袋田の滝の観賞スポット
袋田の滝のイベント
四季折々に姿を変える袋田の滝
袋田の滝へのアクセス
まとめ
周辺情報

茨城県を代表する観光スポット「袋田の滝」。茨城県久慈郡大子町に位置する、高さ120m、幅73mの滝です。袋田の滝は、栃木県の「華厳の滝」、和歌山県の「那智の滝」と並ぶ日本三名瀑のひとつ。

その昔、僧侶の西行法師がこの地を訪れた際、「この滝は四季に一度ずつ来てみなければ真の風趣は味わえない」という言葉を残したことから、別名を「四度(よど)の滝」ともいわれています。冬には滝全体が凍結する「氷瀑」へと姿を変え、完全凍結するかどうかで毎年注目を集めます。

今回は、袋田の滝の見どころと観光情報を紹介していきます。
袋田の滝凍結情報はこちら→氷瀑速報 袋田の滝の凍結情報(大子町観光協会)

和歌山県 < 熊野古道

世界遺産の那智の滝を祀る飛瀧神社

【世界遺産】那智の滝とは?熊野古道から行く観光ルートを解説! 日本三名瀑のひとつ「那智の滝」。和歌山県に位置する、落差日本一の大迫力の滝です。今回は世界遺産「熊野古道」を歩き、那智の滝を目指す巡礼ルートをご紹介。熊野那智大社参拝と合わせて、実際に歩いたその様子をレポートします!

世界遺産

袋田の滝の観賞スポット

(観賞スポットへのルート)観瀑トンネル

袋田の滝のトンネル

袋田の滝のトンネルからの景色

長さ276m、高さは3mの観瀑トンネルは1979年に完成しました。2022年12月からは照明の改修工事が行われています。後述する2つの観瀑台へ行くにはこのトンネルを抜ける必要があります。トンネルの入り口には入場券の販売所がありますので、そこでチケットを購入しましょう。トンネルの途中には「恋人の聖地モニュメント」もあります。

【袋田の滝 基本情報】
●観瀑施設利用料金:
大人: 300円
小人(小学生以下): 150円
●営業時間:
5〜10月 8:00~18:00
11月   8:00~17:00
12〜4月 9:00~17:00
●ライトアップ:
期間:2023年10月1日(日)〜2024年1月31日(水)
時間:日没〜20:00(10月・11月)
   日没〜19:00(12月・1月)
●関連サイト:国名勝・袋田の滝/大子町観光協会

観賞スポット① 第一観瀑台

袋田の滝の第一観瀑台

第一観瀑台からの景色

観瀑トンネルの奥まで進むと、袋田の滝を最も近い位置で見学できる観瀑台があります。これが第一観瀑台です。夏は激しい轟音とともに流れ落ちる水しぶきを、冬は凍りついた滝を間近で見られます。水量が多い時期には水しぶきがかかることも。迫力満点の滝を全身で感じることができます。

観賞スポット② 第二観瀑台

袋田の滝の第二観瀑台

袋田の滝の第二観瀑台からの景色

第一観瀑台の先、トンネル奥からエレベーターに乗り、上に昇ったところにも観瀑台があります。これが第二観瀑台。高い位置から袋田の滝の全貌を見渡せる場所です。第二観瀑台3つのデッキがあり、一番上の第三デッキからは、四段に流れ落ちる滝を見ることができます。また、第二デッキは滝と周囲の自然のバランスが良い場所で、写真撮影にうってつけです。

観賞スポット③ 吊り橋

袋田の滝の吊り橋

袋田の滝の吊り橋

第一観瀑台の少し手前に、吊り橋へと続く通路があります。この吊り橋は「滝見橋」と呼ばれ、ここからも袋田の滝を眺めることができます。

吊橋を渡った先にはハイキングコースも整備されていますよ。標高404mの月居山(つきおれさん)を登って、吊り橋へと戻って来るコースで「袋田自然研究路」と呼ばれています。山頂まで1時間ほどかかりますが、道中でお寺に参拝できたり、山頂から絶景が眺められたりと、魅力たっぷりです。もちろん、渓流越し越しに見る滝の姿も必見です。

袋田の滝のイベント

袋田の滝で開催されるイベントをご紹介します。

10月〜1月『袋田の滝ライトアップ・大子来人〜ダイゴライト〜』

袋田の滝ライトアップ

袋田の滝のライトアップ

毎年秋〜冬に開催される「大子来人〜ダイゴライト〜」は、袋田の滝がライトアップされる幻想的なイベントです。暗闇の中にくっきりと浮かび上がる滝の様は、まるで墨画のよう。昼間とは全く違う滝の様子を見ることができます。トンネル内はミラーボールで照らされ、異空間へと続くトンネルのような空間です。

袋田の滝ライトアップの詳細は特設サイト(大子町観光協会)をご確認ください。

四季折々に姿を変える袋田の滝

袋田の滝は、四季によって全く違う景色を見せてくれます。西行法師の言葉にもあるように、いつ訪れても楽しめるのが袋田の滝の魅力なのです。ここでは四季折々の袋田の滝も少しだけご紹介します。

春・夏

夏の袋田の滝

夏の袋田の滝

春から夏にかけて、袋田の滝は美しい緑に囲まれます。雪解け水が静かに音を立てて流れる春。そして夏になるにつれて水の量は増し、激しい水しぶきとともに轟音を響かせます。夏でも涼しい場所なので、暑くて湿度の高い環境から逃れたい方にもオススメですよ。

袋田の滝の紅葉

袋田の滝の紅葉

袋田の滝で最も人気のある季節が秋。夏は青々としていた木の葉が真っ赤に染まり、その間を流れる滝の姿は絶景です。袋田の滝の紅葉は例年11月上旬に見頃を迎えます。紅葉の季節に合わせて、滝のライトアップも開催されるので必見です。

袋田の滝の氷瀑

袋田の滝の氷瀑

寒さが厳しい季節になると、袋田の滝は凍結し始めます。この現象は「氷瀑」と呼ばれ、ここまでダイナミックなものは滅多に見ることはできません。流れ落ちる途中で凍ってしまった滝は、美しく不思議な光景です。

滝全体が凍る完全凍結となると、その滝を登るアイスクライマーの姿も多く見られますよ。

茨城県 < 久慈郡

ライトアップされた冬の袋田の滝

【冬の絶景】関東地方のおすすめスポット5選! 四季のある日本だからこそ楽しめる冬の絶景。大自然が織りなす風景とライトアップは幻想的な景色を映し出します。滝が凍結する迫力満点の袋田の滝、白銀の世界が広がる戦場ヶ原など見どころ満載。今回は関東地方で見ることができる冬の絶景5選を紹介します。

夜景・イルミネーション

袋田の滝へのアクセス

最寄り駅:滝本(バス停)

東京駅からのアクセス

【東京駅】— JR上野東京ライン特急 / 水戸方面
→ 【水戸駅】— JR水郡線 / 郡山方面
→ 【袋田駅】 — 路線バス・茨城交通 / 滝本行き
→ 【滝本バス停】 → 徒歩(約10分)

水戸駅からのアクセス

JR水郡線 / 郡山方面
→【袋田駅】— 路線バス・茨城交通 / 滝本行き
→【滝本バス停】→ 徒歩(約10分)

茨城空港からのアクセス

空港バス・茨城交通 / 常陸太田行き
→【水戸駅】— J R水郡線 / 郡山方面
→【袋田駅】— 路線バス・茨城交通 / 滝本行き
→【滝本バス停】→ 徒歩(約10分)

車でのアクセス

最寄りIC:常磐自動車道「那珂IC」(約50分)
袋田の滝周辺の駐車場:町営無料第一駐車場  町営無料第二駐車場

袋田の滝がある大子町

袋田の滝がある大子町は、人と自然をつなぐ町として、ここにしかない景色や歴史、温泉、グルメ等それぞれの楽しみ方もたくさんあります。秋には、樹の上でりんごを完熟させてから収穫する「樹上完熟」が特長の、「奥久慈大子りんご」のりんご狩り体験も人気ですよ。

袋田の滝の周辺情報