(東京・千代田区)東京大神宮
(東京・千代田区)日枝神社
(東京・千代田区)神田神社
(東京・港区)赤坂氷川神社
(東京・港区)出雲大社東京分祠
(東京・港区)芝大神宮
(東京・台東区)今戸神社
(東京・杉並区)大宮八幡宮
(埼玉・大宮市)氷川神社
おわりに

「素敵な人と出会いたい」「気になるあの人ともっと仲良くなりたい」「恋人の先の関係へ進みたい」。そんな願いを叶える第一歩に、縁結びにご利益のある神社やお寺に参拝してみるのはどうでしょう。

ここでは東京近郊にある「縁結び」「恋愛成就」で有名で神社、縁結びの神様が祀られている神社をご紹介します。

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※この記事に掲載の情報は2019年7月時点のものです。諸事情により変更となる場合があるため、お出かけの際はご自身で最新の情報をご確認ください
※2024年9月、一部情報を更新しました

(東京・千代田区)東京大神宮

東京大神宮の社殿

東京大神宮の社殿

概要

三重県にある伊勢神宮の遥拝殿(ようはいでん)として1880(明治13)年に創建された神社。遥拝殿とは、遠くから拝むための建物ということ。このため、東京大神宮は、「東京のお伊勢さま」と呼ばれています。

地万物がすくすくと育っていく「結び」の働きを司る「造化の三神」を祀っていることから、縁結びにもご利益がある神社として知られているのです。

また、日本各地で広く執り行われている「神前結婚式」創始の神社でもあります。1912年に発表された夏目漱石の著書『行人』でも、東京大神宮で挙げられた結婚式の様子が描かれているのだとか。

ご祭神

天照皇大神(あまてらすおおみかみ)

伊勢神宮の主祭神のうちの一神。太陽の神。皇室の祖先にあたります。

豊受大神(とようけおおかみ)

伊勢神宮の主祭神のうちの一神。伊勢神宮外宮の社伝によると、天照大神が山陰から伊勢神宮に呼び寄せたと伝わっています。

造化の三神(ぞうかのさんしん)

 ・天之御中主神(あめのなかぬしのかみ)
 ・高御産巣日神(たかみむすびのかみ)
 ・神産巣日神(かみむすびのかみ)

この世の始まりのとき、最初に現れたとされる神々。一番最初に「天之御中主神」が現れ、その後に「高御産巣日神」と「神産巣日神」が現れました。この三神は男女の区別がなく、謎の多い神とされています。

倭比賣命(やまとひめのみこと)

第11代天皇・垂仁天皇(すいにんてんのう)の娘。天照大神を伊勢に祀ったとされる人物です。

縁結びのお守り

●えんむすび守(薄型)
●えんむすび守(袋)
●縁結び鈴蘭守
●縁結び根付守
●縁結び幸せ小槌
●恋愛成就鈴
●恋愛成就 結び札
●恋愛成就守
●幸せ恋守

など、縁結びや恋愛成就のお守りは多種多様。持ち運びやすいものや、ご縁を感じたデザインのものを選ぶことができますよ。

東京大神宮のお守りはお神札・お守り|東京大神宮のページから確認できます。

御朱印情報

御朱印は、社殿の横に立つ社務所で受けられます。受付時間は9時〜17時。御朱印を受けると、御朱印帳の返却とともに参拝記念のシールと東京大神宮のリーフレットがいただけます。また、雨の日に参拝をし御朱印を受けると、小さな傘の絵柄のファイルがいただけます。

東京大神宮 基本情報

●住所:東京都千代田区富士見2-4-1
●アクセス:JR・東京メトロ・都営地下鉄[飯田橋駅]から徒歩5分
●公式サイト:東京大神宮

(東京・千代田区)日枝神社(ひえじんじゃ)

朱色が美しい日枝神社

朱色が美しい日枝神社

概要

「山王(さんのう)さん」の愛称で親しまれている神社。毎年6月に行われる「山王祭(さんのうまつり)」で有名。山王祭は、江戸三大祭(山王祭・神田祭・深川八幡祭)と、日本三大祭(山王祭・祇園祭・天神祭)のひとつに数えられる盛大な祭です。

表参道、裏参道、西参道の3カ所に設けられたユニークな鳥居「山王鳥居」でも知られます。

日枝神社の「山王鳥居」

日枝神社の「山王鳥居」

ご祭神・相殿神

大山咋神(おおやまくいのかみ)

山や水を司る神。万物の成長発展を守るという意味から、縁結び、商売繁昌、厄除け、安産、社運隆昌など、幅広いご利益を授けてくれる神とされています。

国常立神(くにのとこたちのかみ)

日本の神々の中でも、かなり初期の頃に現れた神。天照大神(あまてらすおおみかみ)の母君・父君である伊邪那岐命(いざなぎのみこと)・伊邪那美命(いざなみのみこと)よりもさらに前に現れています。

伊弉冉神(いざなみのかみ)

天照大神の母君である神。夫である伊邪那岐命(いざなぎのみこと)とともに、日本列島や数多くの神々を生み出した神。

足仲彦尊(たらしなかつひこのみこと)

第14代天皇の仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)のこと。父は日本武尊(やまとたけるのみこと)。子は大宮八幡宮の主祭神である応神天皇。

境内の縁結びスポット

狛猿

日枝神社では、狛犬ではなく狛猿が神社の守護をしています。なぜ猿かと言えば、大山咋神の使いが猿だからです。

社殿に向かって左手には、子宝や安産・縁結びのご利益がある母親の神猿(まさる)が、右手には商売繁昌のご利益を授かれる父親の神猿が置かれています。

日枝神社の狛猿

日枝神社の狛猿。左:母猿 右:父猿

八坂神社

日枝神社のご祭神「大山咋神」の祖父神である「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」を祀る神社。素戔嗚尊も縁結びの神として知られます。

縁結びのお守り

●縁結び守
を授かることができます。

そのほか、
●恋みくじ
●結び絵馬
などもあります。

日枝神社のその他授与品は、お守り・お札|日枝神社で確認できます。

猿がモチーフになったお守りと絵馬

左:結び絵馬 右:縁むすび守

御朱印情報

日枝神社ではフタバアオイ(双葉葵/二葉葵)の紋が印象的な御朱印を授かれます。初穂料は500円。

御朱印をいただくと同時に、参拝記念の小さなストラップと、栞もいただけます。栞は月ごとに異なる柄と、通年配布している市松模様の柄があり、その日にどの柄の栞がいただけるかはお楽しみ。

日枝神社の御朱印

日枝神社の御朱印

日枝神社 基本情報

●住所:東京都千代田区永田町2-10-5
●アクセス:
 ①東京メトロ千代田線[赤坂駅]2番出口から徒歩3分
 ②東京メトロ南北線・銀座線[溜池山王駅]7番出口から徒歩3分
 ③東京メトロ丸の内線・銀座線[赤坂見附駅]11番出口から徒歩8分
●公式サイト:皇城の鎮 日枝神社

(東京・千代田区)神田神社

神田神社の随神門

神田神社の随神門

概要

「神田明神(かんだみょうじん)」の愛称で知られる神社。創建は730(天平2)年で、1300年の歴史があります。毎年5月に行われる「神田祭」は、「山王祭」「深川八幡祭」と並ぶ「江戸三大祭り」のひとつ。近年は夏の「アニソン盆踊り」でも知られます。

電気とサブカルチャーの町・秋葉原の氏神様ということもあり、神田祭をネット配信したり、盆踊りでVTuberとコラボするなど、テクノロジーやサブカルチャーを取り入れた取り組みも多々行っているユニークな神社でもあります。

ご祭神

大己貴命(おおむなむちのみこと)

出雲大社の祀られている大国主命(おおくにぬしのみこと)と同一視されている縁結びの神様。七福神の大黒天とも同一視されています。少彦名命とともに、国づくりを行ないました。国土経営・夫婦和合・縁結びのご利益があります。

少彦名命(すくなひこなのみこと)

大己貴命(大国主命)とともに、農業を広め、国づくりをした神。恵比寿神と同一視されていて、商売繁昌、医薬健康、開運招福のご利益があります。手のひらに乗るほど小さな姿をしていて、一寸法師のモデルと言われています。

平将門命(たいらのまさかどのみこと)

武士の先駆けとして平安時代中期に活躍した「平将門(たいらのまさかど)」が神格化した存在で、「まさかどさま」の愛称で信仰されています。除災厄除のご利益があると言われています。

縁結びのお守り

●縁結び守護
●えんむすび守
が授かれます。

その他のお守りはお守り一覧|神田明神で確認できます。

御朱印情報

境内にある「文化交流館」で御朱印を受けることができます。神田祭がある5月は特別仕様の御朱印の授与が行われることもあります。

神田神社 基本情報

●住所:東京都千代田区外神田2-16-2
●アクセス:
 ①JR・東京メトロ丸ノ内線[御茶ノ水駅]から徒歩5分
 ②JR・東京メトロ日比谷線[秋葉原駅]から徒歩7分
 ③東京メトロ千代田線[新御茶ノ水駅]B1出口から徒歩5分
 ④東京メトロ銀座線[末広町駅]から徒歩5分
●公式サイト:神田明神

(東京・港区)赤坂氷川神社

荘厳な赤坂氷川神社社殿

江戸時代の姿を残す赤坂氷川神社

概要

徳川8代将軍吉宗公の命により造営された神社。「安政の大地震」「関東大震災」「東京大空襲」といった震災・戦災を逃れた社殿は、造営当時のままの姿を残していることから、東京都重要文化財に指定されています。

随所に江戸の年号が刻まれた鳥居や燈籠、狛犬が残っているのも見どころです。

氷川神社はご祭神が三神ともに縁結びの神であり、縁結び祈願先としては最強の神社と言えるかもしれません。埼玉・さいたま市にある氷川神社の総本社も同様です。

ご祭神

素盞嗚尊(すさのおのみこと)

天界で大暴れし、天照大神が岩屋の中に閉じこもってしまう原因を作った神。この騒動のあと、地上に下ろされてしまいますが、出雲で奇稲田姫命に出会い、八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し英雄になりました。後に奇稲田姫命と結婚した縁結びの神です。

奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)

豊穣を司る神。「稲の稔る田」の象徴とされています。八岐大蛇(やまたのおろち)の生贄になりそうだったところを素盞嗚尊に救われ、素盞嗚尊と夫婦になりました。やはり縁結びの神として知られます。

大己貴命(おおなむぢのみこと)

出雲大社の主祭神である大国主命(おおくにぬしのみこと)と同一神。素盞嗚尊と奇稲田姫命の子孫です。

大国主命は、農業を広め、国づくりをした神です。そして作った国を天照大神経由で日本民族に譲りました。その「国譲り」の際、天照大神から「むすび」の霊力を使って人々の幸福を導くよう言付かり、以来縁結びの神として信仰されています。

境内のスポット

大イチョウ

港区天然記念物に指定されているイチョウの大木。東京大空襲で幹の大部分が被害を受け消失し、空洞となってしまったものの、枯れることなく立ち続けています。

四合稲荷(しあわせいなり)

古呂故稲荷(ころこいなり)・地頭稲荷・本氷川稲荷・玉川稲荷の4社を合祀した神社。名付け親は幕末の志士・勝海舟(かつかいしゅう)。「四社を合祀」「志を合わせる」「幸せ」をかけて、「四合稲荷」と名付けたそうです。

幹の大部分を失っても生き続ける大イチョウ

幹の大部分を失っても生き続ける大イチョウ

縁結びのお守り

●縁結守(「波に千鳥」紋様)
●縁結守(七宝紋様)
を授かることができます。その他のお守りはお神札 お守|赤坂氷川神社から確認できます。

御朱印情報

赤坂氷川神社では「氷川神社」と「四合稲荷」の御朱印を授かれます。また、季節の御朱印もあります。「東京十社」の一つでもあり、東京十社専用の御朱印帖の販売も行っています。

赤坂氷川神社の御朱印(初穂料 300円)

赤坂氷川神社の御朱印(初穂料 300円)

赤坂氷川神社 基本情報

●住所:東京都港区赤坂6-10-12
●アクセス:
 ①東京メトロ千代田線[赤坂駅]から徒歩8分
 ②都営地下鉄大江戸線[六本木駅]から徒歩8分
●公式サイト:赤坂氷川神社

(東京・港区)出雲大社東京分祠

出雲大社東京分祠

出雲大社東京分祠

概要

縁結びのご利益で知られる島根県の出雲大社の分祀。出雲大社と同じご利益を授かれます。1969(昭和36)年に現在の場所に移転しました。ビルの中に社殿がある都会的な造りをしています。

参拝の際は、出雲大社と同じく「二礼四拍手一礼」で行います。

ご祭神

大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)

出雲大社のご祭神。農業を広め、国づくりをした神です。「国譲り」の神話では、天照大神から「むすび」の霊力を使って人々の幸福を導くよう言付かり、以来縁結びの神として信仰されています。

縁結びのお守り

●縁結守
●縁むすびの糸
を授かることができます。

その他のお守りは御札・御守|出雲大社東京分祀で確認できます。

御朱印情報

出雲大社東京分祠の御朱印は社務所で受けることができます。

大宮八幡宮 基本情報

●住所:東京都港区六本木7-18-5
●アクセス:東京メトロ日比谷線・都営地下鉄大江戸線[六本木駅]から徒歩1〜3分
●公式サイト:出雲大社東京分祠

(東京・港区)芝大神宮

「関東のお伊勢さま」と呼ばれる芝大神宮

「関東のお伊勢さま」と呼ばれる芝大神宮

概要

平安時代に創建され、1000年以上の歴史がある神社。江戸時代の絵師・歌川広重(うたがわひろしげ)や葛飾北斎(かつしかほくさい)といった歴史的な作品にも、芝大神宮の様子が描かれています。

「関東のお伊勢さま」として親しまれており、縁結びはもちろん、強運、金運、商売繁昌、眼病平癒などさまざまなご利益があることでも知られています。

ご祭神

天照皇大御神(あまてらすおおみかみ)

伊勢神宮の主祭神のうちの一神。太陽の神。皇室の祖先にあたります。

豊受大御神(とようけおおみかみ)

伊勢神宮の主祭神のうちの一神。伊勢神宮外宮の社伝によると、天照大神が山陰から伊勢神宮に呼び寄せたと伝わっています。

お守り

芝大神宮のお守りは、強運(きょううん)よりももっと強い「強運(ごううん)」を授かれる「強運(ごううん)御守」が有名。1年分の在庫が限られているので先着順です。

そのほか祈願成就、厄除け、結婚成就、合格勝守、治療手術守など多彩なお守りを授かれます。

御朱印情報

芝大神宮の御朱印は初穂料300円。御朱印を受けると、道中安寧のお守りと生姜飴がいただけます。昔は芝大神宮を囲む一帯に生姜畑が多くあり、神様に生姜をお供えきたことが由来です。古来薬用として重宝されてきた生姜は、邪気を払い、病災を除く縁起のいい食べ物とされています。

御朱印とともに生姜飴とお守りをいただける

御朱印とともに生姜飴とお守りをいただける

芝大神宮 基本情報

●住所:東京都港区芝大門1-12-7
●アクセス:
 ①JR[浜松町駅]から徒歩5分
 ②都営地下鉄[大門駅]A6出口から徒歩1分
 ③都営地下鉄[御成門駅]A2出口から徒歩5分
●公式サイト:芝大神宮

(東京・台東区)今戸神社

今戸神社の社殿

今戸神社の社殿

概要

浅草の観光エリアから少し外れた住宅街の中に立つ神社。1063年に今戸八幡として創建された後、1937年に白山神社を合祀しています。

夫婦神を祀っているほか、同社の住所が「今戸1-5-22(いいごふうふ)」という語呂合わせも加わり、縁結びのご利益がある神社として名を広めています。

ご祭神

伊弉諾尊(いざなぎのみこと)

天照大神の父君である神。妻の伊弉冉尊(いざなみのみこと)とともに、日本列島や数多くの神々を生み出した神。

伊弉冉尊(いざなみのみこと)

天照大神の母君である神。夫は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)。火の神・火之迦具土神(ほのかぐつちのかみ)を産んだあと、火傷により亡くなり、冥界へ行くことになりました。

応神天皇(おうじんてんのう)

第15代天皇。神様としての名前は、「品陀和氣命(ほむだわけのみこと)」。母君のお腹の中にいる時から神がかった力を発揮し「胎中天皇」と呼ばれました。

福禄寿(ふくろくじゅ)

七福神のうちの一神。長い頭を持つ老人の姿をしています。「延命長寿」「財運招福」「子孫繁栄」「立身出世」のご利益があります。

境内の見どころ

お神輿

本殿にあるお神輿は、今戸神社宮司夫人がお飾り用に制作したもの。招き猫や縁結びのハートが散りばめられた可愛らしいデザインです。

招き猫

今戸神社の境内には、至る所に招き猫や猫の置物が置かれています。このエリアはもともと今戸焼という陶磁器が有名で、今戸焼で招き猫も多く作っていたそう。

そのことから、今戸神社は「招き猫発祥の地」とされています(諸説あり)。本殿には、奉納された多数の招き猫が並びます。

運が良ければ、「生きる招き猫」と呼ばれ大事にされている真っ白な野良猫「なみちゃん」に出会えるかも。

御朱印情報

今戸神社で受けられる御朱印は下の写真の通り。招き猫や福禄寿のスタンプに遊び心を感じます。初穂料300円。

今戸神社の御朱印

今戸神社の御朱印

今戸神社 基本情報

●住所:東京都台東区今戸1-5-22
●アクセス:東京メトロ・東武鉄道・都営地下鉄[浅草駅]から徒歩約15分
●公式サイト:今戸神社

(東京・杉並区)大宮八幡宮

大宮八幡宮社殿

大宮八幡宮社殿

概要

御鎮座950年を超える由緒正しい神社。境内の面積は1万5000坪と東京23区では3番目の大きさです。

大宮八幡宮は東京の〝へそ〟の位置にあると言われます。〝へそ〟は胎児と母親を結ぶもの。これにちなんで、大宮八幡宮は縁結びや安産のパワースポットとして有名です。

ご祭神

応神天皇(おうじんてんのう)

第15代天皇。神様としての名前は、「品陀和氣命(ほむだわけのみこと)」と言います。

仲哀天皇(ちゅうあいてんのう)

応神天皇の父君。

神功皇后(じんぐうこうごう)

応神天皇の母君。

大宮八幡宮は、応神天皇とその父君・母君の親子三神を祀っています。

応神天皇は母君のお腹の中にいる時から神がかった力を発揮し、「胎中天皇」と呼ばれました。このような親子三神の固い縁・絆を示す伝説が残っていることからも、縁結び・安産・子育てのご利益があると言われています。

境内の縁結びスポット

夫婦銀杏

「男銀杏」「女銀杏」の2本の銀杏の木が向かい合って伸びているスポットです。

共生の木

イヌザクラが寄生したカヤの木のご神木。2つの異なるもの同士が、1本の幹で結ばれ、共に助け合いながら生きるさまを象徴しています。「縁結び」とは少し違いますが、「互いに助け合う」「共に生きる」ためのパワーを授かれそうです。

縁結びのお守り

えんむずび守
恋むすび守
などのお守りを授かることができます。

そのほかのお守りは大宮八幡宮のオンライン授与所で確認できます。

御朱印情報

大宮八幡宮で受けられる御朱印は2種類。大宮八幡宮と、大宮天満宮の御朱印です。それぞれ初穂料300円です。

大宮八幡宮の御朱印

大宮八幡宮の御朱印

大宮八幡宮 基本情報

●住所:東京都杉並区大宮2-3-1
●アクセス:
 ①京王井の頭線[西永福]駅から徒歩約7分
 ②京王井の頭線[永福]駅から徒歩約10分
●公式サイト:大宮八幡宮

(埼玉・大宮市)氷川神社

大宮・氷川神社

氷川神社の境内。神池に架かる赤い橋と、その先に見えるのは楼門

概要

2400年以上の歴史をもつといわれる、日本でも指折りの古社。社期によれば創建されたのは紀元前473年。全国に数ある「氷川神社」の総本社です。境内の面積は約3万坪と広大。数多くの摂末社や池があり、境内巡りも楽しい神社です。

夫婦神と、縁結びの神を祀っていることから、縁結びや夫婦円満のご利益を求めて参拝する人が大勢います。

ご祭神

須佐之男命(すさのおのみこと)

「素盞嗚尊(すさのおのみこと)」とも表記される神。天界で大暴れしたため追放され、地上へ降ろされたのち、稲田姫命の出会います。そして八岐大蛇(やまたのおろち)を退治し英雄となり、稲田姫命と結ばれた、縁結びの神です。

稲田姫命(いなだひめのみこと)

「奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)」とも表記される神。豊穣を司っています。八岐大蛇(やまたのおろち)の生贄になりそうだったところを須佐之男命に救われ、須佐之男命と夫婦になったので、縁結びの神でもあります。

大己貴命(おおなむちのみこと)

出雲大社の祀られている大国主命(おおくにぬしのみこと)と同一視されている縁結びの神様。七福神の大黒天とも同一視されています。「国譲り」の神話では、国譲り後、目に見えない世界を司る神となりました。

境内の縁結びスポット

夫婦楠

二本の幹がひとつにくっついたクスノキ。三の鳥居をくぐった先の右手にあります。

神明神社(しんめいじんじゃ)

皇室の祖先で太陽神の天照大神を祀る神社。天照大神は所願成就のご神徳があるとも言われるので、良縁や縁結びを祈願してみてもいいでしょう。

宗像神社

多起理比売命(たぎりひめのみこと)、市寸島比売命(いちきしまひめのみこと)、田寸津比売命(たぎつひめのみこと)の三女神を祀る神社。このうちの一神、多起理比売命は、氷川神社ご祭神の大己貴命の妻神です。

縁結びのお守り

●縁結び守
を授かることができます。その他のお守りは授与品|武蔵一宮 氷川神社で確認できます。

御朱印情報

氷川神社の御朱印は、須佐之男命の神話に由来する「八雲紋」が印象的。初穂料500円です。

氷川神社 基本情報

●住所:埼玉県さいたま市大宮区高鼻町1-407
●アクセス:
 ①JR[大宮駅]から徒歩約15分
 ②東部アーバンパークライン[北大宮駅]から徒歩約10分
●公式サイト:武蔵一宮 氷川神社

おわりに

東京都内には、2000社近くの神社が立っているとされています。

ここで紹介した神社以外にも、豊川稲荷東京別院(東京・港区)、豊岩稲荷神社(東京・中央区)、葛原岡神社(神奈川・鎌倉市)など、東京近郊には縁結びのご利益がある神社が多数存在します。

気になる人はぜひ、近くのスポットに足を伸ばしてみてくださいね。

Text・Edit:編集部

参考:
平藤喜久子『日本の神様 解剖図鑑』(エクスナレッジ)
米澤貴紀『神社の解剖図鑑』(エクスナレッジ)
神社本庁公式サイト
コトバンク
Wikipedia
各神社公式サイト
ほか