有名【岐阜の桜名所】一度は見たい絶景
(本巣市)日本三大桜の一つ:根尾谷淡墨桜
(池田町)全国さくら名所100選の一つ:霞間ヶ渓の桜
(各務原市)全国さくら名所100選の一つ:新境川堤
(大垣市)国指定の名勝地:奥の細道むすびの地
穴場【岐阜の桜名所】知る人ぞ知る絶景
(高山市)しだれ桜の里の名物:青屋神明神社
(高山市)飛騨の小京都を散策:JR高山駅周辺
(恵那市)渓谷を桜が彩る:恵那峡
(山県市)全長3kmの桜並木:鳥羽川サイクリングロード
(垂井町)約350匹の鯉のぼりが泳ぐ:相川水辺公園
おすすめ【岐阜の桜名所】ライトアップされた夜桜を味わう
(大垣市)ライトアップ姿が特に美しい:墨俣一夜城
(下呂市)まるで一枚絵のよう:宮谷の桜
(下呂市)水面に映る夜桜:八坂湖畔桜
(揖斐川町)賑やかな参道を桜が覆う:谷汲山門前
(関市)屋台も立ち並ぶ桜のトンネル:寺尾ヶ原千本桜公園
2024年も【岐阜の桜】を満喫

春が近づくと、今年のお花見はどこへ行こうかと考え始める方も多いでしょう。

イベントやライトアップを目当てに有名スポットを探す方もいれば、ゆっくり花の美しさを楽しみたいと穴場スポットを求める方もいるかもしれません。

この記事では、岐阜県内で美しい桜を堪能できるスポットをご紹介します。お弁当を用意して、いつもより遠出をしてみるのも楽しいですよ。ぜひお花見計画の参考にしてください。

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有名【岐阜の桜名所】一度は見たい絶景

岐阜にある桜の名所のなかには「一生のうちに一度は見ておきたい」といわれる絶景スポットがいくつもあります。その土地でしか見られない景色は、時間をかけてでも訪れる価値がありますよね。

季節はもちろん、訪れた時間や天気によっても微妙に見え方が変わるため、何度でも足を運びたくなるかもしれません。

(本巣市)日本三大桜の一つ:根尾谷淡墨桜

根尾谷淡墨桜(ねおだにうすずみざくら)は、山梨県の「山高神代桜」・福島県「三春滝桜」と並ぶ日本三大桜の一つ。

樹齢1500年以上の古木で、古事記や日本書紀に登場する継体天皇がお手植えになったという伝説が残っています。

根尾谷淡墨桜は、日本国内にある数え切れないほどある桜の中でも、屈指の名木とうたわれる国の天然記念物

根尾谷淡墨桜は、日本国内にある数え切れないほどある桜の中でも、屈指の名木とうたわれる国の天然記念物

「淡墨桜」という名前は、薄いピンク色をしたつぼみが満開になれば白へ、散り際には淡い墨色になる様子から名付けられたといわれています。

また、淡墨桜へと続く樽見(たるみ)鉄道も桜の名所として有名。桜の時期になると、春の一幕を写真に残そうと多くのカメラマンが訪れるのだとか。

特に樽見線[谷汲口(たにぐみぐち)駅]は桜の名駅と呼ばれるほどで、物語に出てくるようなかわいらしい駅です。

例年の見頃は、4月初旬~中旬。2023年は4月4日には葉桜になっていました。開花の時期に合わせてライトアップが行われ、幻想的な姿が浮かび上がる様は必見です。

【根尾谷淡墨桜】
●住所:岐阜県巣市根尾板所字上段995
●公式サイト:根尾谷淡墨桜
●アクセス:
樽見鉄道[樽見駅]から徒歩約15分
東海環状自動車道[大野神戸IC、もしくは山県IC]から車で約40分

(池田町)全国さくら名所100選の一つ:霞間ヶ渓の桜

霞間ヶ(かまがたに)には、春の訪れとともにヤマザクラ・オオヤマザクラ・エドヒガン・シダレザクラなどが一斉に咲き誇ります。

その数は約1500本。遠目からは霞がかったように見えるため、霞間ヶ渓と呼ばれるようになったのだとか

その数は約1500本。遠目からは霞がかったように見えるため、霞間ヶ渓と呼ばれるようになったのだとか

「国の名勝」「天然記念物」と、二つの指定を受けているのは全国でも5カ所しかないそう。「全国さくら名所100選」にも指定されています。その美しさは江戸時代から評判になっていた、というのも納得の見応えです。

例年の見頃は3月中旬から。2023年は4月3日には葉桜になりました。開花状況に合わせてライトアップや「池田サクラまつり」が開催されます。

【霞間ヶ渓の桜】
●住所:岐阜県揖斐郡池田町藤代地内
●公式サイト:霞間ヶ渓の桜
●アクセス:
JR[大垣駅]から養老鉄道[池野駅]下車 徒歩約30分
コミュニティバス 南回り線[総合体育館]下車 徒歩約5分
東海環状自動車道[大垣西IC]から車で約15分
名神高速道路[大垣IC]から車で約50分

(各務原市)全国さくら名所100選の一つ:新境川堤

新境川の両岸に、約4キロにわたって1000本以上の桜が咲き誇る名所です。地元出身の歌舞伎役者・市川百十郎さんが堤川放水路完成を記念して寄贈したことから「百十郎桜」と呼ばれています。

「飛騨・美濃さくら33選」「日本さくら名所100選」にも選ばれました(写真:岐阜県)

「飛騨・美濃さくら33選」「日本さくら名所100選」にも選ばれました(写真:岐阜県)

例年の見頃は、3月下旬から4月上旬。2023年は4月6日には葉桜になっていました。

桜の時期に合わせ、各務原市民公園、学びの森周辺で「各務原市さくらまつり」が開催されています。

キッチンカーなどの飲食ブースが並び、お花見を楽しむ人々で賑わいますよ。ライトアップも行われ、昼間とは違う雰囲気が楽しめます。

【新境川堤】
●住所:岐阜県各務原市那加門前町周辺
●公式サイト:新境川堤
●アクセス:
名鉄 各務原線[市民公園前]下車 徒歩すぐ
東海北陸自動車道[岐阜各務原IC]から車で約10分

(大垣市)国指定の名勝地:奥の細道むすびの地

「奥の細道むすびの地」は、松尾芭蕉ゆかりの地。大垣船町川湊は国の名勝に指定されており、同時に「飛騨・美濃さくら33選」に選ばれた桜の名所でもあります。

水門川沿いに約100本のソメイヨシノが並び、桜のトンネルを作ります

水門川沿いに約100本のソメイヨシノが並び、桜のトンネルを作ります

例年の見頃は4月上旬。2023年は4月7日には葉桜になっていました。

花の開花時期に合わせ、ライトアップや「春まつり」「水の都おおがき舟下り」も開催されます。船下りと満開の桜を同時に楽しめるなんて、とてもぜいたくな気分に浸れそうですね。

撮影スポットとしてもぴったりです。また「春まつり」ではキッチンカーが並ぶので、桜並木と食べ歩きを同時に満喫できますよ。

【奥の細道むすびの地】
●住所:岐阜県岐阜県大垣市船町
●公式サイト:奥の細道むすびの地
●アクセス:
JR[大垣駅]から徒歩約15分
名神高速道[大垣IC]から車で約20分
東海環状自動車道[大垣西IC]から車で約10分

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穴場【岐阜の桜名所】知る人ぞ知る絶景

ここからは、あまり知られていない桜の名所をご紹介します。桜を見ながら散策を楽しみたい方や、ベストショットでこだわりの写真が撮りたい方には、人の少ない穴場がおすすめですよ。

進学や就職など変化の多い春に疲れを感じている方は、自然の多い場所を選べばリフレッシュにもなりますね。桜の美しさとともに、のんびりとした時間を満喫しましょう。

(高山市)しだれ桜の里の名物:青屋神明神社

何本ものシダレザクラがあることから「枝垂れ桜の郷」と呼ばれる朝日町。特に代表的なのが青屋にある神明神社です。

そのほかに浅井晴明神社、天満神社、薬師堂のシダレザクラも見事ですので、ぜひ足を伸ばしてみましょう。

開花時期に合わせ、ライトアップや「飛騨あさひ桜巡り」が開催されます

開花時期に合わせ、ライトアップや「飛騨あさひ桜巡り」が開催されます

例年の見頃は4月下旬。朝日町の代表的な桜の名所にスタンプ台が設置され、スタンプを集めると対象店舗をお得に利用できるスタンプラリーも。

ライトアップされた夜桜が水田に映り込む様子は、まさに幻想的という表現がぴったり。また、タイミングが合えば青屋地区の伝統的な祭が見られるかもしれません。

【青屋神明神社】
●住所:岐阜県高山市朝日町青屋1352
●公式サイト:青屋神明神社
●アクセス:
国道41号線久々野町より朝日方面へ

(高山市)飛騨の小京都を散策:JR高山駅周辺

高山は「飛騨の小京都」の別名をもちます。JR高山駅周辺の市街地は、城下町・町人町として栄えた江戸時代の景観が残るエリア。散策していると、まるでタイムスリップしたかのような気分が味わえます。

そんなJR[高山駅]周辺は、桜の名所でもあるんです。駅から15分ほど歩くと、小京都らしい景観とともに江名子川に並ぶ桜を楽しめるエリアに。

(写真左上から時計回りに)江名子川沿いの桜、飛騨護国神社の入り口、城山公園からの眺め、中橋を渡る高山祭行列

(写真左上から時計回りに)江名子川沿いの桜、飛騨護国神社の入り口、城山公園からの眺め、中橋を渡る高山祭行列

朱塗りの「桜橋」や石造りの「日影橋」といった橋も多く、桜・川・橋の構図で写真を撮るとすてきです。

また、中橋は「飛騨・美濃さくら33選」に選ばれており、赤い橋と桜の組み合わせは高山を代表する景色の一つなのだとか。

例年の見頃は4月中旬から下旬。2023年は4月17日には葉桜になっていました。

江名子川や中橋ではライトアップも行われ、夜桜も楽しめます。なお、4月には日本三大美祭のひとつ「高山祭(山王祭)」も行われます。絢爛豪華な屋台や、伝統衣装を身に纏った数百人の行列は必見です。

【JR高山駅周辺】
●住所:岐阜県岐阜県高山市神明町4丁目(中橋周辺)
●公式サイト:JR高山駅周辺
●アクセス:
JR高山線[高山駅]から徒歩12分(中橋まで)

(恵那市)渓谷を桜が彩る:恵那峡

恵那市には見応えのある桜の名所がいくつもあります。特に市内随一と名高いのが、恵那峡の桜です。さざなみ広場には約200本のソメイヨシノが花開き、湖面をピンク色に縁取ります。

ライトアップされた恵那峡の桜

ライトアップされた恵那峡の桜

ウッドデッキや桃介広場から眺めるのもおすすめですよ。足を伸ばして、大井ダム湖木曽川上流を周遊する観覧船からの眺めも格別。

開花時期に合わせライトアップや「恵那峡さくらまつり」が行われます。さざなみ広場から弁天島までの遊歩道がライトアップされ、照らし出された桜が湖面も彩ります。

例年の見頃は4月上旬。2023年は4月7日には葉桜になっていました。桃介広場では明かりのナイトガーデンの演出もありますよ。

【恵那峡】
●住所:岐阜県恵那市大井町恵那峡地内
●公式サイト:恵那峡
●アクセス:
JR[恵那駅]・明知鉄道[恵那駅]から徒歩約60分
JR[恵那駅]から東鉄バス 恵那峡線[恵那峡]下車 徒歩約5分
中央自動車道[恵那IC]から車で約10分

(山県市)全長3kmの桜並木:鳥羽川サイクリングロード

鳥羽川の両岸に、約570本のソメイヨシノが並ぶサイクリングロードです。田園の中を走る桜並木は2000年代に入ってから整備されたそうで、まだまだ穴場なのだとか。

川のせせらぎと爽やかな風を感じながら、のんびりと散策を楽しみたいスポット

川のせせらぎと爽やかな風を感じながら、のんびりと散策を楽しみたいスポット

サイクリングロードは車やバイクの乗り入れができません。車やバイクで訪れる方は、起終点となる「四国山香りの森公園」もしくは「さくら公園」の駐車場を利用しましょう。

「四国山香りの森公園」ではレンタサイクルの貸し出しもしているので、爽やかな風を受けながら桜並木を走ってみてはいかがでしょうか。例年の見頃は3月下旬から4月上旬です。

【鳥羽川サイクリングロード】
●住所:岐阜県山県市伊佐美・赤尾・大桑地内
   四国山香りの森公園 岐阜県山県市大桑726-1
●公式サイト:鳥羽川サイクリングロード(四国山香りの森公園)
●アクセス:
JR岐阜バスターミナルから岐阜バス 岐阜高富線で[山県市役所前]下車
市内コミュニティバス ハーバス 大桑線で[四国山香りの森公園口]下車
東海環状自動車道[山県IC]から車で約10分
名神高速道[岐阜羽鳥IC]から車で約1時間20分

(垂井町)約350匹の鯉のぼりが泳ぐ:相川水辺公園

垂井町の春の風物詩といわれるのが、相川沿いの桜と鯉のぼりです。樹齢50年を超えるソメイヨシノ約200本がずらりと並び、見頃を迎えると一帯がピンク色に。

相川水辺公園の春の風景

相川水辺公園の春の風景

芝生にシートを広げてピクニックもできるため、見頃を迎えると町内外から訪れる多くの花見客で賑わいます。

また、3月上旬から5月上旬に行われる「相川鯉のぼり一斉遊泳」では、約350匹の鯉のぼりが上空を泳ぎます。

伊吹山の残雪と桜、鯉のぼりの取り合わせは、写真に収めたいとカメラを手にする人も多いでしょう。

鯉のぼりと相川水辺公園の桜

鯉のぼりと相川水辺公園の桜

例年の見頃は3月下旬から4月上旬。2023年は4月5日には葉桜になっていました。4月上旬には「桜まつり」も開催されます。

【相川水辺公園】
●住所:岐阜県不破郡垂井町
●公式サイト:相川水辺公園
●アクセス:
JR垂井駅から徒歩約5分
名神高速道[関ケ原IC]から約15分、[養老SAスマートIC]から約10分
東海環状自動車道[大垣西IC]から約15分

おすすめ【岐阜の桜名所】ライトアップされた夜桜を味わう

青い空とともに見る桜もよいものですが、ライトアップされた夜桜はまた別の味わいがありますよね。

桜の品種や本数、ライトアップの仕方によっても雰囲気が違います。同時にイベントが行われていれば、さらに華やかな雰囲気が楽しめるでしょう。

ここから紹介するスポットは、ライトアップされた桜が美しいと評判の場所ばかり。それぞれ趣が異なるため、どこへ行こうかじっくり選んでみてください。

(大垣市)ライトアップ姿が特に美しい:墨俣一夜城

犀川(さいがわ)の堤防沿いには、樹齢50年を超えるソメイヨシノ約800本が約3.7kmに渡って続いています。

桜並木の中ほどには墨俣一夜城(すのまたいちやじょう)(大垣市墨俣歴史資料館)があり、白い城壁と桜とのコントラストが美しい名所です。

「飛騨・美濃さくら33選」にも選ばれており、最上階から見下ろす桜と犀川も絶景

「飛騨・美濃さくら33選」にも選ばれており、最上階から見下ろす桜と犀川も絶景

例年の見頃は4月上旬。2023年は4月7日には葉桜になっていました。

桜の時期に合わせてライトアップや「すのまた桜まつり」が行われます。墨俣一夜城もライトアップされ、ぼんぼりに照らされた桜に囲まれた立ち姿は物語の一幕のよう。

昼間の爽やかな雰囲気とは異なる趣を楽しみましょう

昼間の爽やかな雰囲気とは異なる趣を楽しみましょう

【墨俣一夜城】
●住所:岐阜県大垣市墨俣町墨俣1742-1
●公式サイト:墨俣一夜城
●アクセス:
JR大垣駅から名阪近鉄バス 岐垣線で[墨俣]下車 徒歩約10分
JR岐阜駅から岐阜バス おぶさ墨俣線で[墨俣]下車 徒歩約10分
名神高速道[安八IC]から車で約15分、[岐阜羽島IC]から約20分、[大垣]から約30分

(下呂市)まるで一枚絵のよう:宮谷の桜

萩原町には見事な桜がいくつもあり、夜桜の美しさで知られるのが宮谷晴明神社の近くにある「宮谷の桜」です。木々の緑や青空を背景にすると、花の色が一層可憐に見えるよう。

ライトアップされ、水田に映る夜桜は絵のような美しさです(写真:岐阜県)

ライトアップされ、水田に映る夜桜は絵のような美しさです(写真:岐阜県)

例年の見頃は4月中旬。桜の時期に合わせてライトアップや「飛騨はぎわら桜めぐり」が行われます。

また「飛騨はぎわら桜めぐり」が行われる飛騨川公園も桜の名所。ピクニックを楽しめる芝生もあるので、合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。

【宮谷の桜】
●住所:岐阜県下呂市萩原町羽根
●公式サイト:宮谷の桜
●アクセス:
JR高山本[飛騨萩原駅]からげろバス 萩原川西北線[白山]下車 徒歩約5分
中央自動車道[中津川IC]から車で約80分

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(下呂市)水面に映る夜桜:八坂湖畔桜

東海地方の水がめと呼ばれる「岩屋ダム」の下流に、約400mに渡って桜並木が続きます。

湖畔沿いに並ぶのは樹齢約35年のソメイヨシノ(写真:岐阜県)

湖畔沿いに並ぶのは樹齢約35年のソメイヨシノ(写真:岐阜県)

例年の見頃は4月上旬。2023年は4月3日には散り始めていました。

桜の時期に合わせ、八坂地区側がライトアップされます。夜桜の中を歩くのも素敵ですが、対岸の乙原地区からの眺めも幻想的です。水面に映る桜の美しさをじっくり味わってください。

【八坂湖畔桜】
●住所:岐阜県下呂市金山町岩瀬2353
●公式サイト:八坂湖畔桜
●アクセス:
国道41号線、金山地内「下妙見」信号より国道256号線を経て岩屋ダム方面へ

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(揖斐川町)賑やかな参道を桜が覆う:谷汲山門前

谷汲山華厳寺(たにぐみさんけごんじ)は西国巡礼の第三十三番札所で、結願・満願の霊場として知られています。約1kmの参道沿いには300本のソメイヨシノが枝を伸ばし、花が開くとまるで桜に包み込まれているかのようです。

「飛騨・美濃さくら33選」にも選ばれました(写真:岐阜県)

「飛騨・美濃さくら33選」にも選ばれました(写真:岐阜県)

例年の見頃は4月上旬。2023年は4月6日には葉桜になっていました。桜の時期には「谷汲さくらまつり」が行われ、岐阜県重要無形民俗文化財に指定された「谷汲踊り」が披露されたり、物産販売が行われたりと、古刹の門前を盛り上げます。

また、開花状況に合わせ「竹灯籠」の点灯も。竹細工から溢れる繊細な明かりと、美しい夜桜はぜひ写真に残したい光景です。

【谷汲山門前】
●住所:岐阜県揖斐郡揖斐川町谷汲徳積23(華厳寺)
●公式サイト:谷汲山門前
●アクセス:
樽見鉄道[谷汲口駅]から揖斐川町はなもも・ふれあいバス[谷汲山]下車
東海環状自動車道[大野神戸IC]から車で約25分
名神高速道[関ヶ原IC、大垣IC、岐阜羽鳥IC]から車で約60分
東海北陸自動車道[各務原IC、関IC、美濃IC]から車で約60分

(関市)屋台も立ち並ぶ桜のトンネル:寺尾ヶ原千本桜公園

1952年に平和への願いを込め、300本の桜が植えられたのが「寺尾ヶ原千本桜」の始まりなのだとか。現在では県道沿い2kmにわたって約1000本の桜並木が続き、春には美しいトンネルを作ります。

「飛騨・美濃さくら33選」にも選ばれました(写真:岐阜県)

「飛騨・美濃さくら33選」にも選ばれました(写真:岐阜県)

例年の見頃は4月上旬から中旬。2023年は4月7日には葉桜になっていました。

桜の時期に合わせてライトアップも行われ、幻想的な空間へと姿を変えます。並木沿いにぼんぼりが飾られたり、屋台が並んだりと、賑やかなお花見を楽しめますよ。

桜のトンネルを車やバイクで走るのも気持ちがいいですが、じっくり桜を見る際は駐車場に車を停めましょう。

【寺尾ヶ原千本桜公園】
●住所:岐阜県関市武芸川町谷口字寺尾
●公式サイト:寺尾ヶ原千本桜公園
●アクセス:
東海北陸自動車道[美濃IC]から車で約20分
東海環状自動車道[関広見IC]から車で約20分
東海環状自動車道[岐阜三輪スマートインターチェンジ]から車で約12分

2024年も【岐阜の桜】を満喫

今回ご紹介したスポットのなかには「名前は聞いたことがあるけど、行ったことはない」というところもあるでしょう。

気になっているスポットがあれば、記事を読んだ今が足を運ぶチャンスかもしれませんよ。ぜひ具体的に計画を立ててみてください。

また、桜の開花は年によって前後します。見頃を逃したくない方は、こまめなチェックがおすすめです。

Text:小林あきこ Edit:Sakura Takahashi
Photo:PIXTA(特記ないもの)

参考文献:
稲田香奈子『大人の桜旅2014』(三栄書房/2014年)
主婦の友社『主婦の友ベストBOOKS 日本 桜の名所100選』(主婦の友社/2010年)
庄子利男『日本の夜桜』(光村推古書院/2005年)

参考:
岐阜の旅ガイド根尾地域活性化推進協議会本巣市観光・文化|池田町大垣・西美濃観光ポータル|水都旅飛騨高山観光公式サイト飛騨高山旅館ホテル協同組合公式ページえ〜な恵那|恵那市公式観光サイトやまなび-山県市公式ホームページ谷汲山華厳寺関市役所ホームページげろたび-下呂市公式観光サイト