鳩森八幡神社

東京都の東部、渋谷区にある「鳩森八幡神社（はとのもりはちまんじんじゃ）」。千駄ヶ谷駅からほど近い場所にある緑豊かな神社です。
860年に慈覚大師が村民の願いを聞き入れて御尊像を作り、春日明神と共に奉ったことが神社の由縁。1000年以上の時を経た今でも、千駄ヶ谷一帯を守る神社として親しまれています。
境内の見どころは、有形民族文化財にも指定されている「千駄ヶ谷の富士塚」。都内で現存する最古の富士塚といわれます。富士塚とは、富士山に似せて作られた人工の塚のことで、富士登山と同じご利益をもらえるパワースポットとしても人気です。草木が茂る登山道の中にあるため、参拝の際は動きやすい服装がおすすめです。
鳩森八幡神社という名前から、おみくじや御朱印にもかわいいハトのデザインが盛り込まれているのも神社の特徴。さらに、将棋と縁の深い神社の境内には「将棋堂」があり、中には王将の大駒が納められています。由緒正しいだけでなく、ユニークな一面も楽しめる神社です。