豪雪地帯として有名な新潟ですが、雪のない季節は、海岸線に立ち並ぶ景色のいいカフェが気持ちいいんです。沈む夕日や青い海の目の前で、美味しいランチやスイーツをゆっくりと味わってみませんか？
この記事では、そんな景色のいい海沿いに立つ長岡エリアのカフェと、買い物客でにぎわう新潟の中心部・万代（ばんだい）エリアで落ち着いて過ごせる隠れ家カフェを紹介します。
新潟観光でカフェを訪れる際には、ぜひ参考にしてくださいね。
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※掲載する情報はいずれも2023年8月時点のものです。
【新潟のカフェ】万代エリアの隠れ家
上越新幹線の終着駅、JR新潟駅からほど近いショッピングエリアが「万代」です。
新潟三越伊勢丹をはじめ、商業施設「ラブラ万代」「ビルボードプレイス」、複数の飲食店や広いイベントスペースを有する新潟交通バスセンタービルなどが立ち並び、連日大勢の老若男女で賑わいを見せています。
次の項目からは、新潟の中では比較的人が多い万代エリアにおいて、ゆっくりと過ごせる隠れ家カフェを紹介します。買い物や観光の合間に一息つきたいときには、ぜひお立ち寄りください。
dAb COFFEE STORE
新潟駅前の住宅街にひっそりとたたずむ、コーヒーと焼き菓子の販売店「dAb COFFEE STORE（ダブコーヒーストア）」。水色のドアが印象的なお店に足を踏み入れると、レコード音楽やコーヒーマシンの音に混じり、お客さん同士の小さな話し声や本をめくる音などがきこえてきます。
無機質なコンクリート壁とあたたかみのある木製家具が調和した店内は、入り口すぐの所にケーキなどの焼き菓子が並ぶショーケースがあります。旬の素材を使って作られる自家製の焼き菓子は、お店のコーヒーに合うと評判です。
焼き菓子のラインナップは日ごと・季節ごとに変わっていくので、当日のお楽しみ。メニューが変わる際にはdAb COFFEE STORE公式インスタグラムで告知があるので、気になる方はそちらをチェックして。夕方ごろになると売り切れ商品も出てくるので、目当てのスイーツがある場合は早い時間の来店がおすすめです。
dAb COFFEE STOREのコーヒーには、かつてオーナーが勤めていた東京のコーヒースタンド「Little Nap COFFEE STAND（リトルナップ コーヒー スタンド）」の有名バリスタがブレンドした豆を使用。一杯ずつ丁寧にハンドドリップで淹れられたコーヒーを味わいながら、スローな時間を過ごしてみませんか。ドリップコーヒー以外に、カフェラテやカプチーノなども提供しています。
オーナーと交流のある県内外のアーティストやクリエイターが、お店を会場にイベントや展示会を開催することも。新潟にいながら、都会的なカルチャーに触れることのできるdAb COFFEE STORE。気になる方はぜひ足を運んでみてくださいね。
【dAb COFFEE STOREの基本情報】
住所：新潟県新潟市中央区水島町3-23 八千代マンション1F
時間：
（平日） 8:00~18:00
（土日・祝日）9:00~18:00
定休：月曜
公式インスタグラム：dAb COFFEE STORE
オリーブオイル＆ジェラート カフェイタリア
「無添加なるべくオーガニック」がテーマのカフェイタリア。スローフードや食育に注力するイタリア料理のシェフが、現地のレストラン400軒以上を食べ歩いた経験をもとに、体や環境にやさしい軽食やスイーツを提供しています。
看板メニューは、国内では珍しいバラ盛りのジェラート。ポイントは、保存料・人工着色料・人工香料・たまご不使用かつ、砂糖の量を通常の半分以下まで減らして作っている点です。
季節ごとにフレーバーが入れ替わるので、何度も足を運びたくなりますね（写真提供：オリーブオイル＆ジェラート カフェイタリア）
フレーバーは季節のフルーツを基本に、オーガニックのフルーツやフェアトレードのチョコレートを使用し、オリジナルのフレーバーを用意。「フランボワーズとバルサミコ酢」「オリーブオイル」など、イタリア料理のシェフならではのフレーバーは、他ではあまり見ないものばかりです。
厳選した牛乳や果物、イタリアの名産地から届くナッツ類をふんだんに使用した自家製ジェラートは、濃厚な味わいながら後味はさっぱりとしています。
お店の奥にカフェスペースがあります（写真提供：オリーブオイル＆ジェラート カフェイタリア）
このほか、カフェスペースではコーヒーやパニーノが利用できます。買い物客で賑わう万代エリアの中心部に位置しながら、隠れ家的な雰囲気のある穴場カフェ。落ち着いた空間で、座って一息つきたいときにおすすめです。
【オリーブオイル＆ジェラート カフェイタリアの基本情報】
住所：新潟県新潟市中央区万代1-1-25 ヴェルドミール万代1F
時間：11:00～21:00（※日曜日は～18:00）
定休：月曜日、ほか不定休あり
公式サイト：オリーブオイル＆ジェラート カフェイタリア
【新潟のカフェ】長岡エリアの景色がいいお店
新潟市からやや南に下った場所に位置する長岡市。全国的にも有名な長岡花火の会場でもあります。
ここからは、長岡市に隣接する柏崎市も含めた「長岡エリア」にある、海沿いの景色のいいカフェを紹介していきます。柏崎市は長岡市よりも広い海岸線を有しており、海上花火大会やマリンスポーツ「水球」が盛んなことで有名です。
紹介するカフェの中には通年営業のお店もありますが、きれいな青い海や美しい夕日を楽しむには、5月〜10月ごろの訪問がおすすめです。
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Cafe Winds＆Banana Winds
新潟の海カフェの定番、Cafe Winds＆Banana Winds（カフェ ウィンズ＆バナナ ウィンズ）。お店は、レトロな雰囲気が特徴のCafe Windsと、牡蠣ビストロ・記念日レストランBanana Windsの2店で構成されます。
Banana Windsの佐渡牡蠣の味噌マヨネーズ焼き（1280円）。毎年、牡蠣の旬である11月〜5月頃まで提供される人気の期間限定メニュー。これを目当てに来店する方も多いそう（写真提供：ウインズコーポレーション）
そんなCafe Winds＆Banana Windsでは、シーフード入りのカレーやパスタ、手作りスイーツといった豊富なメニューを楽しむことができます。
Windsでは通年で牡蠣を提供しているので、牡蠣好きの方はぜひ訪問を。どちらのお店も月替わりや期間限定のメニューが多く登場するので、何回訪れてもそのたびに新しい一皿に出会うことができます。
Windsの店内には海が一望できるガラス張りのエリアや、子ども向けのボールプールがあるキッズエリア、海風の気持ちいいテラス席や宿泊施設なども備えます。
また、敷地内には展望台・ブランコ・滑り台などがあるため、腹ごなしに体験してみるのもおすすめです。
Banana Windsのテラス席。天気が良ければ向こうに佐渡島が見えるかも（写真提供：ウインズコーポレーション）
【Cafe Winds＆Banana Windsの基本情報】
住所：新潟県長岡市寺泊野積107番地
時間： 11:00～21:00（L.O）
定休：火曜、毎年12月31日
公式サイト：Cafe Winds＆Banana Winds
umicafe DONA
海岸沿いの高台にあるumicafe DONA（ウミカフェ ドナ）。玄米や米粉を使用した体に優しい食事や、1杯ずつハンドドリップで淹れるコーヒーが人気のお店です。どの席からも海を見ることができるのもうれしいですね。
おすすめは「玄米プレート（1200円）」。車麩や大豆ミートで作るメインのほか、旬の食材をふんだんに使用したサラダやスープなど、彩りもきれいなおかずで心身ともにほっこりできそう。二十四節気ごとに内容が変わるので、来店時のプレートの内容を想像して再訪するのも楽しいかも。
どんな人でも美味しく食べられるようにと、玄米ごはんには白米をブレンドしています（写真提供：umicafe DONA）
スイーツメニューには沖縄県産の素焚糖（すだきとう）を使用し、優しい甘さに仕上げています。素焚糖とは、奄美諸島のサトウキビ100％で作るやわらかな甘みが特徴の砂糖。くどさがないので、umicafe DONAのスイーツは甘いものが苦手な方にもおすすめです。
そんなスイーツメニューの中から今回紹介するのは「デザート3種盛り合わせ（380円）」です。内容は日替わりなので、来店してからのお楽しみ。ほかにも、定番のフルーツがのった米粉ワッフルや、人気のもちもちティラミスなどがあります。
写真のデザート3種盛り合わせは、ミニパフェ、海プリン、いちごジェラート（写真提供：umicafe DONA）
ヴィンテージものでまとめられたインテリアや、天井まで伸びる巨木が独特の雰囲気をかもし出す店内には、壁一面を使った大きな窓から自然光が差し込みます。
窓からは間近に海を望むことができ、景色の良さは抜群。夕暮れ時にはピンク〜オレンジに変わる空に、時間を忘れて見入ってしまいます。
店内から見る海（写真提供：umicafe DONA）
キッズメニューや畳敷きの個室も用意しており、小さな子どもとの利用もおすすめです。景色を見ながらゆったりしたいと思ったら、ぜひumicafe DONAにお立ち寄りください。
青い海やのんびり流れる空気、心身を癒してくれる一皿があなたを待っています。
【umicafe DONAの基本情報】
住所：新潟県柏崎市宮川2359
時間：
（平日）11:00〜15:00
（土曜）11:00〜日没
定休：日・月曜、毎年1月〜2月
公式インスタグラム：umicafe DONA
海の家＆カフェレストラン Lani Kai
サーフィンが趣味という店主が営む、宿泊施設を備えた海の家＆カフェレストラン Lani Kai（ラニカイ）。
ラニカイとは、ハワイ語で「天国の海」という意味です。日本海が一望できるテラス席にはパラソルやハンモックが用意され、好きな場所でリラックスできます。
青い海を見渡す開放感抜群のテラス席。夜になると間接照明が点灯し、ムード抜群です（写真提供：海の家＆カフェレストラン Lani Kai）
飲食利用のみももちろんOK。事前に予約しておけば、手ぶらでバーベキューも楽しめます。地元の漁師から届く海の幸や、近隣でつくられた食材を使用した料理は、どれもボリューム満点。
SUPのレンタルもあるので、ランチがてらマリンアクティビティを楽しむこともできます。
ランチメニューで人気の「タコライス（1000円）」（写真提供：海の家＆カフェレストラン Lani Kai）
宿泊施設のコンセプトは「海辺に暮らすように泊まる」。波音や潮風を感じながらぜいたくな時間を過ごせそう。1日1組限定なので、早めの予約がおすすめです。
遠浅で水のきれいな海のそばでゆっくり癒やされてみませんか？新潟を訪れた際にはぜひお立ち寄りください。
【海の家＆カフェレストラン Lani Kaiの基本情報】
住所：
新潟県柏崎市西山町大崎1183-12（大崎海水浴場ビーチサイド）
定休：不定（開店期間は6月〜10月）
公式インスタグラム：海の家＆カフェレストラン Lani Kai
海カフェ ロッカローラ
音楽好きのオーナー夫妻が営む、通年営業のカフェ。くるくる回るレコード盤からは、その日のマスターの気分で色々なジャンルの曲が流れています。店内では、客席の合間をぬって保護猫たちが自由気ままに歩き回ります。
アットホームかつ景色のいい店内。目の前には大崎浜が広がります（写真提供：海カフェ ロッカローラ）
オーナーの妻が手がける飲食メニューは、どれも自身が生まれ育った横浜で食べた味を再現したもの。タコライスやパスタなどの洋食メニューのほか、和風定食も提供しています。
青い海が美しい夏期には、毎年「夕方営業」と称してディナータイムもオープン。目の前で沈む夕日を眺めながら、美味しい料理とよく冷えたワインを堪能できます。テラス席で波の音を間近に聞きながらの食事は、風情がありますね。
大崎浜の夕日は「日本一大きく見える」といわれています（写真提供：海カフェ ロッカローラ）
景色のいいアットホームなカフェで、ランチやディナーはいかがですか？水着のまま入店できるので、ひと泳ぎした後すぐに食事が取れるのはうれしいですね。
冬期はテラス席は利用できませんが、店内にはこたつが登場するそうなので、新潟の冬の海を間近に感じたいという方にもおすすめです。
【海カフェ ロッカローラの基本情報】
住所：新潟県柏崎市西山町大崎1183-3
時間：
（ランチ）11:00〜15:30
（前日までの予約制ディナー）17:00〜21:00
定休：月曜
公式インスタグラム：海カフェ ロッカローラ
【新潟のカフェ】でゆっくり過ごそう
ゆったりした時間の中で、美味しいランチやスイーツを楽しめる新潟のカフェを紹介してきました。気になるお店はありましたか？
新潟の万代・長岡・柏崎の各エリアにお出かけの際にはぜひお立ち寄りください。
Text：Sakura Takahashi
参考：
新潟市／長岡市／柏崎市／Things.／日刊にいがた／Komachi Web／dAb COFFEE STORE公式インスタグラム／〈イートリップ〉のコーヒーができるまで。野村友里×濱田大介のブレンドコーヒー対談｜BRUTUS（2023年8月31日閲覧）／オリーブオイル＆ジェラート カフェイタリア／Cafe Winds＆Banana Winds／Cafe Winds＆Banana Winds公式インスタグラム／umicafe DONA／umicafe DONA公式インスタグラム／海の家＆カフェレストラン Lani Kai公式インスタグラム／海の家＆カフェレストラン Lani Kai／海カフェ ロッカローラ公式インスタグラム
