壬生寺 壬生寺の正門

壬生寺

京都市中京区に位置する991年創建の律宗の寺院で、読み方は「みぶでら」。かつて壬生地域に拠点を置いた新選組が、隊士たちの訓練場として使用したことでも知られています。

ご本尊は延命地蔵菩薩像で、参拝すれば厄除・開運のご利益があるといわれています。現存する本堂は、1962年の火災による全焼を受け1970年に再建されたものです。本堂は1年のうち7日間のみ公開され、なかには平安時代につくられた延命地蔵菩薩像が安置されています。

見どころ豊富な壬生寺の名物が「壬生狂言」。壬生狂言とは、鎌倉時代の律宗の僧・円覚が編み出した無言劇を通して念佛を説く方法で、近世に入ってからは大衆娯楽としても発展しました。

能や各種物語の要素を取り入れ、現在上演される狂言は30曲にものぼります。毎年、節分・春・秋の3回定期的に公開しており、境内の重要文化財「大念仏佛堂」にて観覧することができます。

境内にはほかにも新選組隊士の墓所「壬生塚」や、寺の宝や新選組資料が展示される「壬生寺歴史資料室」を併設。ただし阿弥陀堂奥の壬生塚と、同じく阿弥陀堂奥地下の壬生寺歴史資料室は、入場するのに拝観料が必要です。

(公開日:2024/7/8 最終更新日:2024/7/8)

基本情報

Address
〒604-8821
京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町31
Phone
075-841-3381
Hours
壬生塚・壬生寺歴史資料室
9:00~16:00
Fee
阿弥陀堂拝観料(壬生塚含む)
大人   :300円
小〜中高生:100円

アクセス

  • FromJR京都駅
    徒歩約3分
    →【京都駅前】京都市営バス(大覚寺行)
    →【壬生寺道】徒歩約6分
  • From阪急電鉄 大宮駅
    徒歩約10分(西口より)
  • From京福電気鉄道 嵐電嵯峨駅
    徒歩約6分
    →【下嵯峨】京都市営バス・11号(四条京阪前行)
    →【壬生寺道】徒歩約6分

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