出雲大社東京分祠

東京メトロ日比谷線「六本木駅」ほど近くに位置する神社。有名な島根の出雲大社の分祠で、アクセス良好な立地と縁結びのご利益で都内パワースポットとしても人気を集めます。
出雲大社東京分祠はビルの中にある神社で、入り口に鳥居はなくしめ縄をくぐって境内に入ります。とはいえ通常の神社と同様、建物内には拝殿に加えて手水舎もあるため身を清めてから参拝することができます。拝殿前には島根の出雲大社御祭神・大国主命（おおくにぬしのみこと） が登場する神話「因幡の白兎」にちなんだ兎像の姿も。
御守所で受けることができるお守りのなかで人気なのは、紅白の糸で編まれた「縁むすびの糸」。糸は良縁の証として身近な人と分け合ったり、自分の持ち物や衣服に編み込んで使うそう。大国主命が「縁結びの神様」であることにちなんだこのお守りは、島根の出雲大社で頒布されているのと同じものです。
東京分祠のはじまりは1878（明治11）年。同年、東京都知事としても活躍した出雲大社八十代宮司・千家尊福（せんげたかとみ）が、島根の出雲大社の御祭神・大国主命（おおくにぬしのみこと） 信仰を布教するため神田神社内に出張所を設置しました。後年出張所を移転させたあと、移転先に出雲大社の分祠を招き創建した神殿が今日の出雲大社東京分祠です。
（公開日：2024/7/5　最終更新日：2024/7/5）