【グルメ】ホルモン青木 亀戸本店
【グルメ】亀戸ぎょうざ 本店
【グルメ】船橋屋 亀戸天神前本店
【グルメ】ごろねのくにのパン工房 王様のかくれ家
【買い物】亀戸五丁目中央通り商店街
【買い物】亀戸香取勝運商店街
【お参り】亀戸 香取神社
【買い物】亀戸梅屋敷
【体験】竪川河川敷公園 カヌー・カヤック場
【散策】三代豊国 五渡亭園(さんだいとよくに ごとていえん)
亀戸天神周辺MAP:本記事で紹介のスポット一覧
まとめ

江戸の風情が残る下町・亀戸。江戸時代には大火災「明暦の大火」からの復興拠点として機能し、亀戸天神社が現在のような姿に造営されてからは藤の花を見にくる人々で賑わいました。

歴史ある街・亀戸は、新旧多彩な見どころがあります。街を歩けば「うなぎの寝床」のような間取りの建物や、昭和の風情を残すノスタルジックな建物もちらほら。かと思えば、モダンにアップデートされた老舗の喫茶ルームがあったり。

近年は餃子やホルモン、ラーメンなどグルメの名店が数多くある街としても知られていて、テレビや雑誌で特集されることもしばしばです。

この記事では亀戸の散歩、亀戸天神社参拝後の休憩などで立ち寄りたい亀戸のスポットをご紹介します。

※本記事に掲載の情報は2023年10月時点のものです。諸事情により変更となる場合がありますので、お出かけの際は各公式サイト・公式SNS等で最新情報をご確認ください

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【亀戸天神社】歴史と[江戸随一の藤][うそ替え神事]のこと

ホルモン青木 亀戸本店

左:牛ホルモンと牛レバー 右上・右下:もともとは民家だったというお店の建物

左:牛ホルモン(小腸)と牛レバー。臭みがなくホルモンが苦手な人でも食べやすいですよ。青木では七輪で焼いていただきます 右上・右下:もともとは民家だったというお店は味のあるいい雰囲気

亀戸は、駅周辺エリアに10軒以上のホルモン専門店があるホルモン激戦区。亀戸駅北口すぐの「ホルモン青木 亀戸本店」は鮮度と下処理にこだわり抜いた人気店。冷凍ものは一切使用せず芝浦から直送されるお肉を提供。臭みがなく食感がいいのが特徴です。

センマイ(第三胃)の端「サザエ」や、子牛の胸腺「シビレ」などの希少部位もあり。食べログの「焼肉 TOKYO 百名店2022」にも選出されています。16:00〜21:00の間で予約も可能です。

●住所:東京都江東区亀戸5-13-1
●時間:
 平日 16:00~23:00(L.O. 22:30)
 土日祝 12:00~23:00(L.O. 22:30)
●定休:不定休
●関連サイト:ホルモン青木 亀戸店/食べログ

亀戸ぎょうざ 本店

亀戸ぎょうざ

国産野菜たっぷり、素材の旨みあふれる餃子がいただける亀戸ぎょうざ。ドリンクはビール、焼酎、日本酒、サイダー、コーラなど。サクッと1杯&2皿、または追加オーダーしても(写真提供:亀戸ぎょうざ)

1953年創業、餃子ひと筋の名店です。餡に使用している豚肉と野菜は100%国産。メニューは餃子と、各種ドリンクのみ。餃子は1人2皿からとなっていて、注文しなくても餃子2皿は自動的に出てくるシステムです。

餃子の餡には野菜がたっぷり使われていて、肉1:野菜2の割合。ヘルシーで野菜の旨みが感じられます。また、脂っこくないため食べやすく、何皿も食べられてしまいます。亀戸本店のほか、錦糸町店(墨田区江東橋3-9-1)、大島店(江東区大島4-8-9)、両国店(墨田区両国4-34-10)があります。

●住所:東京都江東区亀戸5-3-3
●時間:11:00~20:00(L.O. 19:30)※餃子が無くなり次第終了
●定休:無休
●公式サイト:亀戸ぎょうざ株式会社

船橋屋 亀戸天神前本店

船橋屋・亀戸天神前本店

船橋屋・亀戸天神前本店。左:450日かけ乳酸発酵させて作る「くず餅」は絶妙な弾力 右上:晩春には藤が花をつけます 右下:和テイストの喫茶ルーム(写真提供:船橋屋)

亀戸天神社のすぐそばにある「船橋屋」は、創業1805年、老舗のくず餅店です。関東エリアにたくさんの店舗がありますが、本店は亀戸にあります。

戦後に建てられた建物で営業しており、喫茶ルームでは看板メニューの「くず餅」のほか、「白玉あんみつ」「豆寒天」などの甘味をいただけますよ。大行燈のある、落ち着いた和の雰囲気の店内でゆったりカフェタイムを楽しめます。

●住所:東京都江東区亀戸3-2-14
●時間:
 テイクアウト 9:00~18:00
 イートイン 11:00~L.O. 17:00
●定休:無休
●公式サイト:元祖くず餅 船橋屋 亀戸天神前本店

【グルメ】ごろねのくにのパン工房 王様のかくれ家

ごろねのくにのパン工房 王様のかくれ家のパン

左:ミニトとんかつ入りのカレーパン 右:秋限定、さつまいも・くり・なんきん(かぼちゃ)入りのカンパー二ュ(写真:編集部)

亀戸天神の鳥居から歩いて3分ほど。大通りから細い路地に入った場所にある小さなパン屋さんです。店主のぜにこさんは、20年医学研究に従事したのちにパン職人になった異色の経歴の持ち主。お店ではハード系パンを中心に、食パン、菓子パンなど40〜50種類のパンが日々焼き上げられています。

名物は食事だけでなくおやつにもぴったり・もっちり食感の「王様のちぎり食パン」と、ミニとんかつ入り・サクサク衣がクセになる「カツカレーパン」。このほか、手触りまでプニっとしている「にくきゅう」や、表面パリッと中ふわっとのフランスパン「トラディショネル」など、個性派から本格派まで幅広いラインナップ。ついついあれもこれもと手が伸びてしまいます。

●住所:東京都江東区亀戸3-1-1辻ビル1階
●時間:8:00〜17:00
●定休:月・火曜、夏季・年末年始
●公式サイト:ごろねのくにのパン工房 王様のかくれ家

亀戸五丁目中央通り商店街

「亀戸・下町こいのぼり祭り」開催中の亀戸五丁目中央通り商店街

「亀戸・下町こいのぼり祭り」開催中の亀戸五丁目中央通り商店街(写真提供:一般社団法人江東区観光協会)

亀戸五丁目中央通り商店街は江東区亀戸五丁目を明治通りから東武線踏切先までの660メートルの商店街です。戦前は通りに「亀戸館」という映画館があり、亀戸館通りと呼ばれていました。

東京大空襲で焼け野原になりましたが、戦後「亀戸五丁目中央通り会」として活動を始め、1989年「亀戸五丁目中央通り商店街」となりました。1975年からはじまった「破価(ばか)市」では格安で物が買えます。また、毎年5月に開催される「こいのぼり祭り」では、商店街中にこいのぼりが飾られます。

●住所:東京都江東区亀戸5
●公式サイト:亀戸五丁目中央通り商店街

亀戸香取勝運商店街

亀戸香取勝運商店街の入り口

亀戸香取勝運商店街の入り口

亀戸香取勝運商店街は江東区でもっとも古い商店街です。亀戸香取神社の参道にあります。2011年にリニューアルオープンし、看板建築を取り入れ「昭和30年代」をテーマにしたレトロな商店街として人気に。

「勝運」の名称は、平将門の乱のとき、俵藤太秀郷(たわらのとうた ひでさと)が亀戸香取神社に戦勝を祈願し、無事に乱を鎮めたことに由来します。古くから営業している店もあり、地元の人に愛されています。

●住所:東京都江東区亀戸3-61周辺
●公式サイト:亀戸香取勝運商店街/江東おでかけ情報局

亀戸 香取神社

江東区内でもっとも古い歴史を持つ、スポーツの神を祀る神社です。ご祭神は経津主神(ふつぬしのかみ)で、国家鎮護の神として仰がれる、武将の祖神です。665年、藤原鎌足(ふじわらの かまたり)が東国にやってきたとき、この地に寄り、旅の安全を祈ったのが起源です。

平将門が乱を起した時、俵藤太秀郷(たわらとうた ひでさと)が、参籠し戦勝を祈願したところ、めでたく乱をおさめたので、感謝の意として弓矢を奉納し、「勝矢」と命名されました。現在でもこの言い伝えにより勝矢祭が5月5日に行われています。

●住所:東京都江東区亀戸3-57-22
●公式サイト:亀戸 香取神社


亀戸梅屋敷

亀戸梅屋敷の入り口

亀戸梅屋敷はヤマタノオロチのオブジェがシンボル

江戸時代、亀戸には問屋を営んでいた伊勢屋彦右衛門(いせや・そうえもん)の別荘があり、そこは多くの梅の木が植えてあったことから「梅屋敷」と呼ばれていました。梅屋敷を訪れた水戸光圀(みと・みつくに)は、庭園の見事な1本の梅に「臥竜梅(がりゅうばい)」と名付けました。江戸時代には梅屋敷は行楽地として親しまれ、錦絵にもよく描かれました。もっとも有名なのは歌川広重による『名所江戸百景』の『亀戸梅屋敷』。しかしながら1910年の水害により、梅がすべて枯死し、梅屋敷は廃園となります。

そんな「梅屋敷」の名を受けついだ観光拠点施設「亀戸梅屋敷」は観光案内や名産品販売、各種イベント開催など、江戸・下町情報を楽しめる新しい観光スポットとなっています。ちなみに、江戸時代に「梅屋敷」があった場所は北十間川沿いで、現在は記念碑が立っています。

●住所:東京都江東区亀戸4-18-8
●時間:10:00〜18:00
●定休:無休
●公式サイト:亀戸梅屋敷
※編集部しらべ

竪川河川敷公園 カヌー・カヤック場

竪川河川敷公園 カヌー・カヤック場

竪川河川敷公園 カヌー・カヤック場(写真提供:江東区プレスルーム)

亀戸でカヌーができることはご存知ですか? 首都高速7号線の高架下にある「竪川河川敷公園(たてかわかせんじきこうえん)」は水路を中心に整備された〝江東区で1番長い〟公園。その端に毎年5月〜10月末までオープンするのが「カヌー・カヤック場」です。

街のど真ん中、頭上には高速道路というロケーションで、コースは全長約100メートルです。必要なものはすべてレンタル可能。パドルの動かし方や座り方といった基本から教えてくれるので、未経験者や子どもも挑戦できます。

●場所:東京都江東区亀戸1-1
●開場日:
 5月1日〜7月20日……土日祝
 7月21日〜8月31日……毎日
 9月1日〜10月30日……土日祝
 ※メンテナンスや気候等の理由で利用できない場合もあり
●公式サイト:
 江東区立 竪川河川敷公園 カヌー・カヤック場
 手ぶらで参加OK 水辺の街でカヤック体験
※編集部しらべ

三代豊国 五渡亭園(さんだいとよくに ごとていえん)

三代豊国 五渡亭園

三代豊国 五渡亭園は高架下にありちょっと不思議な光景

こちらも竪川河川敷公園の一角にあるスポット。幕末の人気浮世絵師・三代歌川豊国が五ノ橋際に住んでいたことに由来して、2012年に築かれた庭園です。

豊国は蜀山人(しょくさんじん)から「五渡亭」という名前をもらったことにちなみ、五渡亭園とつけられています。豊国の浮世絵ギャラリーがあり、季節ごとに展示替えをしているほか、池や噴水などがあり、憩いの場となっています。

●場所:東京都江東区亀戸6-1
●公式サイト:三代豊国 五渡亭園/五ノ橋豊国通り商店会

亀戸天神周辺MAP:本記事で紹介のスポット一覧


まとめ

亀戸は駅前を中心に商業施設でに賑わう街ですが、歴史を感じる建物・風景がそこかしこに残っています。ちなみに、亀戸のマスコットキャラクターは「カメ」。カメモチーフの像やイラストなどがあちこちにあるので、カメを探しつつ歴史感じる街歩きを楽しんでみてはいかがでしょう。

Text:Erika Nagumo/hougaku_omori Edit:Erika Nagumo
Photo(特記ないもの):編集部/PIXTA