吉良川町

高知県室戸市北西部にある吉良川町（きらがわちょう）。約1㎞に渡り、明治時代の商家や蔵が立ち並ぶエリアです。
高知県で初めて、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されたことで知られています。
かつて吉良川は、良質な木炭と薪が取れることから「土佐備長炭」の積み出し港として非常に栄えていました。
現在も、漆喰の壁の商家や、水切り瓦の蔵が軒を連ねるほか、台風から家を守るために作られた石垣の塀「いしぐろ」が多く見られます。台風の被害から家を守るための先人の知恵が、室戸独特の景観を作り出しています。
周辺には「室戸岬半島」があり、全長約2.6㎞の「乱礁遊歩道」が整備されています。太平洋の荒波や奇石の数々など、ダイナミックな景色を楽しみながら散策してみては。