1.袋田の滝(茨城県)
2.三十槌の氷柱(埼玉県)
3.尾ノ内氷柱(埼玉県)
4.戦場ヶ原(栃木県)
5.華厳の滝(栃木県)
まとめ

四季のある日本だからこそ楽しめる冬の景色。今回は、関東地方で見ることができる、たくさんの冬の絶景の中から、厳選して5つの観光スポットの情報を紹介します。

滝が凍結する迫力満点の袋田の滝、雪化粧された雄大な湿原のある戦場ヶ原、氷柱のライトアップが美しい三十槌の氷柱や尾ノ内百景氷柱、滝が青く輝く華厳の滝など、見どころ満載です。

今年の冬は、寒さに負けずアクティブに絶景を見に行ってみませんか。

(2022-12-9 情報更新中)

埼玉県 < 秩父・長瀞

秩父三大氷柱の三十槌の氷柱

【秩父三大氷柱】の見頃は1月〜2月! 埼玉の秘境でつららの絶景を見る 冬の絶景「秩父三大氷柱」。都心からほど近い秩父には圧巻の氷柱が3ヶ所もあり、それぞれ違った楽しみ方ができます。ライトアップが施された様子は、まさしく氷と光のアート。見る人を幻想的な空間へ誘う氷の世界を紹介します。

絶景

袋田の滝(茨城県)

袋田の滝の氷瀑

袋田の滝の氷瀑

日本三名瀑の一つである、茨城県の「袋田の滝」。冬になると、滝全体が真っ白に凍った「氷瀑(ひょうばく)」を見られることで有名です。

氷瀑とは、滝が氷結すること。高さ120m、幅73mの大きさを誇る滝が凍った、迫力満点の光景が魅力です。平安時代の歌人である西行法師がこの地を訪れた際、「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」と絶賛したと伝えられています。

ただ、凍結具合が天候に左右されるため、年によっては完全凍結しないこともあります。完全凍結した袋田の滝を見られる機会はなかなかないため、チャンスがあればぜひ訪れてみてくださいね。

袋田の滝の凍結情報はこちら → 氷瀑速報 袋田の滝の凍結情報

茨城県 < 北茨城

袋田の滝の氷瀑

【袋田の滝】冬の魅力は「氷瀑」と「ライトアップ」! 凍結時期・観賞コースまとめ 日本三名瀑の一つ「袋田の滝」。茨城県久慈郡大子町に位置し、国の名勝にも指定されています。毎年冬に滝全体が凍結する「氷瀑」へと姿を変え、完全凍結するかどうかで注目。今回は、袋田の滝の見所と観光情報を紹介します。

絶景

三十槌の氷柱(埼玉県)

三十槌の氷柱

三十槌の氷柱

埼玉県の奥秩父で見られる冬の絶景、「三十槌の氷柱(みそつちのつらら)」。岩清水が凍って発生する繊細で美しい氷柱群で、「秩父三大氷柱」のひとつです。

つららが見られる場所は2カ所あり、片方では自然に形成された天然のつらら、もう片方では人工のつららを見ることができます。高さが約10m、幅は約30mの巨大スケールのつららは、なかなかお目にかかれません。

尾ノ内氷柱 (埼玉県)

尾ノ内百景氷柱

尾ノ内氷柱

埼玉県秩父郡小鹿野町の尾ノ内渓谷にある「尾ノ内氷柱」。周囲150m、高さ50mにも及ぶ氷柱群と吊り橋がマッチした、神秘的な氷の世界を楽しむことができます。

氷柱は、遊歩道のスタート地点である吊り橋周辺に造られており、春、夏とは全く違う眩いばかりの氷の世界が広がっています。氷見台からの光景は圧巻で、近くに見える吊り橋と氷柱のコントラストが、ここでしか見られない絶景です。

通常は吊り橋を渡って遊歩道を進むのですが、冬季は吊り橋を渡るまでが開放されています。しっかりした吊り橋ながらやはり揺れるので、ドキドキしながら吊り橋を渡り始めて顔を上げると、今度は目の前に大迫力の氷柱が広がっています。

尾ノ内百景氷柱のライトアップ

尾ノ内百景氷柱のライトアップ

夜間のライトアップは、シーズン中5回のみで、光が織りなす氷柱と吊り橋の幻想的な光景は必見です。

移り変わるライトアップに映し出される氷柱を見ていると、美しい氷の国にいるかのような気持ちになります。ぜひ、ライトアップまで楽しんでみてくださいね。

【尾ノ内氷柱 基本情報】
住所:〒368-0113 埼玉県秩父郡小鹿野町河原沢996-1
開催期間:1月上旬〜2月下旬ごろ
開催時間:8:00〜16:00
サービス:甘酒や地元の方お手製のお漬物などが無料
環境整備協力金:200円(中学生以上)
公式HP:西秩父商工会

戦場ヶ原(栃木県)

冬の戦場ヶ原

冬の戦場ヶ原

栃木県奥日光に広がる400haの広大な湿原「戦場ヶ原」。

日光国立公園内に位置し、標高は約1,400mの場所にあります。かつて湿原近くの中禅寺湖をめぐり、東に位置する男体山の神と南の赤城山の神が争った戦場であったという神話が名称の由来という説があります。

四季折々の350種類程度の植物が湿原を彩り、数多くの野鳥が訪れる場所としても有名です。春には新緑、6月上旬には白い綿穂が特徴であるワタスゲが見頃に。秋には湿原全体が真っ赤に染まる草紅葉、冬には積雪により白銀の世界が広がります。

二時間ほどの遊歩道が湿原を取り囲むように整備されており、植物や野鳥の観察が間近でできます。そして所々、男体山を背景にした広大な光景を楽しめる展望ポイントが設置されています。存分に大自然を満喫できること間違いなしです。

華厳の滝(栃木県)

冬晴れの雪景色と華厳の滝

冬の華厳の滝

栃木県奥日光に位置し、那智の滝と袋田の滝に並ぶ日本三大名瀑の一つ「華厳の滝」。

高さ97mの岸壁を水が一気に落下する光景は、まさに圧巻の眺めです。さらにエレベーターで行ける観瀑台から滝つぼを間近で見ることができ、爆音とともに水しぶきが弾ける豪快な姿を楽しめます。

華厳の滝のブルーアイス

華厳の滝のブルーアイス

1月から2月の冬のシーズンにかけては、滝の周りを流れる「十二滝」と呼ばれる小さな滝が凍るため、ブルーアイスを楽しむことができます。滝全体が美しい青色に輝く景色は、ここでしかみられない絶景です。

四季折々に様々な景色を見せる華厳の滝。ぜひ、季節ごとに訪れて、その美しさの違いを感じてくださいね。

寒さに負けず、冬の絶景を見にいこう!

いかがでしたか。首都圏から気軽に日帰りで行くことができる、冬の絶景5選を紹介しました。冬にしか見ることができないこれらの風景は、どれも圧巻の様子です。防寒対策などをしっかりとして、寒い冬だからこそ見ることができる氷柱や滝の美しさを、ぜひ楽しんでくださいね。