香嵐渓

愛知県豊田市足助町に位置する、巴川がつくる渓谷「香嵐渓」。1634年、香積寺の住職・三栄和尚が自然をより美しくとの願いを込めて、巴川沿いの参道から香積寺境内にかけてスギやモミジを植えたのが始まりとされています。
大正末期から昭和初期にかけて、住民のボランティアでモミジの大植樹が施され、イロハモミジ、オオモミジなど11種のカエデが約4000本あると言われています。毎年、秋に開催される香嵐渓もみじまつり期間中はモミジがライトアップされ、夜の景色は幻想的です。
秋の紅葉だけでなく、春は薄紫色で可愛らしい山野草が咲き誇り、初夏は眩しいほどの新緑に包まれ、木陰で涼む人や川遊びをする人などで賑わいます。四季折々の香嵐渓を楽しんでみてはいかがでしょうか。