採茶庵跡

採茶庵跡

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東京都、江東区の深川に位置する「採荼庵跡(さいとあんあと)」。俳人・松尾芭蕉の「おくのほそ道」の旅の出発点として知られます。 芭蕉は崇拝する歌人・西行(さいぎょう)の没後500年という節目の年、1689年に旅を発心。採荼庵跡を出発しておよそ150日間、随所で心向くまま俳句を詠み、東北から北陸地方を巡りました。採荼庵は当時の芭蕉の門人・杉山杉風(すぎやま さんぷう)の別宅。旅へ出ることを決めた芭蕉が身を寄せ、すぐ目の前の仙台堀川に浮かぶ小舟に乗って千住まで出たのが旅の始まりとされます。旅の道中には「静けさや岩にしみいる蝉の声」といった名句が生まれました。 採荼庵跡の縁側には、旅の出発に腰をあげた姿の芭蕉の銅像が設置され、訪れる人の心を遥か遠く東北地方へと連れて行ってくれます。すぐそばには「清澄庭園」や「芭蕉庵史跡展望庭園」があり、こちらも見どころ満載。芭蕉の時代の町並みを想像しながらぶらりと散策してみませんか。

基本情報

Address
〒135-0033
東京都江東区深川1-9
Phone
03-6458-7400(江東区観光協会)

アクセス

  • From東京メトロ半蔵門線 清澄白河駅
    A3出口より 徒歩(約6分)

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