- 京阪沿線の京都桜名所
- 京都の桜名所①(八幡市)背割堤
- 京都の桜名所②(京都市東山区)清水寺
- 京都の桜名所③(京都市東山区)円山公園
- 京都の桜名所④(京都市東山区)知恩院
- 京都の桜名所⑤(京都市左京区)下鴨神社
- 嵐電沿線の京都桜名所
- 京都の桜名所⑥(京都市右京区)嵐電桜のトンネル
- 京都の桜名所⑦(京都市右京区)嵐山・渡月橋
- 京都の桜名所⑧(京都市右京区)仁和寺
- 京都の桜名所⑨(京都市北区)平野神社
- 京都市営地下鉄沿線の京都桜名所
- 京都の桜名所⑩(京都市南区)東寺
- 京都の桜名所⑪(京都市中京区)二条城
- 京都の桜名所⑫(京都市中京区)神泉苑
- 京都の桜名所⑬(京都市上京区)京都御苑
- 京都の桜名所⑭(京都市上京区)水火天満宮
- 京都の桜名所⑮(京都市左京区)平安神宮
- 京都の桜名所⑯(京都市左京区)岡崎疏水
- 京都の桜名所⑰(京都市東山区)蹴上インクライン
- 古都京都に溶け込む桜名所
- 全国のお花見スポット情報
この記事では、2025年の花見におすすめの京都の桜名所を、路線別に紹介します。どの沿線にどんな桜名所があるのか、現地を訪れる前に確認しておきましょう。
近年はライトアップされた夜桜も人気を集め、なかには通常よりも遅い時間帯まで参拝が可能になる寺社も。
京都市の桜の平年の見頃は3月下旬〜4月中旬ごろ。日本気象協会によると、2025年の京都市の桜は3月26日(水)に開花、4月3日(木)に満開が予想されています(ウェザーマップ参照)。
京阪沿線の京都桜名所
大阪府北東部からのアクセスにおすすめの、京阪電車沿線の京都桜名所を紹介します。
京都の桜名所①(八幡市)背割堤

堤防上約1.4kmにわたって続く背割堤の桜並木
宇治川と木津川の合流地点で、二つの川に挟まれた細長い堤防「背割堤(せわりてい)」。堤防上約1.4kmにわたり美しい桜並木が続く、京都の人気桜名所ランキングでも上位に入ることの多いスポットです。
背割堤そばに位置するサービスセンター「さくらであい館」の展望台からは、桜並木を一望することが可能。展望台は高さ約25mで、周囲の景色を360度見渡すことができます。

展望台から眺める桜並木
一直線に続く桜並木だけでなく、岩清水八幡宮が立地する「男山」や歴史ある「天王山」を眺めることができます。
また2025年3月22日(土)〜4月12日(土)の期間「背割堤さくらまつり」を開催。地域の特産品や新鮮野菜、スイーツなどのお店も出店予定のため、お花見だけでなく美味しいグルメを堪能することができます。
「さくらであいクル-ズ」で船上からお花見を満喫するのもおすすめ。背割堤の桜並木で春の訪れを感じましょう。
背割堤 基本情報
住所:京都府八幡市八幡在応寺(背割堤さくらまつり)
アクセス:京阪電車「石清水八幡宮駅」より徒歩約10分
時間:9:00~17:00
料金:100円(運営協力金)
公式サイト:背割堤さくらまつり
京都の桜名所②(京都市東山区)清水寺

三重塔を背景に咲き誇る満開の桜
世界文化遺産に登録され、京都を代表する観光地として有名な「清水寺」は、約1,000本の桜が咲き誇る桜の名所でもあります。
清水寺のシンボル、高さ約30mの「三重塔」そばにも満開の桜が立ち並び、歴史ある建築と桜のコラボレーションを楽しめます。

ライトアップされた清水寺の夜桜
清水寺では、例年桜が見頃を迎えると、通常よりも閉門時間を遅らせ「春の夜間特別拝観」を実施。2025年は3月25日(火)~4月3日(木)にかけて夜間特別拝観が可能になります。ライトアップされた清水寺の幻想的な夜桜を楽しみましょう。
清水寺 基本情報
住所:京都府京都市東山区清水1-294
アクセス:京阪電車「清水五条駅」より徒歩約20分
時間:6:00〜18:00
※ライトアップ 18:00〜21:00(受付終了21:00)
料金:高校生以上 500円 / 小・中学生 200円
公式サイト:音羽山 清水寺
【関連記事】
清水寺の歴史や見どころについて詳しく知りたい人はこちら↓
【清水寺】は絶対に見逃せない世界遺産!歴史や見どころとは?
京都の桜名所③(京都市東山区)円山公園

「円山公園」のシンボルとなっている枝垂れ桜
八坂神社で有名な祇園の街に位置する「円山公園」。約8万6,000平方メートルの敷地に、およそ690本の桜が咲く京都屈指の花見スポットです。
円山公園の中央にそびえる有名な枝垂れ桜は、通称「祇園の夜桜」と呼ばれています。樹高約12m、幹回り約2.8m、枝張り約10mの存在感ある大きな桜で、円山公園のシンボルとなっています。
円山公園 基本情報
住所:京都府京都市東山区円山町
アクセス:京阪電車「祇園四条駅」より徒歩約10分
公式サイト:円山公園
京都の桜名所④(京都市東山区)知恩院

知恩院の桜
円山公園に隣接する浄土真宗総本山の寺社「知恩院」。国宝に指定されている、高さ約24m、幅約50mの巨大な木造門「三門」がしだれ桜に彩られる姿が見どころです。
知恩院の庭園「友禅苑」は荘厳な桜を楽しめる穴場スポット。東山の湧水を引いた庭園と枯山水の庭園からなる名園です。
そんな庭園に咲く桜は濃いピンク色のしだれ桜「美幸」。京都の人気スポット東山エリアにありながら、比較的落ち着いた雰囲気のなかで桜を観賞できます。

ライトアップされた「三門」(写真提供 Instagram: 【hirokazu.ishida様】)
知恩院にぜひ訪れたい期間が、夜間特別拝観が実施される2025年3月26日(水)〜4月6日(日)の間。1年間の中でも限られた時期しか見られない、ライトアップされた夜桜を楽しむことができます。ライトアップに関する詳細は特設ページをご確認ください。
知恩院 基本情報
住所:京都府京都市東山区林下町400
アクセス:京阪電車「祇園四条駅」より徒歩約10分
時間:5:30〜16:00
※ライトアップ 17:45〜21:30(受付終了21:00)
料金:大人 800円/中学生以下 400円
公式サイト:浄土宗総本山 知恩院
京都の桜名所⑤(京都市左京区)下鴨神社

「下鴨神社」を彩る満開の桜
世界文化遺産に登録され、縁結びのパワースポットとしても名高い「下鴨神社」。鴨川沿いに位置し、神社の境内に咲き誇る満開の桜を楽しめる花見スポットです。
朱色に輝く神社の建築物と満開の桜とのコントラストは実に鮮やかで、春には例年多くの人が訪れます。
下鴨神社 基本情報
住所:京都府京都市左京区下鴨泉川町59
アクセス:京阪電車「出町柳駅」より徒歩約12分
時間:6:00~17:00
公式サイト:下鴨神社
嵐電沿線の京都桜名所
嵐山エリアを観光する際におすすめな嵐電沿線の桜名所を紹介します。
京都の桜名所⑥(京都市右京区)嵐電桜のトンネル

満開の桜のトンネルを嵐電が駆け抜ける
通常歩いて見ることの多い桜を、乗り物に乗りながら楽しめる「嵐電(らんでん) 桜のトンネル」。例年春には、嵐電北野線「鳴滝駅」から「宇多野駅」の間の約200mにわたり、線路の両側にアーチ状の満開の桜が並びます。
満開の桜と嵐電を1枚の写真に収められるおすすめのフォトスポットは、鳴滝駅の北東・桜のトンネル脇に位置する「宇多野1号踏切」。
例年、期間限定でライトアップが実施され夜桜を楽しむことができましたが、2020年から桜のメンテナンスのため夜間ライトアップは休止しています。2025年も夜間ライトアップの実施予定はありません。
嵐電桜のトンネル 基本情報
アクセス:嵐電北野線「鳴滝駅」〜「宇多野駅」間
料金:大人 250円/子ども 120円(いずれも片道運賃)
公式サイト:嵐電
京都の桜名所⑦(京都市右京区)嵐山・渡月橋

満開の桜が情緒深い「渡月橋」を彩る
桂川に掛かる京都を代表する景勝地「渡月橋(とげつきょう)」。約1,500本もの満開の桜が、渡月橋の背後に見える嵐山を彩ります。
桂川両岸の嵐山公園は、満開の桜が一直線に並び渡月橋の美しさを一層引き立てる桜名所。渡月橋と満開の桜を一望できるため、週末にはレジャーシートを敷いて花見を楽しむ人々の姿も見られます。
渡月橋 基本情報
住所:京都府京都市右京区嵐山
アクセス:嵐電嵐山本線「嵐山駅」より徒歩約3分
関連サイト:京都観光Navi
京都の桜名所⑧(京都市右京区)仁和寺

仁和寺の五重塔と御室桜
京都市右京区に位置する、真言宗御室派の総本山寺院「仁和寺(にんなじ)」。境内に200本ほど咲く「御室桜(おむろざくら)」は京都を代表する遅咲きの桜として有名です。
御室桜はソメイヨシノよりも開花の遅いサトサクラの一種であることから、4月上旬に開花し、見頃の時期は京都の他の名所よりも遅い4月中旬ごろ。ソメイヨシノが満開になった頃に咲き始めます。
御室桜にソメイヨシノやしだれ桜を合わせると、敷地内は例年約550本の桜で彩られます。「日本さくら名所100選」にも選ばれた春の風景をぜひ現地で堪能してみては。
仁和寺 基本情報
住所:京都府京都市右京区御室大内33
アクセス:嵐電北野線「御室仁和寺駅」より徒歩で約3分
料金:大人 500〜800円/高校生以下 無料
※御室桜が見られるエリアは大人500円
時間:9:00~17:00(受付終了16:30)
公式サイト:世界遺産 真言宗御室派総本山 仁和寺
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仁和寺の歴史や見どころについて詳しく知りたい人はこちら↓
【仁和寺】歴史や見どころに迫る!桜が有名な京都の世界遺産
京都の桜名所⑨(京都市北区)平野神社

多種多様な桜が咲く「平野神社」
京都市北区に位置し、総合運のご利益にあずかれる「平野神社」。約400本の桜が咲き誇る京都を代表する桜名所です。
平野神社の最大の特徴はおよそ60にも及ぶ桜の種類の数。さまざまな桜が咲くことで、長期間にわたってお花見を楽しむことができます。

ライトアップされた平野神社と桜
例年桜のライトアップイベント「桜苑夜間特別参拝」も開催しており、2025年は3月22日(土)~4月13日(日)の期間で実施予定。ライトアップの時間は日没〜21:00頃です。
平野神社 基本情報
住所:京都府京都市北区平野宮本町1
アクセス:京福電鉄北野線「北野白梅町駅」より徒歩約7分
時間:6:00~17:00
※ライトアップ 日没~21:00頃
公式サイト:平野神社
京都市営地下鉄沿線の桜名所
京都駅からアクセスしやすい、京都市営地下鉄沿線の京都桜名所を紹介します。
京都の桜名所⑩(京都市南区)東寺

東寺の五重塔と枝垂れ桜の通称「不二桜」
JR京都駅ほど近くに位置する「東寺」。世界文化遺産に登録されている人気の観光名所ですが、実は穴場の桜名所でもあります。

水面に写る五重塔と枝垂れ桜
東寺でぜひ収めたい写真は、五重塔と枝垂れ桜が水面に反射する鮮やかな姿。さらに2025年3月15日(土)~4月13日(日)にかけては夜桜のライトアップも行われます。
東寺 基本情報
住所:京都府京都市南区九条町1
アクセス:JR、地下鉄烏丸線「京都駅」より徒歩で約15分
時間:8:00〜17:00
※ライトアップ 18:00〜21:30(受付終了21:00)
料金:大人 500円/高校生 400円〜/中学生以下 300円〜
※ライトアップ 高校生以上 1,000円/中学生以下 500円
公式サイト:東寺 世界遺産 真言宗総本山 教王護国寺
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京都の桜名所⑪(京都市中京区)二条城

桜に彩られた二条城の唐門
大政奉還の舞台として歴史の教科書に登場し、世界文化遺産に登録されている「二条城」。早咲きから遅咲きまで約50種類300本の桜が咲き、長期間にわたって桜を楽しめます。

桜がライトアップされた二条城の清流園
開花の時期に合わせて開催される桜まつりは、二条城の桜を満喫できる一大イベント。2025年は3月14日(金)~4月13日(日)の開催予定です。
桜まつりの期間中、二条城では桜のライトアップをはじめ、京都の名産品販売や飲食イベント等を楽しめます。このほか桜まつりに関する詳細は公式サイトのイベント情報をご確認ください。
二条城 基本情報
住所:京都府京都市中京区二条通堀川西入二条城町541
アクセス:地下鉄東西線「二条城前駅」より徒歩すぐ
時間:8:45〜16:00(17:00閉城)
※桜まつり 18:00〜21:00(22:00閉城)
料金:大人 1,300円/中高生 400円/小学生 300円
※桜まつり 中学生以上 2,000円〜/小学生 1,000円〜
公式サイト:二条城 世界遺産・元離宮二条城
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京都の桜名所⑫(京都市中京区)神泉苑

葉桜が咲く神泉苑
二条城に隣接し、禁苑(天皇の庭園)として平安京造営時に作られた「神泉苑(しんせんえん)」。醍醐天皇が「花宴の節」を催したことからお花見発祥の地とされています。
神泉苑で楽しめるのは、平安京の名残が残る庭園と桜が作り出す古風で趣深い雰囲気。さらに、満開の桜が咲く庭園にかかる法成橋(ほうじょうばし)を渡ると、願いが叶うとされています。
神泉苑 基本情報
住所:京都府京都市中京区門前町166
アクセス:地下鉄東西線「二条城前駅」より徒歩約2分
公式サイト:神泉苑
京都の桜名所⑬(京都市上京区)京都御苑

京都御苑の中にある京都御所に咲く桜
京都の中心に位置し、江戸時代まで皇室の邸宅が集まっていた「京都御苑」。現在は市民の憩いの場として親しまれ、春にはお花見に来る人たちで賑わいます。

近衛邸跡に咲く早咲きのしだれ桜、通称「糸桜」は御苑内で特に人気の高い桜です。3月下旬ごろには見頃を迎え、名前の通り空から糸を引くように咲く美しい姿を楽しめます。
京都御苑 基本情報
住所:京都府京都市上京区京都御苑3
アクセス:地下鉄烏丸線「丸太町駅」または「今出川駅」より徒歩約5分
公式サイト:京都御苑
京都の桜名所⑭(京都市上京区)水火天満宮

神社を覆うように咲く水火天満宮の桜
菅原道真公を祀り、水難火除けのご利益にあずかれる神社「水火天満宮(すいかてんまんぐう)」。小さな境内ながらも神社に咲く美しい桜を見られる穴場スポットです。
水火天満宮の桜は、早咲きの紅しだれ桜と八重しだれ桜の2種類。それぞれの見た目や色の違いを眺めながら、お花見を楽しんでみてはいかがでしょうか。
水火天満宮 基本情報
住所: 京都府京都市上京区堀川通上御霊上ル扇町722-10
アクセス:地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」より徒歩約10分
公式サイト:水火天満宮
京都の桜名所⑮(京都市左京区)平安神宮

平安京を再現した建築と満開の桜が調和する「平安神宮」
平安京遷都1,100年を記念して1895(明治28)年に造営された「平安神宮」。平安京を再現した建築と桜とのコラボレーションを楽しめます。
真っ赤な平安神宮を彩るのは、紅しだれ桜。桜のなかでは遅咲きの品種で、ソメイヨシノが散り始める時期に見頃を迎えます。

「平安神宮神苑」に咲く桜
本殿を囲む日本庭園「平安神宮神苑」は、庭園に咲く桜を楽しめるお花見スポット。桜と日本庭園が織りなす風景は、多くの人々を魅了してやみません。
平安神宮 基本情報
住所:京都府京都市左京区岡崎西天王町97
アクセス:地下鉄東西線「東山駅」より徒歩約10分
公式サイト:平安神宮
京都の桜名所⑯(京都市左京区)岡崎疏水

両岸に一直線に桜が並ぶ「岡崎疏水」
琵琶湖を源流とする琵琶湖疎水から続き、平安神宮の側を流れる「岡崎疏水(おかざきそすい)」。川の両岸を一直線に並ぶ桜並木が見どころです。

河川上からは平安神宮の大鳥居と満開の桜を眺められる
岡崎疏水を運航する十石舟は、平安神宮の大鳥居と桜を河川上から眺められる隠れた桜名所。ゆったりと座りながら桜を観賞できます。
岡崎疏水 基本情報
住所:京都府京都市左京区南禅寺草川町
アクセス:地下鉄東西線「蹴上駅」より徒歩約10分
十石舟公式サイト:京都府旅行業協同組合
京都の桜名所⑰(京都市東山区)蹴上インクライン

廃線跡に桜並木が続く「蹴上インクライン 」
岡崎疏水の上流部分に蓋をかけ整備された鉄道の廃線跡地「蹴上(けあげ)インクライン」。船が通行できない河川の急斜面を行き来するために整備された鉄道です。
全長約582mに渡って続く列車が通ることのない線路と、両側に咲き誇る満開の桜が合わさる姿は非常にノスタルジック。下流部分から斜面の上側を眺めると、桜並木に彩られた線路がどこまでも続くような写真を収めることができます。
蹴上インクライン 基本情報
住所:京都府京都市東山区東小物座町339
アクセス:地下鉄東西線「蹴上駅」より徒歩約3分
古都京都に溶け込む桜名所
この記事では、京都の桜名所と各所のライトアップや桜まつり情報について紹介しました。
あたたかい春の日に、歴史を感じる古都・京都でお花見を楽しんでみてはいかかでしょうか。