恵美須ヶ鼻造船所跡
山口県萩市椿東(ちんとう)に位置する「恵美須ヶ鼻(えびすがはな)造船所跡」。江戸時代、萩(長州)藩が西洋式木造帆船を建造した、造船所の遺構です。 1853年のペリー来航を受け、江戸幕府は海防強化を図るために、これまで禁じていた大船建造を解禁しました。そこで設立されたのが恵美須ヶ鼻造船所。荻藩はオランダとロシアの造船技術を用いて、丙辰丸(へいしんまる)と庚申丸(こうしんまる)の2隻の洋式木造帆船を造成。残存しているのは地下遺構と石垣の防波堤のみですが、幕末に建設された造船所で唯一遺構が確認できるものとして、世界遺産に登録されています。 「萩反射炉」や「大板山たたら製鉄遺跡」とあわせて見学し、日本の近代技術の歩みを感じてみてはいかがでしょうか。
基本情報
Address
〒758-0011 山口県萩市椿東5159-14
Phone
0838-25-3380 (萩市世界文化遺産課)
Hours
常時開放
Guide
<ガイド> 【日本語】 9:00~17:00
アクセス
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FromJR山陰本線 東萩駅
萩循環まぁーるバス / 東回りコース(松陰先生) →【萩しーまーと】バス停 → 徒歩(約5分)