岡崎疏水
琵琶湖の水を京都へ送る琵琶湖疏水のなかでも、特に京都市左京区岡崎近辺の疏水。多くの桜が植えられた疏水沿いは桜の名所として知られ、春には多くの人が花見に訪れます。
疏水とは、かんがいや舟運のため新たに水路を設け通水させること。明治期につくられた琵琶湖疏水は、水道水源や発電の要として京都の産業発展に寄与してきました。現在も改修を繰り返しながら、日々約200万立方メートルの水を京都に届けています。
岡崎疏水を代表する見どころは、春の桜。疏水沿い両岸の桜並木はどこまでも続き、水鏡に映る川面まで垂れた枝花が華やかな雰囲気を醸し出します。例年3月下旬〜4月上旬までの期間は十石舟(じっこくぶね)が運航されており、船上から桜並木を楽しむことも可能です。
岡崎疏水の周辺には平安神宮や京都市京セラ美術館、京都市動物園など観光名所が多く位置します。このほか琵琶湖疏水記念館をはじめ疏水にまつわる史跡もたくさん。現存する明治期の水路やトンネルには、当時はまだ珍しかったであろう西洋建築の意匠を見ることができます。
(公開日:2024/7/29 最終更新日:2024/7/29)
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075-761-3171 (京都市上下水道局水道部疏水事務所)
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