代々木公園について
代々木公園で桜を見よう!
代々木公園のおすすめお花見スポット
代々木公園のアクセス
代々木公園の周辺でも桜が楽しめる!
代々木公園のお花見に出かけよう

東京の都心にありながら、驚くほど緑豊かな憩いの場所「代々木公園」。自然に囲まれ広々とした代々木公園は、暖かくなったらぜひピクニックに訪れたいものです。そんな代々木公園の一番の見どころといえばやはり、春に咲く満開の桜。園内には種類豊富な桜が約700本も植えられており、東京都内屈指の桜の名所として知られています。

今回は、代々木公園の桜の見どころやオススメのお花見スポット、お花見の際の注意などを解説します。これを押さえれば代々木公園のお花見はきっと大成功間違いなし!

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明治神宮に隣接する代々木公園

【代々木公園】都心で一番広い空が見える公園に行こう! 緑豊かな東京の都立公園である「代々木公園」。渋谷と原宿の間にあるにもかかわらず、園内は驚くほど自然にあふれています。ピクニック、サイクリング、スポーツなど楽しみ方は様々。そんな緑豊かな都会のオアシス、代々木公園の歴史や見どころを紹介します。

公園・遊び場

代々木公園について

東京都渋谷区にある代々木公園。渋谷や原宿といった都内屈指の繁華街のすぐそばにありながら、都会の喧騒を忘れてしまうほど緑豊かで広大な敷地は、市民の憩いの場となっています。ここでは桜の名所、代々木公園が生まれた経緯と代々木公園の基本情報をおさらいしましょう。

東京唯一の森林公園へ

緑豊かな代々木公園

緑豊かな代々木公園

現在代々木公園がある場所は、明治時代から戦後日本がGHQに占領されるまで、練兵場として使用されていました。しかし、1964年の東京オリンピック開催が決まると、競技場からほど近いこの地域一帯は選手村として使用されることに。そして、オリンピック終了後はこの場所を「東京唯一の森林公園」に改造する計画が持ち上がったのです。

計画は1966年から本格化し、5年をかけて植栽運動が行われました。公園外周や内部の中央広場には多くの広葉樹が植えられ、さらに季節ごとの美しさをみせる桜、イチョウ、ヒノキなども植えられました。こうして都内有数の規模を誇る代々木公園が完成。桜の名所となったのもこの頃といえそうです。

自然豊かな広場とイベントエリア

代々木公園の野外ステージ

代々木公園の野外ステージ

代々木公園は、A地区とB地区の2つのエリアに大きく分けられます。

A地区には広大な中央広場を中心に、豊かな自然に囲まれた広場が点在。B地区には陸上競技場やサッカー場など、スポーツやイベントを行う施設が集まっています。お花見だけでなく、散歩や運動など様々な楽しみ方ができるのは、規模の大きい代々木公園ならではです。

代々木公園で桜を見よう!

代々木公園の見どころはなんといっても桜!満開のシーズンは多くのお花見客が訪れます。ここでは、代々木公園で見られる桜の種類と見ごろ、お花見の際の注意点などを解説します。

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その他自然・絶景

代々木公園で見られる桜の種類

代々木公園の桜

代々木公園の桜

代々木公園には約700本もの桜が植えられています。ソメイヨシノを中心に、サトザクラ、ヤマザクラ、コヒガンザクラなど種類も豊富。これだけの種類の桜があると、満開の時期も少しずつ異なるので、お花見を長い期間楽しめそうですね。

代々木公園の河津桜

代々木公園の河津桜

特に開花時期が早いのが、カワズザクラ(河津桜)。2月中旬から早くも見ごろを迎え、3月上旬まで楽しむことができます。3月や4月のお花見シーズンはとても混雑する代々木公園。河津桜が咲く2月ごろは、人も少なく桜を楽しめる穴場スポットになります。

代々木公園の桜の見頃はいつ?

多種多様な桜が見られる代々木公園ですが、最も多くの桜が満開を迎える見ごろの時期は、3月下旬から4月上旬といわれています。
代々木公園の桜の最新開花状況は、都立代々木公園公式 X(旧Twitter)で確認しましょう。

代々木公園でお花見をする際の注意点

代々木公園のお花見にはいくつかの注意点があります。お花見をスムーズに楽しめるよう、しっかり確認しておきましょう。

場所取りは朝から複数人で

お花見の場所取りは複数人で

お花見の場所取りは複数人で

都内屈指のお花見スポットである代々木公園には、例年多くの花見客が訪れ、特に桜の見ごろの時期である3月下旬から4月上旬は大変に混み合います。見ごろの時期にお花見を楽しみたいなら、少なくとも午前8時〜午前9時頃には場所取りを開始した方が良いでしょう。

代々木公園は24時間開園しているため、何時からでも場所取りをすることは可能です。しかし、場所取りに使えるのはレジャーシートのみで、テントやイスは持ち込めないので注意。また、最低1人がその場にいないと撤去されてしまうので、場所取りも複数人で行くのが良いでしょう。

また食べ物や飲み物の持ち込みは可能ですが、ゴミ箱の設置が少ないため、ゴミは自分で持ち帰りましょう。

トイレは早めに行っておこう

桜のシーズンは仮設トイレが設置される

桜のシーズンは仮設トイレが設置される

長時間いると心配になるのがトイレ。代々木公園では11箇所の通常トイレに加え、桜の時期には仮設トイレも設置されます。

しかし、それでも例年トイレは混雑し、特に女子トイレは1時間以上並ぶこともあるそう。できるだけ早めに行くことを心がけましょう。お花見スポットの中央広場から少し離れた競技場近くのトイレなどは比較的空いています。

ライトアップは無いので注意

夜の代々木公園

夜の代々木公園

また、お花見といえば美しくライトアップされた夜桜も楽しみの一つ。しかし、代々木公園では桜のライトアップを行っていません。代々木公園は夜中でも開いてますが、暗がりの中桜を見ることになってしまうので注意してください。

代々木公園のおすすめお花見スポット

広大な敷地の代々木公園は、初めて行くとどこに桜があってお花見をしたら良いか分からないという場合も。そんな方のために今回は、代々木公園の桜がきれいなおすすめお花見スポットを紹介します。

それぞれの場所は代々木公園公式サイト施設MAPの地図をご覧ください。

中央広場

代々木公園 中央広場の桜

代々木公園 中央広場の桜

代々木公園の中心にある、最も代表的なお花見スポット。中央に芝生が広がり、そのまわりを桜の木々が囲うように咲いています。広場の噴水池は桜の撮影スポットとしても人気です。

代々木公園 噴水池の桜

代々木公園 噴水池の桜

代々木公園の新緑と桜の美しいコントラストを楽しめるのはこの時期ならでは。桜を見ながら芝生でのんびり昼寝をするのも気持ち良さそうですね。

また早咲きの河津桜があるのはこの中央広場。10本と本数は少ないですが、存在感のある濃いピンク色で春の訪れを告げてくれます。

花の小径(桜の園)

代々木公園 桜の園

代々木公園 桜の園

原宿門から渋谷門を通って南門に続く花の小径では、四季折々の花を見ながら散策を楽しむことができます。

そして渋谷門と南門の間を通ると、桜の密集地「桜の園」が現れます。道沿いや頭上を桜が覆う様子はまるで桜のアーチ。座ってお花見を楽しむのも良いですが、桜に囲まれながら小径を歩くだけでも十分に春を堪能できます。

お花見シーズンは渋谷門の近くに屋台が出ているため、食べ物を持ち込まなくてもお花見が楽しめるのがうれしいですね。

丘の広場

代々木公園 丘の広場

代々木公園 丘の広場

南門から中央広場に向かう途中にある小高い丘が「丘の広場」。周辺には桜の木が多く、見晴らしの良さから人気のお花見スポットとなっています。丘の広場一帯には、桜だけでなくあじさいも多く植えられているため、6月には春と違った景色を楽しむことも。

代々木公園のアクセス

代々木公園は、原宿駅や明治神宮前駅、代々木公園駅、代々木八幡駅などからのアクセスが便利。また入り口が原宿門、参宮橋門と複数あるので、どの門から入るのがいいか、お花見スポットまでどうやっていくかなどを確認しておきましょう。

アクセス:JR山手線「原宿駅」・東京メトロ千代田線「代々木公園駅」より徒歩(約3分)
住所:渋谷区代々木神園町神南2
開園時間:24時間
定休日:なし
入園料:無料
駐車場:65台(24時間営業、最初1時間600円・以後30分ごと300円)

代々木公園の周辺でも桜が楽しめる!

都内屈指のお花見スポットである代々木公園ですが、実はその周辺にも美しい桜を楽しめるスポットがあるんです。ここでは代々木公園周辺にあるお花見スポットを紹介します。

まだまだ桜を満喫したい方、代々木公園が混雑していてお花見できなかった!という方は要チェックです。

新宿御苑

新宿御苑の桜

新宿御苑の桜

代々木公園と同じく都心にありながら豊かな自然に囲まれた庭園である新宿御苑。環境省の管轄する国民公園で、東京ドーム12個分もの広さを誇ります。園内には様々な花や木が植えられており、四季折々の自然の風景を楽しめます。

自然豊かな新宿御苑の中でも特に種類が多く有名なのが桜なんです。ヤマザクラ、カンザンなど約65種類の桜が、なんと約1,000本も植えられており、代々木公園と同じく都内の人気お花見スポットとなっています。毎年4月に内閣総理大臣主催の「桜を見る会」が開催される場所としても有名です。

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【新宿御苑】歴史や見どころは?古くから愛される国民公園を徹底解説

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新宿御苑

【新宿御苑】歴史や見どころは?古くから愛される国民公園を徹底解説 東京都の中心地に位置する「新宿御苑」。四谷から代々木、千駄ヶ谷から大久保に及ぶ広大な敷地の国民公園です。春は桜、秋は紅葉と季節の見どころが満載。今回は新宿御苑の歴史やアクセス情報なども徹底解説します。

庭園

【新宿御苑 基本情報】
アクセス:JR「新宿駅」南口より徒歩(約10分)/ 東京メトロ丸ノ内線「新宿御苑駅」より徒歩(約5分)
住所:〒160-0014 東京都新宿区内藤町11
電話:03-3341-1461
開園時間:9:00〜(閉園時間は16:00〜17:30で季節によって異なる) 
休園日:月曜、年末年始(12/29~1/3)
入園料:大人 500円 / 学生 (高校生以上)250円 / 小人 (中学生以下)無料

東郷神社

東郷神社の桜

東郷神社の桜

繁華街、原宿から徒歩5分ほどの距離にひっそりと佇む東郷神社。実はここも隠れた桜の名所なんです。街の喧騒を少し離れて鳥居をくぐると、早速大きなソメイヨシノが目に飛び込んできます。

東郷神社には程よい広さの庭園もあります。池にかかる橋から見た大桜や、鯉の泳ぐ池に桜の花びらが浮かぶ様子は、日本らしい雅な風景。混み合うことも少ないので、ゆっくりお花見を楽しめる穴場スポットです。

【東郷神社 基本情報】
アクセス:JR「原宿駅」より徒歩(約3分)/ 東京メトロ千代田線「明治神宮前駅」5番出口より徒歩(約5分)
住所:〒150−0001 東京都渋谷区神宮前1−5−3
電話:03-3403-3591
営業時間:6:00〜17:00(11月〜3月は6:30〜)
定休日:なし
拝観料:無料

青山霊園

青山霊園の桜

青山霊園の桜

東京23区最大の霊園である青山霊園。政治家や文豪など、歴史に名を残す著名人が多く眠っていることでも知られていますが、実は美しい桜並木が楽しめるお花見スポットとしても人気なんです。

園内の道沿いには、ソメイヨシノやシダレザクラといった桜が約320種類植えられており、見事な枝振りの桜は見ごたえ十分。中でも、南北に貫通する広い道路は、約700mも続く桜並木があり、まるで桜のトンネルのような光景が広がります。

【青山霊園 基本情報】
アクセス:東京メトロ銀座線「外苑前駅」より徒歩(約7分)/ 都営大江戸線「青山一丁目駅」より徒歩(約5分)
住所:〒107-0062 東京都港区南青山2-32-2
電話:03-3401-3652

代々木公園のお花見に出かけよう

今回は、東京都内屈指のお花見スポット、代々木公園の桜について紹介しました。園内だけでも数々のお花見スポットがある代々木公園ですが、その周辺でも合わせて桜が楽しめるんです。

人気スポットだけに場所を取るのは大変ですが、今回の情報を押さえればきっと楽しくお花見ができるはず。アクセスの良い東京都心でお花見をしたい方は、ぜひ代々木公園を訪れてみてはいかがでしょうか。