靖国神社の歴史
靖国神社の見どころ
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東京だけでなく、日本で最も有名な神社の一つ「靖国神社」。戦争で亡くなった軍人・看護婦・民間人などおよそ240万人もの戦没者が祀られています。歴史的に度々政治論争の的となってきた靖国神社ですが、そのような問題が存在するのと同時に、壮大な鳥居が参拝客を出迎え、美しい境内や日本庭園が広がっているのも事実です。

今回は、そんな日本を代表する靖國神社の歴史と見どころ、特別な行事やイベント情報をご案内していきます。

靖国神社の歴史

靖国神社は、明治維新の先駆けとなった戊辰戦争で亡くなった人々を祀るため、1869年に天皇の思し召しにより創建されました。創建当初は、「東京招魂社」と呼ばれていましたが、1877年に「靖国神社」に改名されました。この「靖国」という名前もまた明治天皇の命名によるもので、「平和な国家を建設する」という願いが込められています。

靖国神社には、他にも明治維新・日清戦争・日露戦争・第一次世界大戦といった戦争で亡くなった人々が祀られています。これは靖国神社の「国家のために一命を捧げられた方々を慰霊顕彰すること」という建立当初から変わらない活動目的によるもので、第二次世界大戦の死者もまた例外ではありません。しかし、それを理由に度々論争が巻き起こってきました。

靖国神社には、東条英機ら第二次世界大戦のA級戦犯14名が合祀されています。それがこの靖国神社にて一般人と一緒に祀られていること、その靖国神社に日本の首相・閣僚が参拝することの是非が問われてきました。

それでも靖国神社は日本を代表する神社として親しまれ、今でも多くの人が訪れます。ここからは、意外と知られていない靖国神社の見どころを紹介します。

靖国神社の見どころ

参拝客を迎える靖国神社 大鳥居


靖国神社 第一鳥居 大鳥居

圧倒的な存在感で靖国神社の参拝客を迎えるこの鳥居は、1921年に日本最大の鳥居として誕生しました。その後、長年の風雨により損傷を受け、1974年に再建されました。高さは25mにも及び、靖国神社の名物「大鳥居」として知られています。

大鳥居に勝るとも劣らない、第二鳥居


靖国神社 第二鳥居

靖国神社参道中間にある2つ目の鳥居です。大きさは第一鳥居に劣りますが、青銅製のものとしては日本一の大きさを誇ります。

拝殿


靖国神社の拝殿

テレビなどでよく目にする建物がこの「拝殿」です。1901年に建てられたもので、一般客が参拝を行う場所です。菊花紋があしらわれた御帳(みとばり)がより一層神聖な雰囲気を作り出しています。この御帳とは、靖国神社ご本尊の正面が直接見えないよう隠す白い布のことで、神社などでよく見受けられます。また、拝殿の目の前にある檜造りの鳥居は、「中門鳥居」と呼ばれています。

神池庭園と茶室


靖国神社 神池庭園

靖国神社の拝殿・本殿の奥に、日本庭園があるのをご存知でしょうか。「神池庭園」は明治初期に造られたもので、平成11年に修復が行われました。

池を中心に散策路があり、四季折々の植物や池を泳ぐ鯉を楽しむことができます。また、「滝石組み」と呼ばれる技法を使い、まるで山の中のような風景が作り出されているのも特徴の一つです。

そのほかにも、花崗岩製としては日本一の長さを誇る石橋など、見所は様々。また園内には、行雲亭・洗心亭・靖泉亭、3つの茶室もあります。靖国神社を訪れた際には、都内有数の名園「神池庭園」まで、足を延ばしてみてはいかがでしょうか。

遊就館


靖国神社 遊就館

拝殿のすぐ横にある「遊就館」は、戦争の資料や当時から残る記念の品々を展示している博物館です。1882年に開館し、第二次世界大戦が終わるまで、64年にわたって営業していました。しかし、戦後GHQの管理下となり、一時閉館され、戦後しばらく遊就館での展示は行われていませんでした。

その後、1959年に日本橋三越にて開催された「靖国神社展」にて、遊就館の収蔵品が公開されたことがきっかけとなり、靖国神社境内にある「靖国会館」にて、宝物・遺品の展示が始まりました。以降、改修工事や展示内容の充実化が進められ、およそ40年の時を経て遊就館での営業が再開します。

館内には、本物の零戦や江戸時代から受け継がれる刀や甲冑、陸海軍の制服など、多岐にわたる品々が展示されています。
料金は、大人800円、大学生500円、中学・高校生300円、小学生以下は無料です。

靖国神社の桜


春の訪れを告げる靖国神社の桜

靖国神社は桜の名所としても知られています。靖国神社創建と同時期に植えられ、今ではソメイヨシノを始めとした500本近くの桜が境内を彩ります。また、気象庁による東京の桜開花宣言は、毎年3月下旬頃の靖国神社の桜を基準に行われます。

靖国神社のイベント

冬『新年祭』

元日には多くの初詣客で賑わう靖国神社。それに合わせて「新年祭」が開催され、各種奉納儀式や御神酒・甘酒の提供が行われます。また、福引や弓引きといったお正月らしいイベントも魅力の一つです。開門時間も12月31日は午後23時半となっており、例年25万人以上が参拝に訪れています。

春『春季・秋季例大祭』

春は4月21日〜23日、秋は10月17日〜20日に行われる、靖国神社で最も重要な祭事です。天皇陛下によるお供え物の御献上や、献茶式、各種奉納芸能が行われ、日本舞踊や能、落語などを無料で見ることができます。また、境内にある相撲場を使った相撲の取り組みも行われます。横綱を始めとする力士による取り組みは圧巻。日本の国技を無料で、間近で見られる貴重な機会です。

夏『みたままつり』


参道は美しい提灯で彩られる靖国神社みたままつり

毎年30万もの人で賑わう靖国神社「みたままつり」。およそ30,000個の提灯が参道を彩るほか、盆踊りや出店など、どこか懐かしい日本の夏を感じられます。毎年7月13日から4日間に渡って開催される、東京の夏の風物詩です。

靖国神社で、日本の歴史を感じる


靖国神社拝殿のライトアップ

靖国神社は明治時代に創建された、比較的新しい神社です。しかし、日本の歴史を感じ、学べる貴重な場所の一つでもあります。また、都心部からのアクセスも良く、緑豊かで荘厳な境内は、都会の喧騒を忘れさせてくれるほど。ぜひ一度、靖国神社へ足を運んでみてください。

靖国神社へのアクセス

最寄駅:JR・東京メトロ飯田橋駅 / JR・東京メトロ市ヶ谷駅 / 東京メトロ 九段下駅

新宿駅からのアクセス

【新宿駅】- 都営新宿線 / 本八幡方面
→【九段下駅】出口1 → 徒歩(約5分)

東京駅からのアクセス

【東京駅】- 東京メトロ丸ノ内線 / 池袋方面
→【大手町駅】- 東京メトロ半蔵門線 / 長津田方面
→【九段下駅】出口1 → 徒歩(約5分)

成田空港からのアクセス

【空港第2駅】- 京成特急スカイライナー / 京成上野方面
→【京成上野駅】- 徒歩(1分)→【上野御徒町駅】- 都営大江戸線 / 飯田橋・都庁前方面
→【飯田橋駅】西口 → 徒歩(約12分)

羽田空港駅からのアクセス

【羽田空港駅】- エアポート急行 / 成田空港方面(都営浅草線直通)
→【日本橋駅】- 東西線 / 中野方面 →【九段下駅】出口1 → 徒歩(約5分)

靖国神社の周辺情報