時の鐘・菓子屋横丁 埼玉県の中央部、川越市にある「時の鐘」。川越市のシンボルとして有名で、人気のある観光スポットです。 時の鐘とは、川越に暮らす人々に時間を告げてきた「鐘つき堂」のこと。今から約400年前に建てられたといわれており、火災で焼失する度に建て替えられ、今日に至ります。1日の中で鐘が鳴る時間は、6:00、12:00、15:00、18:00の4回。小江戸川越の街中に響く鐘の音は風情を感じさせます。 菓子屋横丁は、20数軒の菓子屋が立ち並ぶエリア。明治初期から始まり、その後関東大震災で被害を受けた東京に代わり、菓子を作り続けてきました。販売されているのは、飴や駄菓子などの懐かしいものばかり。町並みと相まって、ノスタルジックな気分に浸れます。 毎年10月には、「川越まつり」を開催。きらびやかな山車が街中を練り歩き、多くの人で賑わいます。
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喜多院 埼玉県の南西部、川越市に位置する「喜多院」。風格ある伝統と格式を受け継いだ寺院です。 慈覚大師、円仁によって830年に創建された喜多院。江戸時代の将軍、徳川家ともゆかりが深く、日本の歴史に関わる由緒正しい地として尊ばれてきました。山門・鐘楼門(しょうろうもん)・慈眼堂などが重要文化財に指定されているほか、境内には数多くの文化財が保存されていることでも名高い存在です。中でも、人間の喜怒哀楽を表している石仏群「五百羅漢(ごひゃくらかん)」は見どころ。およそ540体の石仏が境内に並ぶようすは圧巻です。 正月シーズンにはだるま市、2月は節分会、春は桜祭りなどのイベントが開催されています。
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川越氷川神社 埼玉県川越市に位置する「川越氷川神社」。約1500年前の古墳時代に創建されたとされている、縁結びの神社です。 川越氷川神社のご祭神は、五柱。「脚摩乳命(あしなづちのみこと)」「手摩乳命(てなづちのみこと)」の夫婦神様、さらにその娘の「奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)」と「素盞嗚尊(すさのおのみこと)」の夫婦神様、そしてその子ども(または子孫とも)と言われている「大己貴命(おおなむちのみこと)」と、名だたる神様たちを祀っているのです。五柱の神様たちは家族であることから、川越氷川神社は家族円満・夫婦円満・縁結びのご利益があるといわれています。 川越氷川神社は、夏季に「縁むすび風鈴」というイベントを開催することでも知られています。境内に2,000個以上の風鈴が飾られ、その風鈴の音と共に風に乗って神様に縁むすびの願いを届けるとされています。色とりどりの風鈴が風に揺られる姿がフォトジェニックだと、毎年多くの人々が参拝に訪れています。
川越城 埼玉県の南西部、川越市に位置する「川越城」。「日本100名城」に指定されている、江戸時代に川越藩庁がおかれた城の遺構です。 1457年に関東の有力武士・上杉持朝(もちとも)氏が築城。1848年には川越藩主の松平斉典(なりつね)氏が総棟数16棟の規模にまで造営しました。本丸、二の丸、三の丸等、櫓などがあり、総面積は約150,000㎡以上あったとされます。明治時代以降にほとんどは解体され、現存するものは本丸御殿の玄関と大広間、移築復元された家老詰所のみ。 本丸御殿は東日本唯一の大変貴重な歴史的建造物で、県指定の有形文化財です。見どころのひとつ、大広間では家老のマネキンを配置し、当時おこなわれていた協議を再現しています。代々藩主の多くが老中や大老など、江戸幕府の要職に就いたそう。川越が現在でも「小江戸」とよばれるほど、いかに重要な拠点であったかがよくわかります。
一番街通り 埼玉県の南西部、川越市に位置する「一番街通り」。川越市のシンボル「時の鐘」がある約2kmの通りです。この通り一帯は、江戸時代に建造された蔵造りの建物が現存しており、1999年には、重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。黒塗りの蔵造りの建物は当時のままの姿で残されていて、内部はカフェやレストラン・雑貨店など多種多様なお店になっています。 一番街通りから約300m離れた場所に「菓子屋横丁」があります。昔ながらのお菓子を取り扱う駄菓子屋や煎餅などを扱うお店が向かい合って建ち並んでいます。観光客だけでなく地元の子供達にも人気のスポットです。