シルクロ陶芸体験工房 石川県加賀市の山中温泉に位置する「シルクロ陶芸体験工房」。「九谷焼窯元 きぬや」の2階にある九谷焼の体験工房です。 電動ろくろや絵付けの体験を指導してくれるのはプロの陶芸家。「花坂陶石」という土を使い自分の好きな形に成型したら、あとはプロが削りや薬掛けなど完成まで丁寧に仕上げてくれます。上絵付け体験では本格的な和絵具を使用。窯元ならではのぜいたくな体験が楽しめます。山中温泉のマスコットキャラクター「おわんさん」を描いた「おわんさんマグ」の絵付けや、山中温泉の歴史を感じる「ゆかたべさん」人形の絵付けなど、ここでしかできない体験も盛りだくさん。どの体験も15分から1時間程度で気軽に楽しめます。 周辺には、山中温泉の名所「鶴仙峡(かくせんけい)」の黒谷橋があり、四季折々の美しい景観を楽しむことができます。特に、秋の紅葉シーズンが見どころです。
九谷焼窯元 きぬや 石川県の北部、加賀市に位置する「九谷焼窯元 きぬや」。日本の伝統工芸品「九谷焼」を製造する窯元のひとつです。1階でオリジナルの九谷焼が購入できるほか、2階の「シルクロ陶芸体験工房」では九谷焼作りの体験ができます。 九谷焼とは石川県九谷地方で作られる磁器で、大胆な絵柄と鮮やかな色彩が特徴。1階では「九谷焼オーバル」「ゆかたべさん人形」などオリジナルの商品のほか、九谷焼作家の作品を展示・販売しています。また「シルクロ陶芸体験工房」では、「電動ろくろ体験コース」「九谷焼貼り絵体験コース」「上絵付け体験コース」「ゆかたべさん人形体験コース」の4コースから、オリジナル九谷焼作り体験が可能。所要時間はそれぞれ15分〜40分前後で、体験後は工房が焼き上げて1〜2カ月後、発送してくれます。
山中温泉 石川県加賀市に位置する「山中温泉」。奈良時代の高僧・行基に発見されて以来、1,300年の歴史を持つ日本を代表する名湯です。1703年には有名な俳人である松尾芭蕉が訪れ、日本で名高い有馬温泉と草津温泉とならぶ「扶桑の三名湯」と讃えたほど。 そんな山中温泉の泉質は、リウマチや神経痛に効果がある芒硝泉(ぼうしょうせん)。低温でお肌にとても優しい湯は、昔と変わらず今も多くの人に愛されています。 その泉質以外にも、山中温泉には様々な魅力が溢れています。近くを流れる大聖寺川にかかる黒谷橋からこおろぎ橋までの約1kmの遊歩道では、四季折々の美しい自然を満喫。また、同地で生まれた「山中漆器」作りの体験や、加賀港から届く新鮮な海の幸を使った料理も楽しめます。自然を散策し、文化に触れる。温泉で癒されたら、料理に舌鼓。充実した旅行が楽しめる「山中温泉」にぜひ足を運んでみてください。
- Category: ミュージアム・ギャラリーArea: 加賀
石川県九谷焼美術館 石川県の南西部、加賀市に位置する「石川県九谷焼美術館」。日本で唯一、石川県を代表する伝統工芸品「九谷焼」を専門に展示する美術館です。 九谷焼とは石川県旧九谷村を発祥とする陶磁器で、鮮やかな色彩と大胆な絵柄が特徴。江戸時代に、現在の加賀市にあった大聖寺藩の初代藩主、前田利治の指示で生産が始まったとされます。 美術館の1階では、およそ360年間に渡る九谷焼の名品を展示。青手様式の作品を展示する「青手の間」、色絵様式の作品を展示する「色絵・五彩の間」、赤絵様式の作品を展示する「赤絵・金襴の間」の3つに分かれる常設展のほか、様々なテーマに基づき企画展を実施しています。また2階には、茶室「五彩庵」やミュージアムショップ、カフェ「茶房古九谷」があり、お茶会や焼き物鑑賞会、現代作家の作品展示など様々なイベントが催されています。 (写真提供:石川県九谷焼美術館)
片山津温泉 石川県南部の柴山潟湖畔に位置し、北陸「加賀温泉郷」の一つとして知られる片山津温泉。柴山潟の湖底から湧き出る源泉を使った温泉で、泉質はナトリウム・カルシウム塩化物泉。神経痛などの痛みや冷え性などの改善に効果があります。 標高2,702mの白山を望み、柴山潟のほとりにあるこの温泉街は「白山が麗しい湖のまち」がキャッチフレーズ。自然の雄大な風景と温泉の両方を楽しむことができます。 2012年には温泉施設「加賀片山津温泉 総湯」が完成。目前に広がる柴山潟と浴槽の水面が連続し、まるで湖に浸かっているような感覚を楽しめる「潟の湯」と、森の景色を楽しめる「森の湯」が好評を博しています。
山代温泉 石川県加賀市に位置する温泉街「山代温泉」。725年に高僧である行基が1羽の鳥が羽の傷を水たまりで癒しているのを見つけたことが、始まりとされています。 山代温泉には、切り傷に効果がある硫酸塩・塩化物泉、肌に優しいアルカリ性単純温泉、冷え性に効果がある硫酸塩泉の3つの温泉が流れています。1565年には武将の明智光秀が、傷を癒すため10日間にわたって湯治をした記録もあるほど優れた湯です。 温泉を満喫するなら、北陸地方で公衆浴場を意味する「総湯」と明治時代の総湯を再現した体験型温泉博物館「古総湯」がおすすめ。「総湯」では、加水なしの良質な源泉を、「古総湯」ではシャワーは一切なしの浴槽だけという、昔ながらのスタイルで温泉を楽しめます。時代によってスタイルが異なる2つの温泉に浸かることで、体の芯から山代温泉の歴史を体験してみてはいかがでしょうか。