伽藍岳
伽藍岳(がらんだけ)は大分県由布市に位置する標高1045mの活火山。複数の溶岩ドームからなる火山群「鶴見火山群」の一部で、別府温泉の熱源域ともいわれています。
かつて硫黄採掘が盛んに行われた名残で現在も「硫黄山」という別名をもち、多くの登山者や自然愛好家に親しまれています。登山道はほぼ整備されており、登山初心者にもおすすめ。
伽藍岳の中腹にある秘湯「塚原温泉」は全国2位の強い酸性度かつ多量の金属イオンを含むことで知られ、その効能の高さから古来より多くの湯治客が訪れました。伽藍岳の火口を見学したい場合は、温泉施設での申し込みと料金の支払いが必要です。
伽藍岳の一部は阿蘇くじゅう国立公園にも指定されています。春には天然記念物であるツツジ「ミヤマキリシマ」、冬には氷となった水蒸気が草木を覆う霧氷(むひょう)など、四季折々の景観も魅力の一つ。
伽藍岳では現在も活発な火山活動が続いており、気象庁による噴火警戒レベルは「ランクB(常時観測対象)」。登山を予定する場合は、あらかじめ噴火時の対処「鶴見岳・伽藍岳火山避難計画」を確認しておきましょう。
(公開日:2024年6月27日 最終更新日:2024年6月27日)
基本情報
Address
〒879-5101大分県由布市湯布院町塚原1231-2
Phone
0977-85-4101(塚原温泉 火口乃泉)
Fee
伽藍岳 <火口見学料> 大人:200円 子ども:100円
アクセス
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From大分自動車道[湯布院IC]
車で約20分