巣鴨庚申堂

巣鴨庚申堂

東京都23区の西部、豊島区に位置する「巣鴨庚申堂(すがもこうしんどう)」。江戸時代の「庚申信仰(こうしんしんこう)」の流れを汲むお堂です。 現在の国道17号、旧中山道と王子道が交差する場所にある巣鴨庚申堂。建立は1502年にまで遡り、古書「江戸名所図会」にも庚申堂の石塔が描かれています。 江戸時代に流行した民間信仰「庚申信仰」の地としても有名。体内に棲む虫、三尸(さんし)が庚申日に天に昇り天帝に罪を告げ、罰として早死にさせられるという古代中国の言い伝えが起源といわれています。いつしか庚申の「申(さる)」から転じて猿が神使とされたことから、猿田彦神を祀っており、敷地内には狛犬ならぬ猿の像が鎮座しています。 江戸当時は、年に6日ある庚申日に三尸が体の外へ出ていかないよう、徹夜して眠らず長寿を願う「庚申待(こうしんまち)」という風習がありました。その名残で、現在も庚申日には例大祭が催され、多くの参拝客が訪れます。

基本情報

Address
〒170-0002
東京都豊島区巣鴨4-35

アクセス

  • From大塚駅
    徒歩(約15分)
  • From庚申塚駅
    徒歩(約2分)

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