海と山に囲まれた自然あふれる四国地方。一年を通して自然の恵みを感じることができますが、満開の桜によって彩られた四国の絶景は格別。
この記事では王道の人気スポットからまだ知られていない穴場まで、四国地方のお花見・桜名所をご紹介します。
【香川県】お花見・桜絶景スポット
紫雲出山(しうでやま)

瀬戸内海と桜の絶景が魅力的な「紫雲出山」
高台から瀬戸内海を一望でき、フォトジェニックなお花見スポットとして知られる「紫雲出山(しうでやま)」。海外の情報誌でも話題になった、香川県屈指の桜名所です。
標高は352mで、天気が良ければ中国地方や小豆島までの光景を大パノラマで楽しめます。
特に、夕暮れ時に紫雲出山から眺める瀬戸内海は絶景。夕焼け空と瀬戸内海をバックに咲き誇る満開の桜は、まるで絵画のような美しさです。

山頂が桜色に染まる紫雲出山
春になり約1,000本もの桜が見頃を迎えると、山全体がグラデーションのかかった淡いピンク色に。オーバーツーリズム対策のため、2021年から桜が見頃を迎える期間中の入山や駐車場利用は予約制となりました。詳細は特設サイトでご確認ください。
紫雲出山 基本情報
アクセス:JR「詫間駅」よりシャトルバス・シャトルタクシーで約40分
住所:香川県三豊市詫間町大浜乙451-1
駐車場:有り/60台(有料・事前予約制)
公式サイト:三豊市観光交流局
特別名勝 栗林公園

栗林公園へ桜を見に行こう
国の特別名勝に指定されている文化財庭園の中で最も広い「特別名勝 栗林公園(りつりんこうえん)」。約1,400本の松と約300本の桜の調和がとても美しく、趣ある庭園が満開の桜によって華やかに彩られます。

栗林公園のライトアップされた桜
また夜間のライトアップでは、昼間とは異なる雰囲気のなか、夜空に浮かび上がる満開の桜を堪能できます。ライトアップに関する詳細は公式サイトのイベント情報からご確認ください。
特別名勝 栗林公園 基本情報
アクセス:
①JR「栗林公園北口駅」より徒歩約3分
②高松自動車道「高松中央IC」より車で約15分
住所:香川県高松市栗林町1-20-16
駐車場:有り/75台(普通車100円/25分・大型車510円/30分)
公式サイト:特別名勝 栗林公園
香川県のその他の桜名所はこちらにまとめています↓↓
【愛媛県】お花見・桜絶景スポット
積善山三千本桜

積善山三千本桜を見に行こう
約3,000本のソメイヨシノやオオシマ桜、山桜などが山全体を包み込むように咲き誇る「積善山(せきぜんざん)三千本桜」。山頂へ向かう道すがら至る所で満開の桜を見ることができ、桜が見頃を迎えると毎年多くの人で賑わいます。
現地を訪れたら絶対に見逃せないのが、積善山三千本桜のサンセット。夕焼け色の光に照らされた桜と、瀬戸内海のブルーとのコントラストを楽しめます。
積善山三千本桜 基本情報
アクセス:
①しまなみ海道生口島北ICより車で約3分
②しまなみ海道生口島南ICより車で約10分
住所:愛媛県越智郡上島町岩城
駐車場:有り/25台(無料)
関連サイト:瀬戸内かみじまトリップ(ライブカメラあり)
松山城(松山公園)

松山城の桜を見に行こう
江戸時代以前に建てられた天守を満開の桜が彩る「松山城」。天守の最上階からは松山平野や瀬戸内海などが見渡すことができ、桜の名所としてはもちろん夜景スポットとしても人気を集めます。
松山城の桜はほとんどがソメイヨシノですが、シオガマ桜、ボタン桜などの珍しい桜から、早咲きのツバキカン桜や遅咲きのオオヤシマ桜などさまざま。多品種の桜が植えられており、長い期間桜を楽しむことができます。
また松山城を上から楽しめる「松山城ロープウェイ」があるため、桜の季節には空中散歩もおすすめです。ロープウェイということでガラスなどの隔たりもなく、クリアに桜を眺めることができます。

松山城ロープウェイに乗って桜を楽しもう
夜になると松山城がライトアップされ、一気に幻想的な雰囲気へ。昼の壮大な景色も良いですが、夜の松山城と桜のロマンチックな姿も必見です。

ライトアップされた松山城と桜の様子
松山城 基本情報
アクセス:
①JR「松山駅」より市内電車で約10分「大街道」下車、徒歩約5分
②松山自動車道「松山IC」より車で約30分
住所:愛媛県松山市丸之内1
駐車場:有り/12台(420円/2時間)、31台(無料)
公式サイト:松山城
愛媛県のその他の桜名所はこちらにまとめています↓↓
【徳島県】お花見・桜絶景スポット
八百萬神之御殿(※2025年休止)

八百萬神之御殿の桜を見に行こう
標高400mの高所に位置する「八百萬神之御殿(やおよろずかみのごてん)」。毎年春になると、境内に至る山の傾斜部分は満開の約8,000本の桜に埋め尽くされます。

ピンク色に変化した八百萬神之御殿
見頃の時期には山全体が濃いピンク色に。遊歩道は辺り一面を桜に囲まれ、参拝者は桜のトンネルを通って境内に向かいます。
長年人々を魅了してきた桜名所である八百萬神之御殿ですが、2025年の桜開花期間中の一般参拝は全面禁止です(再開時期は未定)。詳細は公式サイトをご確認ください。
八百萬神之御殿 基本情報
アクセス:
①JR「穴吹駅」より車で約30分
②徳島自動車道「脇町IC」より車で約20分
住所:徳島県美馬市脇町東赤谷名1701-2
駐車場:有り/40台
関連サイト:阿波ナビ
公式インスタグラム:八百萬神之御殿
川井峠のしだれ桜

「桜のシャワー」を浴びることができる「川井峠」
毎年春になると、標高約700mの「川井峠」をしだれ桜の古木約20本が彩ります。長く垂れた枝に小さな桜の束が無数についた様子から「桜のシャワー」などとも称され、近くで見ればまるで頭上から桜が降り注ぐような光景を見ることができます。

桜のシャワーと呼ばれる川井峠のしだれ桜
かつての住人が自身の子どもの誕生記念に植えたという川井峠のしだれ桜。長年地域で大切に育てられたしだれ桜は、時を経て毎春多くの人々の目を楽しませています。
川井峠のしだれ桜 基本情報
アクセス:徳島自動車道「脇町IC」より車で約60分(国道193号・492号経由)
住所:徳島県美馬市木屋平大北国道438 川井トンネル付近
駐車場:有り/10台(無料)※大型バス駐車不可
関連サイト:阿波ナビ
徳島県のその他の桜名所はこちらにまとめています↓↓
【高知県】お花見・桜絶景スポット
ひょうたん桜公園

ひょうたん桜公園の桜を見に行こう
仁淀川上流に位置する「ひょうたん桜公園」。園内には樹齢約500年、樹高21m、根元周り6m、県の天然記念物にも指定されているエドヒガン桜、通称「ひょうたん桜」があります。
ひょうたん桜の由来は、花の付け根にあるガクの部分が膨らんでひょうたんのように見えたことから。標高394mの斜面に立つ、枝を大きく広げた背の高いひょうたん桜は迫力満点です。

ひょうたん桜の名前の由来
現地を訪れる際には、ぜひ満開のひょうたん桜と合わせて、根本に広がる芝桜や菜の花も楽しんでくださいね。
ひょうたん桜公園 基本情報
アクセス:
①JR「佐川駅」より車で約45分
②高知自動車道「伊野IC」より国道33号経由 車で約80分
住所:高知県吾川郡仁淀川町桜994
駐車場:有り/70台(無料)
公式サイト:仁淀川町
鏡野公園

人気お花見スポットとして知られる鏡野公園(写真提供 Instagram: kanekuni様)
1978(昭和53)年の「全国植樹祭」を記念して造られ、「日本さくら名所100選」にも選ばれている「鏡野公園」。高知県内でも有数の桜の名所として知られており、毎年お花見シーズンには多くの人で賑わいます。
隣接している高知工科大学のキャンパスも自由に散策でき、緑豊かな自然と桜の上品なピンク色とのコントラストが美しく、休日はもちろん平日も多くの人が訪れます。
鏡野公園 基本情報
アクセス:
①JR「土佐山田駅」よりとさでん交通バス「工科大入口」下車徒歩すぐ
②高知自動車道「南国IC」より車で約30分
住所:高知県香美市土佐山田町宮ノ口
駐車場:有り/300台(無料)
公式サイト:香美市観光情報
高知県のその他の桜名所はこちらにまとめています↓↓
四国地方のお花見スポットの参考に!
この記事では四国地方で人気のお花見スポット・桜名所について紹介してきました。
四国地方のお花見の際にはぜひ参考にしてくださいね。