1. 小豆島ってこんな島
2. 掲載スポット一覧MAP
3. 小豆島の観光スポット【土庄港周辺エリア】
■エンジェルロード《干潮時に現れる海の道》
■迷路のまち《隠れ家的なお店も多数》
■妖怪美術館(全4館)《個性豊かな妖怪たちに会える》
■小野川直樹美術館《折鶴でできた繊細なアート》
■重岩(かさねいわ)《山の上の巨大岩》
4. 小豆島の観光スポット【池田港周辺・中山エリア】
■中山千枚田《「虫送り」で有名な里山の象徴》
■こまめ食堂《地元食材にこだわる温かな食堂》
■らしく園(井上誠耕園)《美しいオリーブ畑とオリーブ牛ランチ》
5. 小豆島の観光スポット【草壁港・坂手港周辺エリア】
■道の駅小豆島オリーブ公園《風車がシンボルの海が見える公園》
■小豆島オリーブ園《日本最古の原木と、イサムノグチの作品》
■ヤマロク醤油《木桶仕込みの醤油蔵》
■醤の郷(ひしおのさと)《醤油蔵や佃煮工場が集うエリア》
■マルキン醤油記念館《大正初期の工場を見学》
■京宝亭《佃煮・醤油のお土産が目白押し》
■MORIKUNI ギャラリー・ショップ/カフェ/ベーカリー《日本酒の酒蔵が営むお店》
■GEORGESgallery+KOHIRAcafe《アート作品に変わった築100年の家屋》
■二十四の瞳映画村《昭和にタイムスリップ》
6. 小豆島の観光スポット【寒霞渓・大部港周辺エリア】
■寒霞渓/寒霞渓ロープウェイ《山から海まで一望する大パノラマ》
■シマアソビ《小部の海でキャンプ・SUP》
まとめ

みなさんは、瀬戸内海といえば何を思い浮かべるでしょうか?

香川県、愛媛県、広島県などに面した瀬戸内海エリアは穏やかな海と多島美が特徴的で、観光スポットの多いエリアです。

この記事では、香川県や岡山県、兵庫県からフェリーで行くことのできる小豆島(しょうどしま)の観光におすすめの定番スポットをご紹介します。

TOP画像:左上=道の駅 小豆島オリーブ公園 右上=醤の里 左下=小野川直樹美術館 下中=MORIKUNIベーカリーのコッペパン 右下=京宝亭の佃煮(写真提供:公益社団法人 香川県観光協会/小豆島迷路のまちアートプロジェクトMeiPAM/小豆島酒造/京宝亭)

※本記事に記載の情報は2023年10月時点の情報です。諸事情により変更となる場合がありますので、お出かけの際は各公式サイト
・公式SNS等で最新情報をご確認ください

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1. 小豆島ってこんな島

小豆島の位置関係

香川県の離島・小豆島。オリーブ、醤油、そうめんなどが特産品

●豊かな文化・産業がある島

瀬戸内海で2番目に大きい小豆島は、美しい景勝地や伝統文化、豊かな産業など見どころがたくさんあり、観光地として人気です。香川県高松市からフェリーで1時間ほどの場所にあり、土庄町と小豆島町の2町合計、約2万8000人が暮らしています。

●暖かくてよく晴れる島

気候は温暖で雨も少なく、日照時間が長い晴れの国。その恵まれた地理条件はオリーブの栽培に適しており、島内はまるで地中海を思わせるオリーブ畑の絶景が広がっています。そのほかにも、醤油、佃煮、素麺など島の恵みを生かした特産品がたくさんあり、食の豊かさに驚かされることでしょう。

●起伏に富み高台からの景色が美しい

島中東部の星ヶ城山(816m)は瀬戸内海の最高峰で、その山峰は急な傾斜と奇峰が特徴的な日本三大渓谷美の寒霞渓として人気を博しています。島は全体的に山と海が近く、その地形を利用した棚田のある農村風景も小豆島の代表的な自然美のひとつです。

近年は瀬戸内国際芸術祭の会場となっており、現代アート作品も点在。アート好きにもおすすめのスポットです。

2. 掲載スポット一覧MAP


3. 小豆島の観光スポット【土庄港周辺エリア】

エンジェルロード《干潮時に現れる海の道》

エンジェルロード

エンジェルロード。道が現れる時間は決まっていて、2023年の出現時間は2023エンジェルロード潮見表(小豆島観光協会)からチェックできます

小豆島といえば、エンジェルロードのイメージが強い方も多いのではないでしょうか? 潮の満ち引きによって消えたり、現れたりする不思議な砂の道で、1日に1〜2回の干潮時のみ渡ることができます。その神秘的で幻想的な風景から、映画やドラマのロケ地となることも。また、大切な人と手をつないで渡ると、願いが叶うと言われており、エンジェルロード手前の弁天島では幸せの鐘を鳴らすことができる人気スポットです。

●場所:香川県土庄町甲24-92
●関連サイト:土庄町/エンジェルロード

迷路のまち《隠れ家的なお店も多数》

迷路のまちと西光寺の三重塔

迷路のまちと西光寺の三重塔

土庄町本町には、迷路のように複雑に入り組んだ路地があり、「迷路のまち」と呼ばれています。元々、瀬戸内海の海賊の侵攻や、南北朝時代の戦に備えて形成されたと言われており、現在はレトロな食堂や老舗の菓子店、カフェ併設の本屋さんなどノスタルジックな寄り道スポットがたくさんある、おすすめ散策スポットになっています。

●場所:香川県土庄町本町 付近一帯
●公式サイト:小豆島・迷路のまち

妖怪美術館(全4館)《個性豊かな妖怪たちに会える》

左上から時計回りに、妖怪美術館受付外観、4号館の天井画、河童、3号館の妖怪たち

左上:妖怪美術館受付外観 右上:4号館の天井画 左下:河童 右下:3号館の妖怪たち(写真提供:妖怪美術館)

妖怪画家・柳生忠平(やぎゅう・ちゅうべい)が館長をつとめる摩訶不思議な妖怪ワールド! 元呉服屋の蔵や、元醤油屋の倉庫など古い建物を生かした4つの美術館でさまざまな妖怪の絵や造形が約900点展示されています。妖怪Barやオリジナルグッズショップがあったり、怪談話を楽しむ「百物語」のイベントがあったりと、夜も楽しめる怪しい魅力たっぷりのスポットです。公式サイトからはお得な前売りチケットが購入できます。

●場所:香川県土庄町甲398(受付棟)
●時間:9:00~22:00(最終受付21:00)
 ※木曜は14:00~22:00(最終受付21:00)
●定休:水曜(祝日の場合は営業)
●公式サイト:妖怪美術館

小野川直樹美術館《折鶴でできた繊細なアート》

小野川直樹美術館

小野川直樹美術館展示風景(写真提供:小豆島迷路のまちアートプロジェクトMeiPAM)

小さな折り鶴を使った繊細な作風で知られる小野川直樹の作品を常設する美術館。10ミリ四方の紙で作られた鶴は、尊く、儚く、また神秘的な「なにか」がひそんでいる様に感じられます。折り鶴に込められた祈りとその迫力に圧倒されることでしょう。散策も楽しい迷路のまちの中にあり、妖怪美術館も近くにあるので一緒に回るのがおすすめです。

●場所:香川県土庄町東元浜甲289-33
 ※受付は妖怪美術館の受付棟(香川県土庄町甲398)でどうぞ
●時間:9:00〜22:00(最終受付21:00)
 ※木曜は14:00〜22:00(最終受付21:00)
●定休:水曜(祝日の場合は営業)
●公式サイト:小野川直樹美術館

重岩(かさねいわ)《山の上の巨大岩》

重岩

「神が宿る石」といわれている重岩

重岩は、今にも崖から落ちそうで落ちない絶妙なバランスを保った巨大な岩です。土庄町小瀬地区にある石切丁場跡の一つ「小瀬の丁場」にあります。重岩不動石鎚神社のご神体として祀られ、眼下には瀬戸内海の絶景が広がるこの場所は、新たなパワースポットとして注目されています。

●場所:香川県土庄町小瀬
●関連サイト:重岩(かさねいわ)/土庄町

4. 小豆島の観光スポット【池田港周辺・中山エリア】

中山千枚田《「虫送り」で有名な里山の象徴》

中山千枚田

実りの季節を迎えた中山千枚田

小豆島のほぼ中心に位置する中山地区にある千枚田は、日本の棚田100選のひとつに選ばれる里山の絶景スポットです。大小約800枚に及ぶ田んぼでは、四季折々の豊かで広大な自然を楽しめます。夏には、松明をかざして棚田の畦道を歩き、稲につく害虫を駆除して豊作を願う伝統行事「中山虫送り」が開催されます。

●場所:香川県小豆島町中山
●関連サイト:中山千枚田/小豆島観光協会

こまめ食堂《地元食材にこだわる温かな食堂》

左:棚田のおにぎり定食 右上:お店外観 右中:お店内観 右下:「小豆島オリーブ牛」のバーガー

左:看板メニューの「棚田のおにぎり定食」。おかずは季節ごとに日替わり。近海で獲れた旬の魚や、地物の野菜がいただけます 右上:お店外観。昭和初期に建てられたと思われる精米所を修復し使用 右中:お店内観。お店の家具は修復工事で出た床板などを再利用して作られています 右下:オリーブのしぼり粕を配合した餌で育てられた「小豆島オリーブ牛」のバーガー

中山千枚田の真ん中に位置する昭和の懐かしさを感じさせる食堂。「瀬戸内国際芸術祭」をきっかけに、地域の精米所を修復しオープンしました。小豆島産の旬な食材にこだわり、棚田の上流域から湧き出る湧水を使ってふるさとの味を提供しています。おすすめは「棚田のおにぎり定食」で、棚田で手間暇かけて育てたお米と小豆島の海水から造られた天然塩を使ったおにぎりが自慢。「小豆島オリーブ牛」を使ったオリジナルハンバーガーも人気です。

●場所:香川県小豆島町中山1512-2
●時間:11:00〜15:00(L.O.14:00)
●定休:火曜・木曜 ※詳しく公式サイトの「営業日(定休日)カレンダー」をご確認ください
●公式サイト:こまめ食堂

らしく園(井上誠耕園)《美しいオリーブ畑とオリーブ牛ランチ》

左上:井上誠耕園のオリーブ園 左下:2階レストラン「忠左衛門」のオリーブ牛ランチセット 右:1階にある直営ショップ

左上:井上誠耕園のオリーブ園 左下:2階レストラン「忠左衛門」のオリーブ牛ランチセット 右:1階にある直営ショップ(写真提供:井上誠耕園)

海の見えるオリーブ畑と、お土産ショップ、レストランのある施設。建物1階部分はオリーブの魅力をカラダの中からも外からも堪能できるお土産専門店になっており、小豆島ならではの名産品が並びます。2階部分はオリーブ料理が楽しめる「レストラン忠左衛門」があり、小豆島伝統の手延べ製法で作られたパスタが楽しめます。オリーブ畑の中の散策もおすすめ。

●場所:香川県小豆島町蒲生甲61-4
●時間:
 1階 SHOP 9:00~17:00
 2階 レストラン 10:30~15:30(L.O.14:30)
●定休:無休(臨時休業あり)
●公式サイト:井上誠耕園

5. 小豆島の観光スポット【草壁港・坂手港周辺エリア】

道の駅小豆島オリーブ公園《風車がシンボルの海が見える公園》

道の駅小豆島オリーブ公園

道の駅小豆島オリーブ公園のシンボル・風車

まるで地中海の国・ギリシャのような風景が広がる人気のスポット。ほうきの無料レンタルがあり、スタジオジブリ作品『魔女の宅急便』のようにほうきで空を飛ぶ写真を撮影することができます。敷地内には約2000本のオリーブの木や130種類以上のハーブが栽培されているほか、お土産店やレストラン、温泉、『魔女の宅急便』のロケセットまであり、小豆島に来たら必ず訪れたいスポットのひとつとなっています。

●場所:香川県小豆島町西村甲1941-1
●時間:8:30-17:00
●定休:無休
●公式サイト:道の駅 小豆島オリーブ公園
※編集部しらべ

小豆島オリーブ園《日本最古の原木と、イサムノグチの作品》

小豆島オリーブ園にある、日本最古のオリーブ原木

小豆島オリーブ園にある日本最古のオリーブ原木(写真提供:[公社]香川県観光協会)

国産で一番最初にオリーブの栽培に成功した、100年以上の歴史をもつオリーブ園。園内には広大なオリーブ畑のほか、イサムノグチの遊具彫刻や、光の彫刻を展示したギャラリー、小豆島のご当地グルメ・ひしお丼を楽しめるレストランや、お土産ショップもあります。オリジナルのオリーブオイルブレンドを作る体験コンテンツもおすすめ。

●場所:香川県小豆島町西村甲2171
●時間:
 レストラン 9:00~15:00(L.O.14:30)
 ショップ 8:30~17:00
●定休:無休
●公式サイト:小豆島オリーブ園
※編集部しらべ

ヤマロク醤油《木桶仕込みの醤油蔵》

ヤマロク醤油

左上:酵母菌や乳酸菌が暮らす蔵 右上:手作業で行われるもろみまぜ。発酵熱により樽の上は40℃以上に 左下:併設の「やまろく茶屋」でいただけるアイスクリーム鶴醤(つるびしお)かけ 右下:ヤマロク醤油で造られる醤油・ぽん酢・つゆ(写真提供:ヤマロク醤油)

全量木桶仕込みにこだわった醤油蔵。100年以上前(明治初期)に建てられたもろみ蔵は、国の登録有形文化財に指定されています。乳酸菌や酵母菌などの「微生物たちの力」によって造られた醤油は旨み値が高く、中でも手間ひまかけて造られた再仕込み醤油「鶴醤(つるびしお)」は深いコクと香り、まろやかさがあり海外からも人気の商品です。もろみ蔵の見学も常時対応しているのでぜひ訪れてみては。

●場所:香川県小豆島町安田甲1607
●時間:9:00〜17:00
●定休:無休
●公式サイト:ヤマロク醤油

醤の郷(ひしおのさと)《醤油蔵や佃煮工場が集うエリア》

「醤油蔵通り」と呼ばれる杉の焼板が続く道

「醤油蔵通り」と呼ばれる杉の焼板が続く道(写真提供:[公社]香川県観光協会)

小豆島町安田地区から坂手港へ向かう県道沿いに、20軒以上の醤油蔵や佃煮工場が軒を連ねているエリアが「醤の郷」です。黒い焼杉の壁に、瓦と白の漆喰壁がノスタルジックな景観を作り、芳ばしい醤油の香りが漂ってくる町並みは、経済産業省の近代化産業遺産にも認定されています。

●場所:香川県小豆島町馬木〜苗羽
●関連サイト:醤の郷(ひしおのさと)/小豆島観光協会

マルキン醤油記念館《大正初期の工場を見学》

マルキン醤油記念館

マルキン醤油記念館内観(写真提供:[公社]香川県観光協会)

1907年創業の丸金醤油が運営する、大正初期に建てられた工場のひとつを改装した記念館。有形文化財に登録された合掌造りの建物で、しょうゆ造りの歴史と製造方法を学ぶことができます。もろみ絞り体験で搾りたてのお醤油を試食できるほか、名物の「しょうゆソフト」も人気です。

●場所:香川県小豆島町苗羽甲1850
●時間:9:00~16:00
 ※7月20日〜8月31日・10月16日〜11月30日は9:00~16:30
●定休(2023年):1月1日・1月10日・1月17日・2月14日・2月21日・6月13日・6月20日・12月28日~12月31日
●公式サイト:マルキン醤油記念館
※編集部しらべ

京宝亭《佃煮・醤油のお土産が目白押し》

上段:京宝亭の外観・宝ミュージアム。下段:京宝亭で購入できる「ひしおしぇいく」「子持ち木くらげ」「島っこ生のり佃煮」

上段:京宝亭の外観・宝ミュージアム。下段:京宝亭で購入できる「ひしおしぇいく」「子持ち木くらげ」「島っこ生のり佃煮」(写真提供:京宝亭)

醤の郷の中にある、佃煮の老舗「宝食品」のアンテナショップ。醤油蔵の風情を残した白壁の美しい店舗の中にお洒落なカフェやショップ、ミュージアムが展開されています。島醤油の老舗・高橋商店の国産丸大豆醬油を使用した「ひしおしぇいく」や、宇宙日本食としてJAXA認証を受けた「ちりめん山椒」などを楽しめます。

●場所:香川県小豆島町苗羽甲2211-28
●時間:9:00〜17:00
●定休:不定休
●公式サイト:京宝亭

MORIKUNI ギャラリー・ショップ/カフェ/ベーカリー《日本酒の酒蔵が営むお店》

MORIKUNIのカフェスペース内観と、食事メニュー、MORIKUNIベーカリーのコッペパン

左上・右上:MORIKUNIのカフェスペース内観 左下:カフェでいただける「杜氏のまかない飯」 右下:ベーカリーのコッペパン(写真提供:小豆島酒造)

小豆島で唯一の酒蔵・小豆島酒造が運営する、築70年の佃煮工場をリノベーションして誕生したギャラリー・ショップ、カフェ、ベーカリー。MORIKUNIでの日本酒の楽しみ方はさまざま。日本酒4種の飲み比べセットで飲み比べをしたり、粕汁やお醤油ベースのピザなど食事と合わせて日本酒を楽しんでみたり、スイーツと合わせてみても。小豆島産の食材や酒粕を使った料理、甘酒ドリンクなどいろいろなメニューが楽しめます。もちろん日本酒の試飲もできます。ベーカリーでは酒米の米粉を使ったこだわりのコッペパンがおすすめ。

●場所:香川県小豆島町馬木甲1010-1
●時間:
 ギャラリー・ショップ……9:00〜17:00
 カフェ……11:00〜17:00
 ベーカリー……9:00〜17:00
●定休:
 ギャラリー・ショップ……木曜
 カフェ……木曜
 ベーカリー……火曜・水曜・木曜
 ※仕込みの時期(11月〜3月頃)はベーカリーが不定休になるため、要問合せ
●公式サイト:MORIKUNI

GEORGESgallery+KOHIRAcafe《アート作品に変わった築100年の家屋》

左:GEORGES gallery 右上:KOHIRA cafeのテラス席 右下:テイクアウトもOKな「醤(ひしお)パック」

左:GEORGES gallery 右上:KOHIRA cafeのテラス席 右下:テイクアウトもOKな「醤(ひしお)パック」(写真提供:小豆島アートプロジェクト/SHODOSHIMA2018©️GEORGES ROUSSE)

フランス人写真家、ジョルジュ・ルースを招聘して作られたギャラリーと、瀬戸内の旬の果実、各地のみずみずしい野菜を味わえるカフェ。廃墟や取り壊す予定の建物内の空間にインスタレーションを設置し、撮影して写真作品として完成させるジョルジュ・ルースは、築100年のこの家屋に金色の箔を施しました。縁側から射し込む柔らかな光と調和した金箔の空間は、人気のスポットになっています。隣接するKOHIRA cafe(コヒラカフェ)ではガーデンデッキなどで旬の野菜・果実を使ったメニューがいただけます。

●場所:香川県小豆島町馬木甲881-9
●時間:10:00~17:00
●定休:月曜・火曜・水曜(祝日は営業)
●公式サイト:
 GEORGES gallery
 KOHIRA cafe (コヒラカフェ)

二十四の瞳映画村《昭和にタイムスリップ》

撮影用セットの木造校舎

撮影用セットの木造校舎(写真提供:[公社]香川県観光協会)

1954年公開の映画『二十四の瞳』(監督:木下惠介[きのした・けいすけ]/原作:壺井栄[つぼい・さかえ])のロケ用オープンセットを改築した映画村。原作者・壺井栄が愛用していた調度品や各作品の生原稿などの展示、映画『二十四の瞳』の常時上映のほか、食事処の「Cafe’ シネマ倶楽部」では昭和の懐かしい給食セットや醤丼(ひしおどん)などを楽しめます。映画村全体がノスタルジックな懐かしい雰囲気で、昭和にタイムスリップした気分になれそう。

●場所:香川県小豆島町田浦
●時間:9:00~17:00
●定休:無休
●公式サイト:二十四の瞳映画村
※編集部しらべ

6. 小豆島の観光スポット【寒霞渓・大部港周辺エリア】

寒霞渓/寒霞渓ロープウェイ《山から海まで一望する大パノラマ》

左:寒霞渓からの眺め 右:寒霞渓ロープウェイ

左:寒霞渓からの眺め 右:寒霞渓ロープウェイ(写真提供:左=[公社]香川県観光協会 右=PIXTA)

日本三大渓谷美のひとつとして賞される寒霞渓。約1300万年前の火山活動によってできた安山岩層や火山角礫岩層などの岩塊が、長い年月の地殻変動や風化と侵食によって絶景を創りあげました。美しい山々と広大な瀬戸内海の絶景を同時に楽しめるロープウェイは特に紅葉の季節に大人気。ハイキングやドライブでも楽しめます。ロープウェイは通常12分間隔で運行していて、所要は片道約5分です。

●場所:
 香川県小豆島町神懸通乙168(寒霞渓ロープウェイ山頂駅)
 香川県小豆島町神懸通乙327-1(寒霞渓ロープウェイこううん駅)
●時間:最長8:00〜17:00
 ※時期により異なります。詳細はロープウェイのページをご確認ください。
●定休:無休(臨時休業あり)
 ※詳細は営業カレンダーのページをご確認ください。
●公式サイト:寒霞渓

シマアソビ《小部の海でキャンプ・SUP》

キャンプ、SUP、海水浴、釣りなどが楽しめるビーチキャンプ場

キャンプ、SUP、海水浴、釣りなどが楽しめるビーチキャンプ場(写真提供:シマアソビ)

小豆島北東部の小部地区にある海水浴場とキャンプ場で、SUPのガイド・キャンプサイトの管理を行なっているシマアソビ。透明度の高い海、四季折々の表情を見せてくれる山の前という絶好のロケーションで、キャンプ、SUP、海水浴、釣りなどのさまざまなアクティビティを1年を通して楽しめます。

●場所:香川県土庄町小部303-3
●時間:
 SUPコース……9:00〜/13:00〜/17:00〜
 キャンプ……IN13:00〜17:00/OUT12:00
●定休:月曜
●公式サイト:シマアソビ

おわりに

小豆島観光におすすめのスポット20選をご紹介しました!

島といっても小豆島はかなり広いので、旅行の計画は入念に、フェリーの時間には余裕を持って行動してくださいね。また、飲食店の営業時間、定休日なども事前に確認のうえ、訪れることをおすすめします。多すぎて迷ってしまうお土産は、お店の方におすすめを聞くのも手。ぜひたくさん購入して、お友達や家族とシェアしてくださいね!

Text:牛込麻依 Edit:Erika Nagumo
Photo(特記ないもの):PIXTA