日本の新たなシンボルとして2012年に誕生した「東京スカイツリー」。634mの世界一高い電波塔、そして東京の代表的な観光スポットとして、国内外から多くの観光客が訪れます。
そんな東京スカイツリーの見どころの一つといえば、夜空に輝く美しいライトアップ。実は毎日カラーが変わるのをご存知でしたか?さらに東京スカイツリーでは、季節やイベントに合わせて様々なライトアップを楽しめるんです。
今回は、東京スカイツリーの毎日楽しめる通常ライトアップに加え、普段は見られない特別ライトアップや、東京スカイツリーのライトアップが最もきれいに見えるおすすめ鑑賞スポットなどを紹介します。
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東京スカイツリーの基本情報
ライトアップされた東京スカイツリー
東京タワーに代わる新たな電波塔として2012年に開業した東京スカイツリー。電波塔としての役割だけでなく、ショッピングやグルメも楽しめる巨大な商業施設「東京ソラマチ」や水族館、プラネタリウムなども併設した複合施設「東京スカイツリータウン」として、地域活性化の中心となる役割も担っています。
東京スカイツリーには、地上340m付近に位置する「展望デッキ」と地上最高450mまで到達できる「展望回廊」という2つの展望台フロアがあります。日本一の高さを誇る展望台から見る東京の景色は感動の美しさです。
毎日楽しめる東京スカイツリーの通常ライトアップ
ここからは、夜に楽しめる東京スカイツリーのライトアップについて解説します。東京スカイツリーの通常ライトアップには、「粋」「雅」「幟(のぼり)」の3種類があり、毎日入れ替わります。それぞれ「和」をイメージした優美なカラーリングとなっています。
青いライトアップ「粋」
東京スカイツリーのライトアップ「粋」
淡いブルーカラーが印象的な「粋」。心意気を表す「粋」は、タワーの中心となる心柱を、隅田川の水をモチーフとした淡いブルーで光らせることで、タワーの力強さを表現し、江戸の気風の良さと潔さを醸し出しています。
さらに、水色と白色の爽やかな光で、泡の揺らぎや煌めきをイメージした「水泡」の動きを表現しています。
紫のライトアップ「雅」
東京スカイツリーのライトアップ「雅」
高貴な雰囲気漂う紫のライトアップ「雅」。美意識を示す「雅」の姿では、鉄骨の細かな構造を羽衣に見立て、光がらせん状に上昇することで優美で気品ある動きを表現しています。テーマカラーである江戸紫と、金箔のようなきらめきのある光が多彩な動きのある光の演出を行います。
オレンジのライトアップ「幟(のぼり)」
東京スカイツリーのライトアップ「幟」
「幟」は古くから縁起の良い色とされてきた橘色(オレンジ)を基調とし、縦のラインで3つの面に区切られた、垂直性を強調したデザインとなっています。点灯開始時に大きな旗が掲げられる様をイメージし、面が1つずつ順番に点灯していきます。温もりときらびやかさが特徴のデザインで、タワーの神々しさを感じられます。
期間限定!東京スカイツリーの特別ライトアップ
通常ライトアップに加え、季節やイベントに合わせた特別ライトアップが楽しめるのも東京スカイツリーの魅力。同じイベントでも毎年異なるデザインのライティングがされているんです。ここでは、過去に行われた期間限定の特別ライトアップを紹介します。
クリスマス限定ライトアップ「シャンパンツリー」
クリスマス限定ライトアップ「シャンパンツリー」
世界一高いクリスマスツリーに見立てた東京スカイツリーを、シャンパンゴールドの光で彩るクリスマス限定のライティングです。
バレンタイン限定ライトアップ「ラブリーショコラ」
バレンタイン限定ライトアップ「ラブリーショコラ」
カラフルなチョコの組み合わせをイメージし、元気さやポップさを表現したバレンタイン限定のライティングです。
東京オリンピック記念ライトアップ
東京オリンピック記念ライトアップ
東京2020オリンピック・パラリンピック開催を記念し、オリンピックシンボルの5色(青・黒・黄・緑・赤)を使ったライトアップも行いました。
地球をイメージした青色の特別ライトアップ
地球をイメージした青いライトアップ
世界的に拡がる新型コロナウイルスに、世界が一丸となって立ち向かい、みんなで打ち勝とうという思いを込めて、地球をイメージした青色の特別ライティングを点灯。このライティングには、東京都が行う医療関係者等への感謝と応援の気持ちも込められています。
東京スカイツリーライトアップの時間帯
東京スカイツリーのライトアップ点灯時間は季節ごとに異なり、日没が早い冬は16時30分頃から、日没が遅い夏は19時過ぎに点灯されます。消灯時間は毎日24時と決まっています。公式ホームページに毎日の点灯時刻が掲載されているので確認するのがおすすめです。
夕暮れの東京スカイツリー
点灯時間になると、まずはタワーが白色に点灯し、輝くように点滅します。そして赤がアクセントとなるシンプルなライティングに、虹色を加えた色鮮やかな点灯演出が始まります。
深夜の東京スカイツリー
消灯時間中の24時~翌6時は、天望デッキおよび天望回廊の時計光と、月ごとの誕生石をイメージした色でタワーの頂部を点灯するとともに、天望デッキより下の部分が点滅する点灯演出を行います。
東京スカイツリーのライトアップを楽しめるおすすめスポット
夜に輝く東京スカイツリーのライトアップ、せっかくなら一番きれいに見える場所から鑑賞したいですよね。ここでは、東京スカイツリーのライトアップや、東京スカイツリーを中心とした夜景が楽しめるおすすめスポットを紹介します。
吾妻橋
吾妻橋から見た東京スカイツリーの夜景
隅田川にかかる吾妻橋は、スカイツリーの定番夜景スポット。浅草のシンボル、アサヒビール本社ビルと並んだ東京スカイツリーの夜景を臨むことができます。
押上駅前自転車駐車場屋上広場
押上駅前駐輪場から見た東京スカイツリー
東京スカイツリータウンの真横にあるこちらのスポット、なんと駐輪場の屋上が展望広場になっているんです。足元が照らされ雰囲気も抜群。デートにもおすすめです。東京スカイツリーを間近に見ることができる上、人も少ない穴場の夜景スポットです。
十間橋
十間橋から見た東京スカイツリー
北十間川にかかる橋で、川面に映る「逆さスカイツリー」が見られる人気スポット。休日になると写真撮影をする人で賑わいます。混んでいる場合は、近くの西十間橋もおすすめです。
浅草ハレテラス
浅草EKIMISE
浅草駅直結の商業施設「浅草EKIMISE」の屋上にある展望デッキ。広く開放的な空間で、一年を通してビアガーデンが開催されています。ここからは隅田川と東京スカイツリーの織りなす夜景を一望することができます。
汐入公園
汐入公園から見た東京スカイツリー
汐入公園は、隅田川沿いに南北に広がる公園。綺麗に整備されているため、ドラマのロケ地としてもよく利用されているんだとか。東京スカイツリーから少し距離があるため、隅田川や首都高速と東京スカイツリーを一緒に楽しむことができます。
東京スカイツリーのライトアップを見に行こう
毎日姿を変える東京スカイツリーのライトアップ。こだわりの詰まったデザインとライティングは、何度見に行っても飽きることはありません。近くから見てその迫力を感じるもよし、遠くから夜景と共に眺めるもよし。東京スカイツリーのライトアップをぜひ特等席で楽しんでみてくださいね。