新子焼き(しんこやき)
タレの香ばしさと肉のジュージーさがやみつきに!
チャップ焼き
豚の肩ロース×焼き鳥のタレ
旭川しょうゆ焼きそば
旭川産米粉配合のモチモチ麺&旭川産しょうゆダレがベストマッチ
旭川しょうゆホルメン
旭川の二大ソウルフードがひとつに
塩ホルモン・豚トロ
養豚が盛んな旭川ならではの名物
ゲソ丼
うまみたっぷりのゲソとタレ・ごはんが合う!
おわりに

旭川というと「旭川ラーメン」が全国的に有名ですが、実はラーメン以外にも市民が愛するご当地グルメやソウルフードがたくさんあります。

そこで今回は、ラーメン以外の旭川ならではの絶品グルメを6つご紹介します。

なお、旭川のラーメンの名店は別記事にまとめています。↓↓
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※本記事に掲載の情報は2023年12月〜2024年1月時点のものです。諸事情により変更となる場合がありますのでお出かけの際は公式サイト・公式SNS・電話等で最新情報をご確認ください

新子焼き(しんこやき)

ぎんねこの新子焼き

ぎんねこの新子焼き(写真提供:ぎんねこ)

タレの香ばしさと肉のジュージーさがやみつきに!

「新子焼き」は、手羽が付いた若鶏の半身を豪快に焼いた焼き鳥です。旭川では戦後間もない頃から、庶民のご馳走として親しまれてきました。文化庁が認定する100年続く食文化「100年フード」にも選ばれています。

旭川には「新子焼き」を提供するお店が数十軒あり、そのうち8軒が「旭川名物新子焼きの会」として、新子焼きを全国にアピールしています。「旭川名物新子焼きの会」の中心となって、イベントなどにも積極的に出店しているのが、「5・7小路ふらりーと」にある昭和25年創業の老舗「焼鳥専門ぎんねこ」です。

「焼鳥専門ぎんねこ」の新子焼きには、北海道中札内産の生の若鶏を使用。創業以来、継ぎ足し継ぎ足し使ってきた秘伝のタレで味付けされています。

●詳しくはこちら:旭川名物新子焼きの会

【新子焼き】が食べられるお店(一例)

●店名:焼鳥専門ぎんねこ
●住所:北海道旭川市5条通7丁目6 5・7小路ふらりーと
●電話:0166-22-4604
●時間:13:00~22:00
●定休:月曜
●公式サイト:焼鳥専門 ぎんねこ

チャップ焼き

よしやのチャップ焼き

よしやのチャップ焼き(写真提供:ゆーこ。さん)

豚の肩ロース×焼き鳥のタレ

「新子焼き」同様に、旭川の焼鳥店の多くで提供されているご当地グルメが「チャップ焼き」です。一般的な「ポークチャップ」は豚肉をソテーしてトマトケチャップで味付けした料理ですが、旭川の「チャップ焼き」は豚の肩ロース肉に焼き鳥のタレをつけて焼いたものです。

【チャップ焼き】が食べられるお店(一例)

●店名:やきとり よしや
●住所:北海道旭川市5条通7丁目右6
●関連サイト:食べログ/やきとり よしや
※編集部しらべ

旭川しょうゆ焼きそば

旭川しょうゆ焼きそば

旭川しょうゆ焼きそば(写真提供:旭川しょうゆ焼きそばの会)

旭川産米粉配合のモチモチ麺&旭川産しょうゆダレがベストマッチ

「旭川しょうゆ焼きそば」は、2010年に開催された道北最大のグルメイベント「北の恵み食べマルシェ」で試作・販売されたことがきっかけで誕生したご当地グルメです。

「旭川しょうゆ焼きそば」には、「掟三箇条」というルールがあります。
その1、麺は、旭川産米粉と道産小麦を配合したものを使用する
その2、味付けは、旭川産のしょうゆダレを使用する
その3、具材は、旭川(道北)産の食材を一品以上使用する

「旭川しょうゆ焼きそば」を提供するお店では、この掟に沿って具材や味付けなどさまざまな工夫をこらした各店オリジナルの「旭川しょうゆ焼きそば」が楽しめます。

その中の1店「とり丸亭」の「旭川しょうゆ焼きそば」は、とり丸亭オリジナルのしょうゆダレで味付けして、旭川産の米粉で仕上げたザンギ(鶏の唐揚げ)とキャベツやふわふわの玉子をトッピングしています。

●詳しくはこちら:旭川しょうゆ焼きそばの会

【旭川しょうゆ焼きそば】が食べられるお店MAP



※このほか移動販売の店舗もあり

旭川しょうゆホルメン

羅亜〜麺 加藤屋のホルメン

羅亜〜麺 加藤屋のホルメン(写真提供:旭川しょうゆホルメン倶楽部)

旭川の二大ソウルフードがひとつに

古くから養豚業が盛んだった旭川では、新鮮な豚のホルモン(内臓)が手に入りやすかったことから、庶民の間ではホルモン焼きがよく食べられていました。そんなホルモンと旭川ラーメンという旭川の二大ソウルフードがコラボしたのが「旭川しょうゆホルメン」です。

「旭川しょうゆホルメン」が誕生する前から、ラーメンにホルモンをトッピングするお店はありましたが、「旭川しょうゆホルメン」は新食感のやわらかいホルモンを使用し、旭川の醤油と国産コラーゲンが味の決め手です。

「旭川しょうゆホルメン」を提供しているのは、「4人組の店」と呼ばれる市内ラーメン店6軒。「羅亜〜麺 加藤屋」の「旭川しょうゆホルメン」は、豚骨のコクを十分に引き出したスープに魚介のダシを合わせたクセのないダブルスープとホルモンの旨味の相性が抜群です。

●詳しくはこちら:旭川しょうゆホルメン公式サイト

【旭川しょうゆホルメン】が食べられるお店MAP


塩ホルモン・豚トロ

炭やの塩ホルモン

炭やの塩ホルモン(写真提供:Take.Shinotsukaさん) ※写真は炭や 札幌西口店

養豚が盛んな旭川ならではの名物

養豚業が盛んだった旭川は、「塩ホルモン」や「豚トロ」が発祥した地としても知られています。豚の内臓を塩コショウで味付けしたものが「塩ホルモン」です。ホルモンは臭いというイメージを持っている人もいますが、旭川の塩ホルモンは捌くときにきちんと処理をしているので全くニオイは気になりません。

「豚トロ」は、豚の頬から肩のネック(首)の部分の肉です。筋が多いことからひき肉の材料として使われていましたが、30年ほど前に旭川市内の焼肉店で使われるようになり、おいしいと評判になりました。「豚トロ」の名前は、ピンクの肉にサシが入って、まるでマグロのトロのようだったことから付けられました。

おいしい塩ホルモンや豚トロを食べられることで有名なのが「炭や」です。1986(昭和61)年に旭川で創業し、現在では札幌や道外にも店舗を展開しています。

【塩ホルモンと豚トロ】が食べられるお店(一例)

●店名:炭や
●住所:北海道旭川市5条通8丁目右3
●関連サイト:食べログ/炭や
※編集部しらべ

ゲソ丼

天勇のげそ丼

「立ち喰いそば屋 天勇」のゲソ丼(写真提供:天勇)

うまみたっぷりのゲソとタレ・ごはんが合う!

「ゲソ丼」は、イカの足(ゲソ)を揚げたものをごはんにのせた丼メニューです。旭川市内や近郊にあるそば屋やラーメン店、食堂など十数軒で提供されているご当地グルメで、テレビ番組「秘密のケンミンSHOW」で紹介されたこともあります。

ゲソを天ぷらのように揚げたものや、唐揚げにしたもの、多めの油で揚げるように焼いたものなど、料理の仕方や味付けはそれぞれお店によって違います。

旭川のゲソ丼発祥と言われる「立ち喰いそば屋 天勇」のゲソ丼は、ゲソの天ぷらに甘辛い天つゆがかけられていて、ごはんによく合います。ちなみに天勇は店舗のほか、キッチンカーでの販売も行っていて、出店場所は公式Instagramで確認できます。げそ丼のほかに、げそ天そばやげそ天カレーなどもいただけますよ。

【ゲソ丼】が食べられるお店(一例)

●店名:立ち喰いそば屋 天勇
●住所:北海道旭川市5条通7丁目1187-7
●電話:0166-23-6736
●時間:9:00~21:00
●定休:日曜
●公式Instagram:kitchen car 天勇
●関連サイト:食べログ/立ち喰いそば屋 天勇

おわりに

いかがでしたか? 今回はラーメン以外に旭川市民が愛してやまないご当地グルメやソウルフードを紹介しました。

旭川を観光やビジネスで訪れラーメンを1杯食べたら、ほかに今回ご紹介したグルメも味わってみてください。



Text:都良(TORA)

フリーライター。北海道出身&在住。北海道観光マスター(北海道商工会議所連合会認定)、食生活アドバイザー(FLAネットワーク協会認定)、自然体験活動指導者NEALリーダー(自然体験活動指導者認定委員会認定)、日本酒ナビゲーターの肩書きを持つ。観光、グルメ、アウトドア、就職・転職、農業を得意ジャンルとし、「Yahoo!ニュース」「キャンプクエスト」「北海道Likers」などのweb媒体を中心に年間約500本を執筆。趣味はキャンプ、食べ歩き、呑み歩き。


Edit:Erika Nagumo