神津島はどこにある?行き方は?
神津島1泊2日のモデルコース〜グルメや観光スポットを詳しく解説〜
1日目 ランチ → 天上山 → 温泉保養センター → クラフトビールで乾杯 → 星空観賞
2日目 神社巡り → 赤崎遊歩道 → よっちゃーれセンター
神津島 編集部が選ぶおすすめ宿泊施設4選
1.旅の疲れを癒す天然温泉「山下旅館別館」
2.全室オーシャンビュー「ホテル神津館」
3.自分で調理ができる「ゲストハウスシヨウゴロ」
4.釣り好き・釣り初心者におすすめ「吉栄丸」
神津島へ豊かな自然&海の幸を堪能しに行こう

伊豆諸島のなかでも、本土寄りのところにある神津島。富士箱根伊豆国立公園を構成する島のひとつで、面積のほとんどを森林が占めます。
神津島の歴史は古く、4万~3万5000年前の旧石器時代には島で採れた黒曜石が本土に運ばれたことが研究で明らかになっています。

現在は豊かな自然を活かしたトレッキングやハイキング、神津島ならではの海の幸を1年中堪能できる観光地として人気を集めています。水平線へと沈む夕日、真っ暗闇のなかで眺める天然のプラネタリウムなど、都会の喧騒を忘れられる魅力がいっぱい。今回は、そんな神津島を旅する1泊2日のモデルコースを紹介します。

神津島はどこにある?行き方は?

上空からの神津島 写真提供:神津島観光協会

上空からの神津島 写真提供:神津島観光協会
神津島は、東京から南へ180kmほど離れた場所に位置する島。周辺には式根島・新島・三宅島があります。

本土から神津島への行き方は、船もしくは飛行機。船は東京の竹芝旅客ターミナル、静岡県の熱海港と下田港から東海汽船神新汽船の船が出ています。飛行機は調布飛行場から新中央航空の飛行機が運航しています。

東京〜神津島間を周航する大型客船「さるびあ丸」

東京〜神津島間を周航する大型客船「さるびあ丸」
東京から神津島へ行くとき利用できるのは、ジェット船と大型客船の2種類。所要時間は季節や天候により変わりますが、ジェット船だと約3時間45分、大型客船だと約12時間が目安です。

大型客船にはベッドルームやレストラン、シャワー室が付いているので、長時間の航海でも快適に過ごせます。熱海港から出ている神津島へのジェット船は所要時間約1時間55分、下田港からのフェリーだと最短2時間20分です。

調布から飛行する新中央航空機

調布から飛行する新中央航空機
飛行機は、東京都調布市にある調布飛行場から利用できます。1日あたり往復3便もしくは2便運航しており、所要時間は約45分。

東京をはじめとした本土から神津島への交通手段は充実しているので、自分たちの居住地や旅行プランに合ったアクセス方法を選びましょう。

各アクセス法の時刻表

■東京・横浜からの船の時刻表はこちら(東海汽船)
■下田からの船の時刻表はこちら(神新汽船)
■調布からの飛行機の時刻表はこちら(新中央航空)

神津島1泊2日のモデルコース〜グルメや観光スポットを詳しく解説〜

タイムスケジュール

【前日】
22:00 東京・竹芝旅客ターミナルから大型客船に乗って出発
【1日目】
10:00 神津島港に到着
11:00 「上のあいらな」で早めのランチ
昼食後  天上山トレッキングへ出発
夕方  「神津島温泉保養センター」でひと休み
18:30 宿にチェックイン
19:00 「Hyuga brewery」で食事
20:30 「よたね広場」で星空観賞
21:30 宿に戻って就寝
【2日目】
07:00 起床
09:00 神社巡り(「物忌奈命神社」・「阿波命神社」・「日向神社」)
10:00 「赤崎遊歩道」に寄り道
12:00 「よっちゃーれセンター」で海鮮料理のランチ&お土産探し
13:40 神津島港からジェット船に乗って帰路へ
17:15 東京・竹芝旅客ターミナルに到着

1日目は神津島に到着した後、ランチまで少し時間があります。神津島港の近くには白い砂浜のビーチが広がっているので、散策するのがおすすめ。早めのランチを食べたら、いざ天上山へのトレッキングへ。3時間20分程度で行き来できるお手軽コースを進んでみましょう。下山したら温泉で一休みをしてから宿泊施設へ行き、星空観賞をします。

2日目のメインは、神津島の神社巡り。途中にエメラルドグリーンの海のすぐそばを歩ける「赤崎遊歩道」があるので、ちょっと寄り道してみてください。神社巡りが終わったら、海産物直売所「よっちゃーれセンター」の2階にある海鮮料理レストランで昼食を取り、お土産を買ってからジェット船に乗ります。ジェット船だと片道約3時間45分なので、当日中に神津島から東京へ戻ることが可能です。

前日22:00 大型客船に乗って出発!

東京から神津島への旅行は、前日の大型客船への乗船から始まります。寝台やレストランも併設しているので、移動するホテルのような感覚で快適に過ごせますよ。

東京・竹芝からの出航時間は22時か23時。季節により出航時間が変わります。神津島港への到着時刻は22時出発なら翌10時、23時出航なら翌8時55分です。

ホテルのような大型客船で夜の旅も満喫

ホテルのような大型客船で夜の旅も満喫

1日目 ランチ → 天上山 → 温泉保養センター → クラフトビールで乾杯 → 星空観賞

10:00 神津島港に到着

船旅を終えて、神津島港に到着。島の空気を味わいましょう。港を散策したり、港からすぐ近くの前浜海岸を散歩してみても。

11:00 上のあいらな

上のあいらな「からあげ定食」

上のあいらな「からあげ定食」 写真提供:上のあいらな
「上のあいらな」は、神津島港から徒歩10分ほどのところにある食事処です。夜の「やきすき」や「やきにく」などがメインですが、ランチでは独自の10種類のスパイスを調合したからあげをメインに提供しています。カラリと揚がったから揚げと白ご飯やお吸い物がセットになっており、食べ応えは満点。テイクアウトも可能なので、お店の正面にある前浜海岸周辺で食べるのもおすすめです。

【上のあいらな 基本情報】
住所:東京都神津島村668-2
時間:11:00〜14:00/18:00〜23:00
公式サイト:あいらな

Cafe' & Diner `AILANAは2023年夏にリニューアル予定

Cafe' & Diner `AILANAは2023年夏にリニューアル予定 写真提供:上のあいらな

「上のあいらな」から坂の下にあるのは、系列店の「Cafe' & Diner `AILANA」。オープンテラスを併設した、ハンバーガーやステーキのお店です。施設の老朽化のため2022年10月31日で一度閉店し、仮設店舗での営業を経て2023年7月には同じ場所で営業を再開する予定です。

昼食後 天上山トレッキングへ出発!

神津島の「島の山」天上山

神津島の「島の山」天上山

腹ごしらえをしたら天上山トレッキングへ。神津島港から天上山方面のバスに乗り、「白島登山口入口」バス停で下車。天上山の最高地点を目指します。バス停から天上山最高地点までは片道約1時間20分。帰りのバスの時刻を確認してから出発しましょう。

■神津島村営バスの時刻表はこちら。季節によりダイヤが変わります。

天上山は、神津島のほぼ中央に位置する標高約572mの山です。噴火を繰り返して形成された天上山は、ハート形の池・不動池を近くで鑑賞したり、山頂から神津島周辺の海を360度見渡したりできる絶景スポットとして大人気。神津島港を出発して6時間ほどの健脚コースや、3時間20分程度の初級コースなど、さまざまなコースがあります。

■登山コースの確認は神津島のパンフレットが便利です

初心者でもトレッキングに挑戦可能

初心者でもトレッキングに挑戦可能

登山初心者や体力に不安がある方は、白島登山道6合目までタクシーや期間限定運行のバスで移動することも可能です。白島下山口からスタートの山頂周遊コースであれば、所要2時間ほどで不動池や最高地点のほか、裏砂漠など天上山の見どころをしっかり巡れます。自分にぴったりのコースを選んでみてくださいね。

夕方 神津島温泉保養センター

天上山最高地点の絶景を堪能したら、ふたたび「白島登山口」バス停へ。神津島港行きのバスに乗車します。港で温泉保養センター行きのバスに乗り換えたら、「神津島温泉保養センター」へ疲れた身体を癒しに行きましょう。(もしくは登山口からタクシーで「神津島温泉保養センター」へ)

神津島温泉保養センター

神津島温泉保養センター 写真提供:神津島観光協会

「神津島温泉保養センター」の大露天風呂は夏期(7〜9月)限定。広さ275平方メートル、遮るものなしで、温泉につかりながら神津島の夕日が眺められます。通年入れる「小露天風呂」からの眺めの絶景。波の音を聞きながらリラックスできます。温泉のお湯の効能は、肩こりや腰痛、神経痛など。夏期であれば両方の露天風呂を楽しんで、ちょっとした温泉巡り気分も味わえます。施設の利用料金は大人800円、小中学生400円。露天風呂は水着着用です。

【神津島温泉保養センター 基本情報】
住所:東京都神津島村字錆崎1-1
時間(露天風呂):11:00~20:30 ※2022年10月1日から当面の間
休館:水曜
関連サイト:神津島村役場 神津島温泉保養センター

19:00  Hyuga brewery

神津島のマイクロブルワリー「Hyuga brewery」

神津島のマイクロブルワリー「Hyuga brewery」 写真提供:トウショ酒販株式会社
宿泊先にチェックインをして、荷物を部屋に置いたら「Hyuga brewery」へクラフトビールを飲みに行きましょう。明日葉や天草など神津島産の材料をふんだんに使い、自社の醸造機械で種類豊富なクラフトビールを作っているのが魅力です。「神津島の水はおいしい」と言われますが、Hyuga breweryでも神津島の水を使ってビールづくりを行っています。

Hyuga brewery「明日葉ピザ」

Hyuga brewery「明日葉ピザ」 写真提供:トウショ酒販株式会社
定番メニューは1日5枚限定の「明日葉ピザ」。島で採れた明日葉をのせた一品です。他にも自家栽培の野菜や地魚を使った新鮮な料理が堪能できます。クラフトビールだけでなくノンアルコールメニューの豊富さもこのお店の魅力。神津島のパッションフルーツを使ったパッションソーダなど、季節限定の自家製ジュースもおすすめです。

宿を素泊まりで予約する方は、Hyuga breweryで夕食を食べるのがおすすめです。宿泊先で食事をする場合は、食事の後星空観測をする前にHyuga breweryへちょっと立ち寄ってみてください。

【Hyuga brewery 基本情報】
住所:東京都神津島村142-2
時間:18:00〜22:30
定休:火曜
公式facebook:Hyuga brewery

20:30 よたね広場で星空観賞

よたね広場 昼の様子

よたね広場 昼の様子

神津島は2020年12月、東京都で初めて認定された「星空保護区」。星空保護区とは国際ダークスカイ協会が認定する、光害の影響の少ない地域のこと。神津島では島の街頭を、夜空に光がもれない光害対策型の街灯に切り替えており、星空が綺麗に見えるだけでなく、野鳥の保護にもつなげています。

「よたね広場」は、神津島の人々の居住地と山の境目にある公園です。神津島ならどこでも星空がきれいに見えるのですが、窓の明かりや建物の影響をほとんど受けない「よたね広場」からの景色はさらに別格。真っ暗闇のなかで信じられないくらいの数の星がきらめき、時間を忘れていつまでも空を見上げていたくなるでしょう。

神津島の星空

神津島の星空 写真提供:神津島観光協会
写真好きの方は、カメラを持って行くのも忘れずに。周囲の山を画面の端に少しだけ入れると、真っ黒の山と明るい星空のコントラストが美しい写真を撮れるでしょう。

神津島港から「よたね広場」までは、徒歩約20分。宿泊施設からだとより短い時間でアクセスできるので、夜の散歩がてら訪れてみてはいかがでしょうか。

【よたね広場 基本情報】
関連サイト:よたね広場

2日目 神社巡り → 赤崎遊歩道 → よっちゃーれセンター

9:00 神社巡り

物忌奈命神社・参道

物忌奈命神社・参道
神津島はかつて、「神集島」と書かれていました。事代主神(ことしろぬしのかみ)が神様たちを集めて、伊豆諸島を創るための相談をしたという神話が由来です。神津島の神社巡りで訪れるのは、「物忌奈命神社(ものいみなの みことじんじゃ)」・「阿波命神社(あわの みことじんじゃ)」・「日向神社(ひゅうがじんじゃ)」の3社。

物忌奈命神社・本殿 写真提供:神津島観光協会

物忌奈命神社・本殿 写真提供:神津島観光協会
「物忌奈命神社」と「阿波命神社」の本殿は赤茶色の瓦を使った独特の造りで、堂々とした佇まいは圧巻です。「日向神社」は草木が生い茂った場所にあり、厳かな雰囲気が漂っています。

【神津島の神社3社 基本情報】
■物忌奈命神社 住所:東京都神津島村41
■阿波命神社 住所:東京都神津島村長浜1-2
■日向神社 住所:東京都神津島村榎木が沢6
関連サイト:神津島神社めぐり 神津島の3つの神社

10:00 赤崎遊歩道

神社巡りで「阿波命神社」にお参りした後は、「赤崎遊歩道」にちょっと寄り道しましょう。赤崎遊歩道は、神津島北部にある赤崎海岸に作られた長さ約500mの遊歩道です。

多くの観光客で賑わう赤崎遊歩道

多くの観光客で賑わう赤崎遊歩道 写真提供:神津島観光協会
断崖絶壁に沿うように作られた遊歩道では、海底まで見通せる透明な海や、神津島に打ち付ける激しい波を間近で見られます。海からの風を感じ、波の音を聴きながらの散策はとても心地よいでしょう。

遊歩道の先にある展望台からは、天気がいい日は伊豆諸島北部の島々や富士山を一望できます。夏はシュノーケリングやダイビングを体験することも可能です。

【赤崎遊歩道 基本情報】
住所:東京都神津島村神戸山1
関連サイト:神津島観光ガイド 赤崎遊歩道

●12:00 よっちゃーれセンター

よっちゃーれセンター「金目煮付定食」

よっちゃーれセンター「キンメの煮付け定食」 写真提供:よっちゃーれセンター
神津島旅行の締めくくりは、「よっちゃーれセンター」の2階にある海鮮料理レストラン。季節の地魚を使った漬け丼やキンメの煮付け定食、海鮮カレーなどをいただけます。窓際の席に座ると、海を眺めながら食事ができるのが魅力です。神津島での思い出を振り返りながら、新鮮な食材を使った料理に舌鼓を打ちましょう。

1階では、神津島で採れた魚介類の加工食品を販売しています。干物や塩辛などお土産に嬉しい商品が置いてあります。

【よっちゃーれセンター 基本情報】
住所:東京都神津島村神津島港内
時間:4〜9月 9:00〜17:00
   10〜3月 9:00〜16:00
定休:火曜、1月1日・2日
関連サイト:神津島観光ガイド よっちゃーれセンター

神津島 編集部が選ぶおすすめ宿泊施設4選

神津島の宿泊施設は、神津島港の周辺に40カ所以上あります。ホテル・旅館・民宿・キャンプ場など、宿のタイプは様々です。それぞれの宿には景色のよさや食事のおいしさ、快適なプライベート空間といった魅力があります。今回は数ある神津島の宿泊施設のなかから、編集部が選ぶおすすめの場所を4つ紹介します。

旅の疲れを癒す天然温泉「山下旅館別館」

山下旅館別館の「湯柱温泉」

山下旅館別館の「湯柱温泉」 写真提供:山下旅館別館
「山下旅館別館」は、神津島唯一の温泉が設置してある宿泊施設です。海に囲まれた神津島ならではの、塩分をたっぷりと含んだ天然温泉には、疲労回復や腰痛症、健康増進などの効能があります。天上山のトレッキングで疲れ切った身体に、44.4℃の熱いお湯がじんわりと染み渡るでしょう。館内には大中小3つの浴場があり、当日の予約人数によっては貸し切りもできます。

山下旅館別館・和室

山下旅館別館・和室 写真提供:山下旅館別館
部屋は全て和室で、扉を開けると畳のいい香りが漂ってきます。寝具はベッドタイプと布団タイプがあるので、お好みのほうを予約してみてください。朝夕2食付きのプランも用意しており、のんびりと快適に過ごせるおすすめの宿です。

【山下旅館別館 基本情報】
住所:東京都神津島村2
公式サイト:星空の神津島 山下旅館別館

全室オーシャンビュー「ホテル神津館」

ホテル神津館・客室

ホテル神津館・客室
「ホテル神津館」は、全ての客室から青い海を一望できる宿泊施設です。床から天井までの高さがある大きな窓は開放感抜群。各部屋にはベランダも付いており、心地よい風に吹かれながら雄大な景色を眺められます。夕方には夕日が差し込み、時間の経過を肌身で穏やかに感じられるのが魅力です。

ホテル神津館・和室

ホテル神津館・和室 写真提供:ホテル神津館
素泊まり・夕食のみ・朝夕2食付きなど様々な宿泊プランを展開しており、神津島で採れた魚介類を使った料理は絶品。刺身の盛り合わせ・赤いかしゅうまい・金目鯛の煮付けといった旬の食材を使ったコース料理は、どれから食べるか目移りしてしまいます。神津島の地元グルメとオーシャンビューの両方を堪能したい方は要チェックのホテルです。

【ホテル神津館 基本情報】
住所:東京都神津島村1593
公式サイト:ホテル神津島

自分で調理ができる「ゲストハウスシヨウゴロ」

ゲストハウスシヨウゴロ・共用スペース

ゲストハウスシヨウゴロ・共用スペース 写真提供:ゲストハウスシヨウゴロ
料理好きの方や、体調面で食事に気を付けなければならない方におすすめなのが、自分で料理ができる宿泊施設、「ゲストハウスシヨウゴロ」です。男女共用の相部屋・女性専用の相部屋・和室の個室を用意しており、最大15名まで宿泊できます。シャワーやトイレ、キッチンは共用で、家族やほかの旅行客とわいわい話しながら過ごすことが可能です。

ゲストハウスシヨウゴロ・キッチン

ゲストハウスシヨウゴロ・キッチン 写真提供:ゲストハウスシヨウゴロ
キッチンには冷蔵庫・調理器具・食器類・調味料などがそろっているので、あえて道具を持ち込む必要がないのが嬉しいポイント。洗濯機とハンガーも無料で使えて、神津島での旅行中なのに自宅にいる感覚でリラックスできるゲストハウスです。

【ゲストハウスシヨウゴロ 基本情報】
住所:東京都神津島村124
公式サイト:ゲストハウスシヨウゴロ

釣り好きにおすすめ「吉栄丸」

釣船「吉栄丸」

釣船「吉栄丸」 写真提供:吉栄丸
本格的な釣船に乗って、釣りをしてみたい方におすすめなのが、民宿の「吉栄丸」です。宿が釣船も所有しており、宿泊のみ・釣りのみ・宿泊と釣りのセットプランを利用することが可能。宿泊と釣りのセットプランにすると、昼間に神津島沖で釣った魚を夕食でいただけます。

「釣りはやってみたいけどどうすればいいか分からない……」「釣船は初めてで不安」という方も楽しめる「船釣り体験プラン」(7・8・9月限定)は、釣り初心者の方やファミリーにおすすめ。釣竿やライフジャケットなど必要なものも貸出しありです。

神津島釣船民宿 吉栄丸

神津島釣船民宿 吉栄丸 写真提供:吉栄丸
釣竿やエサなどの道具は全てレンタルでき、運が良ければ両手で持つのも大変なくらい大きな魚が釣れることも。宿泊施設には浴室とシャワー室のほか、和室と和洋室が計3部屋付いており、プライベートな空間でのびのびと過ごせます。都会にいるとなかなかできない、貴重な体験ができるおすすめの宿泊施設です。

【吉栄丸 基本情報】
住所:東京都神津島村617
公式サイト:神津島の船宿 吉栄丸

神津島へ豊かな自然&海の幸を堪能しに行こう

神津島は、豊かな自然を活かした観光スポットがいたるところにある島です。普段乗る機会がほとんどない大型客船でアクセスすれば、神津島に到着する前から旅行への期待感が高まります。船から一歩降りると白い砂浜と青い海、緑にあふれた景色が広がっており、本当に東京から数時間ほどの場所なのかと目が覚めるような気分に。

旅行中はトレッキングや神社巡り、星空観賞などのアクティビティを楽しみましょう。神津島ならではの、新鮮な海の幸も要チェックです。穏やかな時間が流れ、きれいな空気に包まれた神津島へぜひ訪れてみてください。

Text:加藤和花 Edit:編集部