物忌奈命神社
東京都の沖合に浮かぶ離島・神津島に位置する神社で、読み方は「ものいみなのみことじんじゃ」。祭神として祀られる物忌奈命は、伊豆の島々をつくった事代主命(ことしろぬしのみこと)の長子といわれています。
物忌奈命神社がいつつくられたのかは不明ですが、平安時代中期には存在していたことが分かっています。地元では「明神さま」と呼ばれ古くから親しまれてきました。
毎年8月1~2日は物忌奈命神社の例大祭。特に2日の午後に行う「かつお釣り神事」は江戸時代後期に始まったものとされ、国の無形文化財にも指定されています。
かつお釣り神事の由来は、かつて神津島の漁師たちがカツオ漁後の無事の帰還を神に感謝していたこと。神事では、漁師たちが駆け回ってカツオに見立てた島民たちを釣り上げることでカツオ釣りを再現し、毎年大いに盛り上がります。
3125坪もの敷地を有する物忌奈命神社。石造りの階段でできた参道を歩けば、巨大な鳥居の奥に拝殿を見ることができます。拝殿の背後にある本殿は立ち入り禁止のため、訪れた際は拝殿から参拝しましょう。
(写真:神津島村)
(公開日:2024/7/23 最終更新日:2024/7/23)
アクセス
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From神津島港
徒歩約3分