秋田竿燈まつりはどんな祭り?
秋田竿燈まつりの5種類の技
秋田竿燈まつりの昼の部の見どころ:妙技会って?
秋田市民俗芸能伝承館で竿燈体験!
2024年開催概要・アクセス・駐車場情報
おわりに

青森県の「ねぶた祭り」、宮城県の「仙台七夕祭り」、山形県の「山形花笠まつり」と並び、「東北四大祭り」のひとつに数えられる「秋田竿燈まつり」。稲穂に見立てた竿に提灯をぶら下げ、職人たちがその「竿燈」を担いで迫力ある演技を披露する祭りです。

2024年の秋田竿燈まつりは、8月3日(土)~8月6日(火)で開催です。ここでは秋田竿燈まつりがどんな祭りか、さっくり紹介していきます。

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秋田竿燈まつりはどんな祭り?

秋田竿燈まつりの竿燈が立ち上がった様子

秋田竿燈まつりの立ち上がった竿燈

光の稲穂を全身で操り技を競う

秋田竿燈まつりは、JR秋田駅から歩いて15分ほど、竿燈大通りを主会場に行われる秋田市の夏祭りです。

「竿燈(かんとう)」というのは、たくさんの提灯が取り付けられた長い竿(さお)のこと。稲穂の姿をモチーフにしています。

「竿燈」をどうするのかといえば、手のひら、額、肩、腰などで支え、演技を披露します。「ドッコイショー、ドッコイショー」の掛け声、太鼓と笛のお囃子(はやし)が鳴り響く中、大勢の観衆に見守られながら、その「竿燈」を操る力と技を競うのが、秋田竿燈まつりです。

竿燈の長さと重さ

竿燈の長さは5mから12m。最大で46個の提灯をぶら下げ、重さは50kgにもなります。笛の合図と同時に、一斉に立ち上がる竿燈は大迫力の光景です。

もともとはどんな意味があった?

「秋田竿燈(かんとう)まつり」の始まりは江戸時代といわれています。もともと秋田で行われていた、五穀豊穣や夏の病魔、邪気を払うために行われる「ねぶり流し行事」が原型とされています。

ねぶり流しとは、願い事を書いた短冊を川に流す風習のこと。それが独自に発展し竿燈まつりとなりました。

秋田竿燈まつりの日程と開催場所

秋田竿燈まつりは、曜日など関係なく毎年8月3日〜8月6日の4日間の日程で、昼の部と夜の部に分かれて開催されます。会場は、昼の部が秋田県立美術館前の「エリアなかいち」。夜の部は「竿燈大通り」で、どちらも秋田駅から歩いていける距離です。

秋田竿燈まつりの夜の部の様子

秋田竿燈まつりの夜の部の様子

秋田竿燈まつりの5種類の技

職人たちによる技の披露・額

技「額」

職人たちが披露する竿燈の技は全部で5種類。みなさん簡単そうに技をこなしていますが、実はかなり危険な技ばかり。それぞれの技を知っているだけで、より楽しく鑑賞できますよ。

流し

「流し」は、竹を継ぎやすいように支える技です。利き手で竿燈を支え、一旦手のひらで静止。その後、指の間から15cmから20cmずらして持ちこたえます。

平手

竿燈を高々とかざし上げる「平手」。竿燈の基本技でもあります。片手で竿燈をかざし、もう片方の腕を広げることでバランスをとります。

竿燈を額で支える「額」では、利き腕の手のひらで竿燈を受け、指の間から少しずつずらしながら額に乗せます。両腕を大きく広げることでバランスをとります。

竿燈を肩で支える技の「肩」。5種類の技の中では最も覚えやすい技とされています。利き腕を曲げないでゆっくりと肩に降ろし、首の付け根あたりで止めます。この時、軸足と肩を一直線にするのがポイントだそうです。

5種類の技の中で最も難易度が高いとされる「腰」。利き腕の手のひらに竿燈を受け、 指の間からずらして腰に乗せます。上体を横に傾け、両足を開いてバランスをとります。

演技のクライマックスに披露される技なので、見事成功すると会場は大盛り上がりです。

秋田竿燈まつりの昼の部の見どころ:妙技会って?

秋田竿燈まつりの昼の会・妙技会の様子

昼の部「妙技会」の様子(写真提供:秋田市写真館

秋田竿燈まつりのメインは夜の部ですが、昼の部でしか開催されない「妙技会」も必見です。「エリアなかいち」で開催される妙技会では、職人たちが竿燈を担ぐ技を披露し、その腕前を競い合います。

夜の部とは違う、真剣勝負の竿燈が見られるので、ぜひ昼の部も一緒に訪れてみてください。

秋田市民俗芸能伝承館で竿燈体験!

秋田市民俗芸能伝承館での竿燈体験の様子

秋田市民俗芸能伝承館での竿燈体験の様子(写真提供:秋田市写真館

秋田竿燈まつりでは、ミニチュアの竿燈を担ぐ体験ができるコーナーがあるのですが、実はもう1カ所、竿燈体験ができる場所があります。

それが「秋田市民俗芸能伝承館(ねぶり流し館)」。秋田の郷土芸能を伝える施設で、竿燈体験のほか、4月から10月の土・日・祝日には竿燈の実演もあります。

もし、秋田竿燈まつりに行けなかったとしても、秋田市民俗芸能伝承館を訪れるだけでも雰囲気を味わうことができます。

2024年開催概要・アクセス・駐車場情報

開催概要

●名称:秋田竿燈まつり
●期間:2024年8月3日(土)~8月6日(火)
●時間:
 夜本番……各日18:50〜21:00頃
 昼竿燈……各日9:00〜15:40頃
 ※8月6日の昼竿燈は9:20〜15:00
●場所:
 夜本番……竿燈大通り(秋田県秋田市 山王十字路〜二丁目橋)
 昼竿燈……エリアなかいち にぎわい広場(秋田県秋田市中通1-4)
●公式サイト:秋田市竿燈まつり実行委員会

アクセス

①電車で
JR[秋田駅]から徒歩15分(二丁目橋まで)

②車で
東北横断自動車道[秋田中央IC]から車で約20分(秋田県庁まで)

駐車場

無料駐車場複数あり

●秋田県庁(正面・中央・総合庁舎)
280台/17:30〜22:00

●秋田合同庁舎
68台/17:30〜22:00

●秋田スポーツPLUS・ASPスタジアム(八橋球技場)
180台/17:00〜22:00

●多目的グラウンド南側
70台/10:00〜22:00
ほか

詳しくは公式サイト内、会場案内ページの会場周辺図をご確認ください。

おわりに

秋田竿燈まつりの開催期間中には、様々なイベントも開催されます。ミニチュアの竿燈が実際に体験出来るコーナーや、秋田のご当地グルメが集まるご当地グルメフェスティバルなどがあり、一日中いても飽きないお祭りです。

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