主計町茶屋街

石川県の中央部、金沢市にある「主計町茶屋街（かずえまちちゃやがい）」。浅野川沿いにある茶屋街で、「ひがし茶屋街」「にし茶屋街」と並ぶ、金沢三大茶屋街のひとつです。
主計町茶屋街は、明治時代に誕生した花街。芸妓が多く居住していた地域で、夕暮れ時には今も稽古場から鼓や三味線の音が聞こえてきます。金沢に位置する茶屋街のうち、「主計町茶屋街」は特に静かで落ち着いたスポット。紅柄格子の家並みの通りには昔ながらの料亭や茶屋が立ち並び、夜になるとオレンジ色の街灯があたたかく灯ります。人通りの少ない隠れた小路を散策すれば、古都・金沢の情緒に浸れるはず。
主計町茶屋街の裏手は急勾配になっており、昼間でも暗い「暗がり坂」と呼ばれる坂があります。上りきった先には文豪・泉鏡花の生家があり、現在は「泉鏡花記念館」となっています。