清水寺夜間特別拝観 季節ごとのライトアップ
春のライトアップ(2024年実施時期)
夏のライトアップ(2024年実施時期)
秋のライトアップ(2024年実施時期)
清水寺でおすすめのライトアップスポット
清水寺の基本情報・アクセス
清水寺周辺でライトアップが楽しめるスポット
まとめ

京都観光で絶対に外せない世界遺産の「清水寺」。日本国内外から多くの人が訪れる人気の観光スポットで、清水の舞台が有名です。

創建から1200年以上の歴史を持つ清水寺は、国宝や多くの重要文化財が存在する格式高いお寺。昼間の賑わう清水寺だけでなく、静けさを身にまといライトアップされた夜の姿もおすすめです。

今回は、清水寺で行われるライトアップや周辺でおすすめのライトアップスポットを紹介します。

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観光地・京都でも人気の清水寺

【清水寺】は絶対に見逃せない世界遺産!歴史や見どころとは? 清水の舞台が有名な「清水寺」。日本の観光名所として人気の京都でも、数多くの人が訪れる場所です。国宝や多くの重要文化財が存在し、音羽の滝も有名な観光スポットの一つ。今回は、清水寺の歴史や見どころを紹介します。

神社・寺

清水寺夜間特別拝観 季節ごとのライトアップ

清水寺で行われるライトアップは、春と夏と秋の3種類。全てのライトアップ期間中に夜間特別拝観が実施されます。ライトアップの際に清水寺から放たれる一筋の青い光は観音様の慈悲を表したもの。京都の夜空を照らし、古都ならではの街並みをより一層輝かせます。

多くの観光客で賑わう昼間とは異なり、夜になってライトアップされることでしか見ることのできない清水寺は絶対に見逃せません。

春のライトアップ

春は桜とともにライトアップした清水寺を楽しめる

春は桜とともにライトアップした清水寺を楽しめる

最初に紹介するのは、春の清水寺で行われるライトアップ。清水寺の境内に咲き誇る桜がライトアップされ、美しい夜桜を目にすることができます。

清水寺の境内で咲く桜は、山桜やソメイヨシノなど全部で約1500本。清水寺の本堂にある舞台から桜を眼下に眺めたり、そびえ立つ三重塔と桜を一緒に写真に収めたりとあなただけの楽しみ方ができます。

清水寺 夜の特別拝観[春]実施時期(2024年)

●実施期間:2024年3月23日(土)~3月31日(日)
●拝観料:大人400円 小・中学生 200円
●拝観時間:17:30〜21:30(21:00受付終了)
 ※開門は6:00。お守り授与所・納経所(ご朱印)での授与は8:00頃から

夏のライトアップ

夏のライトアップ期間中は千日詣りが行われる

夏のライトアップ期間中は千日詣りが行われる

続いて紹介するのは、夏に行われるライトアップ。1日のお詣りで1000日お詣りしたご利益が得られるという「千日詣り」に合わせて清水寺がライトアップされます。夏の清水寺がライトアップされる期間中は、本堂の内々陣の特別拝観も可能に。光に照らされた清水寺を目にできるだけでなく、御本尊を拝むこともできます。

また、内々陣の特別拝観は昼間も実施。ライトアップされる前の清水寺も合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。

清水寺 夜の特別拝観[夏]実施時期(2024年)

●実施期間:2024年8月14日(水)〜16日(金)
●拝観料:大人400円 小・中学生 200円
●拝観時間:17:30〜21:30(21:00受付終了)
 ※開門は6:00。お守り授与所・納経所(ご朱印)での授与は8:00頃から

秋のライトアップ

秋の清水寺はライトアップされ朱色が紅葉に映える

秋の清水寺はライトアップされ朱色が紅葉に映える

3つ目に紹介するのは、秋に行われるライトアップ。清水寺で実施されるライトアップの中で最も人気なのが、この秋のライトアップです。清水寺は京都でも有数の紅葉の名所。本堂の舞台や三重塔などを紅葉とともに楽しむことができます。

清水の舞台から見下ろす紅葉も去ることながら、本堂と一緒に眺めるのもおすすめ。まるで赤い海に清水寺の本堂が浮かんでいるかのように見えます。ライトアップされることによって、紅葉の美しさが引き立ちより幻想的に。約1000本あると言われている紅葉の紅とライトアップによるオレンジのグラデーションは、まさに圧巻の光景です。

また秋のライトアップ期間中は、清水寺の「成就院」にある庭園を特別に公開。別名「月の庭」とも呼ばれる庭園は、京都を代表とする名庭の1つとして知られています。豊かな自然と融合する庭園を鑑賞していると、まるで時の流れが止まったかのような感覚に。夜空を渡る月が水面に映り、古くから多くの人々を魅了しています。

清水寺 夜の特別拝観[秋]実施時期(2024年)

●実施期間:2024年11月18日(月)〜30日(土)
●拝観料:大人400円 小・中学生 200円
●拝観時間:17:30〜21:30(21:00受付終了)
 ※開門は6:00。お守り授与所・納経所(ご朱印)での授与は8:00頃から
●公式サイト:音羽山 清水寺 夜間特別拝観

また、同時期に「秋の成就院庭園特別公開」も行っています。
●実施期間:2024年11月18日(月)〜30日(土)
●拝観料:大人600円 小・中学生300円 
 ※入山料は別途かかります
●拝観時間:9:00〜16:00受付終了/18:00〜20:30受付終了
●公式サイト:音羽山 清水寺 秋の成就院庭園特別公開

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清水寺は京都で有数の紅葉名所

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神社・寺

清水寺でおすすめのライトアップスポット

三重塔

三重塔がライトアップによって際立つ

三重塔がライトアップによって際立つ

西門のすぐ裏手にそびえる「三重塔」。高さ約31mで、国内最大級の高さを誇ります。京都の街からも眺めることのできる、清水寺のシンボル的な存在。美しく朱色に輝く三重塔は、重要文化財に指定されています。

三重塔のライトアップを見るなら、近くよりも遠くからがおすすめ。特に、奥の院から音羽の滝に少し進んだところからの景色は見逃せません。高くそびえる三重塔がライトアップによって際立ち、京都の空に浮かび上がる光景が目にできます。

仁王門

清水寺の仁王門はライトアップで朱色がより鮮明に

清水寺の仁王門はライトアップで朱色がより鮮明に

清水寺の正門である「仁王門」。朱色に輝く丹(に)塗りの門で、重要文化財に指定されています。応仁の乱で焼失したものの16世紀初めに再建。2003年には解体修理が行われ、再建当時の美しい朱色を取り戻しました。

仁王門がライトアップされることで、さらに引き立つ朱色の輝き。春には梅、秋には紅葉が仁王門の近くに咲き、ライトアップの美しさとともに堪能することができます。

本堂

ライトアップされた清水寺の本堂は存在感を増す

ライトアップされた清水寺の本堂は存在感を増す

音羽山の断崖に位置する清水寺の「本堂」。伝統的な木造建築のお堂で、国宝に指定されています。本堂の前に張り出されているのが、清水寺で最も有名な「桧(ひのき)舞台」。「清水の舞台」としても広く知れ渡っています。

清水寺の本堂は朱色ではないため、三重塔や仁王門に比べるとライトアップの煌びやかさは控えめ。それでも本堂が夜空にくっきりと浮かび、その存在感を増します。また清水寺の本堂や舞台を見るだけでなく、舞台から京都の街を眺めるのもおすすめ。煌めく京都の街並みを一望できるのも、清水寺がライトアップされる時だけの特権です。

清水寺の基本情報・アクセス

清水寺 基本情報

●住所:京都府京都市東山区清水1丁目294
●開門時間:6:00
●閉門時間:18:00(7・8月は18:30閉門)
 ※お守り授与所・納経所(ご朱印)での授与は8:00頃から
●公式サイト:音羽山 清水寺

清水寺へアクセス

JR京都駅から市バス206系統・東山通北大路バスターミナル行きに乗車。「五条坂」で下車し、徒歩約10分。

清水寺周辺でライトアップが楽しめるスポット

ライトアップによって輝きを増す世界遺産・清水寺。境内の美しさは必見ですが、清水寺周辺には他にもライトアップを楽しめるスポットがあります。清水寺から足を伸ばして、さらにライトアップを楽しんでみてはいかがでしょうか。

高台寺

高台寺はライトアップと四季折々の景色が楽しめる

高台寺はライトアップと四季折々の景色が楽しめる

豊臣秀吉の正室だった「ねね」が建立したことで知られている「高台寺」。建立当時の建物が、今もなおその姿を残しています。

春の桜や夏の竹林、秋の紅葉に冬の雪がライトアップされ、四季折々の楽しみ方ができるのが高台寺のおすすめポイント。プロジェクションマッピングも実施されるなど、歴史的な良さと現代の技術が合わさったライトアップを楽しめます。

高台寺 秋の夜間特別拝観(2023年)

●実施期間:2023年10月21日(土)~12月10日(日)
●点灯時間:17:00〜22:00(最終受付21:30)
●公式サイト:夜の高台寺 Light up

二年坂(二寧坂)・三年坂(産寧坂)

ライトアップで石畳が照らされた二寧坂

ライトアップで石畳が照らされた二寧坂

清水寺の参道である「二年坂・三年坂」。それぞれ二寧坂(にねいざか)と産寧坂(さんねいざか)が正式名称です。昼間の歴史ある雰囲気のみならず、夜になってライトアップされた様子も見逃せないスポット。石畳が光に照らされ、幻想的な雰囲気を醸し出します。

八坂の塔 ※2022年でライトアップ終了

八坂の塔はライトアップにより重厚感の中に美しさが現れる

八坂の塔はライトアップにより重厚感の中に美しさが現れる

清水寺にほど近い東山の町中にそびえ立つ「八坂の塔」。京都市街にある最古の五重塔で、東山一帯のランドマークとして古くから親しまれています。

夜になりライトアップされると、重厚感の中に美しさが出現。二寧坂周辺で八坂の塔を眺めれば、街灯に照らされた石畳とのコラボレーションが楽しめます。

八坂の塔のライトアップが行われる「東山花灯路」は、2022年で20年の歴史に幕を下ろしました。
いつかまた再開されることを期待しましょう。

ライトアップされた清水寺を堪能する

今回は、清水寺のライトアップについて紹介しました。日本で人気の観光地・京都の中でも、特に多くの観光客が訪れる清水寺。1200年以上の歴史を感じる昼間の姿に加え、夜になってライトアップされることで違った表情が楽しめます。

歴史の重みを感じるとともに、ライトアップによる輝かしい清水寺を堪能してみてはいかがでしょうか。