大三島

愛媛県の最北に浮かぶ離島で、芸予（げいよ）諸島を構成するうちの一島。しまなみ海道のほぼ中央に位置し、愛媛県に属する島のなかでは最大の大きさです。
「神の島」とも呼ばれる大三島ですが、その理由は島に鎮座する「大山祇（おおやまづみ）神社」にあります。室町初期に再建され2600年余りの歴史をもつ大山祇神社は、日本古来の氏神を祀る由緒ある神社。
日本の歴代の朝廷や武将も参拝してきた大山祇神社は、今日では大三島の観光名所となっています。神社は本殿をはじめ一部が重要文化財に指定され、敷地内の宝物館には国宝を含む重要文化財を多く収蔵しています。
神社のシンボル「小千命御手植の楠（おちのみことおてうえのくすのき）」や、本殿裏にあるクスの原生林（国の天然記念物に指定）をはじめ、緑豊かな境内は「聖域」と称されることも。
そんな大山祇神社のほど近く、現代日本画の美術館「大三島美術館」も島内の見どころの一つ。特に美術館を中心に東西に伸びる「大三島藤公園」には、四季折々の風景を求めて多くの人々が訪れます。
（写真：愛媛県）
（公開日：2024/6/24　最終更新日：2024/6/24）