真田紐工房
和歌山県の北部、九度山町に位置する「真田紐工房」。伝統工芸である「真田紐」の紐織り見学や体験ができる工房です。 真田紐は荷物のくくり紐など、もとは実用品として使われていましたが、次第に着物の帯締めや茶道具の装飾品としても作られるようになりました。関ヶ原の戦いのあと、九度山で長く隠遁生活を送った戦国武将、真田正幸・幸村両氏の資金調達手段になったといわれています。縦糸と横糸を使った一重織が原型ですが、強度を追求するにつれ、倍以上の糸の数を使い袋状に織るようになりました。この複雑な製法が、機能性だけではなく工芸品としての美しさを生み出しています。 工房では見学のみではなく、体験も可能。九度山での幽閉を経て、大坂の陣で功績を残した真田氏に思いを馳せながら、真田紐のストラップを作ってみてはいかがでしょうか。
(写真提供:和歌山県九度山町)
基本情報
Address
〒648-0101 和歌山県伊都郡九度山町九度山1390
Phone
0736-54-2237(九度山町中央公民館)
Closed
第3土・日曜は、公民館が休館のため対応不可
Fee
<真田紐織り体験> ストラップ作り体験:500円
アクセス
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From南海鉄道 九度山駅
徒歩(約7分)