春の白滝山 白滝山の石仏と夕日 白滝山の石仏 白滝山全景

広島県尾道市に属する離島、因島(いんのしま)にある標高226mの岩山。山頂に設置された展望台からは瀬戸内海の風景が一望でき、眺望の美しさを表した歌も残っています。

古くは岩神の霊山として信仰され、修験者の修行の場として知られていた白滝山。山頂の観音堂は、1569年に村上水軍6代当主によって建立されたものと伝えられます。

観音堂の裏手には、悲恋の伝説が残る「恋し岩」が安置されています。いつからか「触れると恋がかなう」といわれるようになり、今では恋愛パワースポットとして広く知られるようになりました。

独特の雰囲気をかもしだす、白滝山の中腹から山頂にかけて立ち並ぶ大小約700体の石仏群「五百羅漢」は、江戸時代後期のもの。地元・重井町の豪商が自らを教祖とした「一観教」を開宗した際、その布教のため3年がかりでつくられました。

一観教は神道・儒教・仏教・キリスト教の共通理念を基礎にもつため、一観教の布教を目的につくられた石仏群にもさまざまな要素の混合が見てとれます。五百羅漢の多様な表情やポーズは、白滝山の見どころの一つです。

(写真:尾道観光協会)

(公開日:2024年6月27日 最終更新日:2024年6月27日)

基本情報

Address
〒722-2101広島県尾道市因島重井町白滝山
Phone
0845-25-0016(因島白滝公園保勝会)

アクセス

  • Fromしまなみ海道[因島IC]
    車で約5分→【8合目駐車場】→徒歩約10分
  • Fromしまなみ海道[因島南IC]
    車で約10分→【8合目駐車場】→徒歩約10分

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