善国寺(神楽坂)
東京都の西部、新宿区に位置する「善国寺」。日蓮宗の「江戸三大毘沙門天寺院」のひとつとされる寺院です。 本尊は、インド神話に登場する神様・毘沙門天(びしゃもんてん)。戦国時代には戦の神として信仰された毘沙門天ですが、江戸時代には徳川家康が鎮護国家の意を表して善国寺を開基しました。しだいに毘沙門天信仰は、江戸の庶民のあいだで「財宝の神」として崇められるように。今日でも善国寺は「神楽坂の毘沙門天さま」と呼ばれ、親しまれています。 本堂の手前には、狛犬ならぬ虎の石像「石虎」が鎮座。毘沙門天の出現は「寅年、寅月、寅の刻」とのいわれから虎が神使とされたことに由来します。新宿区の有形指定文化財に登録されており、善国寺のシンボルとして人々を迎えてくれます。 善国寺は東京の縁日発祥の地ともいわれる賑やかな場所。明治・大正時代は門前町の発展がめざましく、現在の神楽坂の原点としても機能しました。毎年7月に開催される「神楽坂まつり」には今も多くの人が足を運び、当時の賑わいをそのまま体感しているようです。
基本情報
Address
〒162-0825 東京都新宿区神楽坂5-36
Phone
03-3269-0641
アクセス
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From神楽坂駅
徒歩(約6分)
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From飯田橋駅
徒歩(約7分)