浜離宮恩賜庭園

東京都中央区に位置する「浜離宮恩賜庭園」。もともと江戸時代に庭園として造られた、東京都の都立公園です。多少の駐車場スペースもあるため、車で訪れることもできます。
浜離宮恩賜庭園はもともと江戸時代に庭園として造られました。その後徳川将軍家の別邸浜御殿などを経て、東京都の都立公園として開放されました。浜離宮恩賜庭園の作りは、江戸時代の風景を感じさせる回遊式庭園のスタイルが取り込まれています。江戸時代には海水を引き入れて作る池が流行し、それをこの庭園では現在でも取り入れています。園内の池は東京湾から海水を引いて作られていて、このような本格的な潮入の池はも貴重です。
浜離宮恩賜庭園では多くの種類の植物が植えられてあり、お花見の季節には多くの人で賑わいます。またその時期にはライトアップも行われているため、季節の花々を楽しめる観光スポットとしても知られています。他にも庭園の大改修を行った徳川家宜にちなんで植えられた三百年の松も見ておきたいポイント。この松は東京都最大の黒松であり、浜離宮恩賜庭園のシンボルの一つでもあります。
庭園内には合計4つの御茶屋があり、そのうちの一つに池のそばに設けられた御茶屋があります。そこでは洋風なテラスとはまた違った、水辺の風景を一望しながらお茶を飲むという、日本ならではの楽しみ方ができます。またシーズンごとに様々なイベントがあり、庭園内の芳梅亭での茶道体験などは人気イベントの一つです。日本文化を知れるということで、海外からの観光客も多く訪れます。
（公開日：2018/07/12　最終更新日：2023/12/13）