さ川製菓

10.銘菓「水戸の梅」

水戸の梅

水戸の梅(写真:農林水産省[にっぽん伝統食図鑑])
水戸を代表するお菓子「水戸の梅」は、日本三名園の一つ「偕楽園」を造園したことで知られる水戸藩第九代藩主・水戸斉昭(なりあき)にゆかりがあるといわれています。

水戸の梅の発祥には諸説ありますが、現在のものが開発されたのは明治20年代頃だそう。

赤シソの葉で白あんを包んだ水戸の梅は甘酸っぱく、お茶だけでなくバニラアイスと合わせるのもおすすめです。

水戸の梅を製造する和菓子専門店3店のほか商業施設等でも取り扱いがあるため、ぜひ探してみてくださいね。

【水戸の梅の製造・販売店】
亀じるし
木村屋本店【公式】(公式X)

11.人気のお菓子「レジオンドマロン」

毎年人気のレジオンドマロン

毎年人気のレジオンドマロン
茨城におけるクリの名産地・笠間市岩間のクリが、原材料のうち70%以上を占めるぜいたくなマロンテリーヌ「レジオンドマロン」。

クリは2カ月間低温で熟成させ風味と糖度を高めたあと、こくのある渋皮煮に仕上げたものを使用します。

例年9月頃に予約販売がスタートし、購入後は自宅への郵送か店舗受け取りを選択できます。

毎年早々に売り切れてしまう人気のレア商品のため、自分へのご褒美にはもちろん大切な人へのプレゼントとしても喜ばれることうけあいです。

【レジオンドマロンの製造・販売店】
フランス菓子ルブラン

12.人気の菓子パン「メロンブレッド」

メロンブレッド

メロンブレッド
大洗鹿島線[大洗駅]から徒歩13分ほどの場所にある「カノウヤ」は、親子2代で営む和菓子・パン・焼き菓子の専門店です。

茨城の名物を使用した商品で人気を博すカノウヤの看板商品は、何もつけなくともそのままで美味しいボリューム満点なパン「ブレッド」。

ショコラやキャラメルなど常時5種類をそろえるほか、季節限定でイチゴやメロンなど茨城の旬の名物を生地に練り込んだブレッドも販売しています。

なかでもおすすめはメロンピューレを練り込んだ「メロンブレッド」。

緑色のマーブル模様がかわいらしい大きなデニッシュ系のブレッドは、食べると爽やかなメロンの香りが口いっぱいに広がります。

【メロンブレッドの製造・販売店】
KANOUYA カノウヤ菓子店

【茨城の名物】を食べに行こう

茨城で有名な特産品や郷土のグルメを紹介してきました。茨城に訪れる際はぜひ本場で各食材に精通したプロの料理を味わってみてくださいね。

メロンやクリをはじめとした農産物のなかには、施設のプランを利用すれば自分で収穫体験ができるものもあります。

飲食や収穫体験など、自分の体を通してその土地の名物を知ることができるのは現地を訪れた人だけの特権です。

ぜひこの記事を読んでいるあなたも、茨城を訪れて名物グルメを味わってみませんか?

Text:編集部
Photo:PIXTA(特記ないもの)

茨城県公式ホームページ茨城を食べよう|いばらき食と農のポータルサイト/ほか各店公式サイト