金引の滝 京都府の北部、宮津市に位置する「金引(かなびき)の滝」。高さ40m、幅約20mの滝です。豊富な水量を誇り、「日本の滝100選」に選ばれています。 特徴は、水が左右に分かれて流れ落ちる姿。右側には「男滝」、左側には「女滝」という呼称が付いています。下流の「白龍」「臥龍」の2つの滝を含めて金引の滝と総称します。豊かな水と緑に囲まれた憩いの場として親しまれているスポットです。 日本三景に数えられている景勝地「天橋立」からも近く、夏には涼を求める人々で賑わいます。7月の最終日曜日には「金引の滝祭り」が開催。火の滝太鼓とジャズのコラボレーションや、松明でライトアップされた幻想的な滝の姿を堪能できます。
成相寺 京都府の北部、宮津市に位置し、日本三景・天橋立の近くにある「成相寺(なりあいじ)」。かつては日本古来の山岳宗教の修行場で、日本全国にある5つの「聖の住む所」の1つとして信仰を集めていました。 本尊は、身代わり観音と聖観世音菩薩。お寺は慶雲元年(704年)に文武天皇によって建てられたといわれています。見どころは、四季によって変わるお寺の姿。冬には、深い雪に覆われお寺が白く染まります。1300年間を歴史を持つお寺の雪化粧は、まさに幻想的な光景です。 11月10、11日の2日間にわたって、成相寺特別拝観と紅葉ライトアップが行われます。秘蔵「地獄絵図」が公開され、特殊LEDで寺のシンボルである五重塔が艶やかな5色に。フードコーナーも充実しており、地物名物の「傘松だんご」が味わえます。
日吉神社 京都府の北部、宮津市にある「日吉神社」。宮津で最も古くからある神社で、宮津藩の守護神としてあがめられてきました。 起源は、572年に創建された杉末神社。平安時代に、大山咋神(おおやまくいのかみ)と大己貴神(おおなむちのかみ)が祭神となり、現在の日吉神社になりました。 杉末神社は摂社として、今も本殿の右隣に位置しており、「赤ちゃん初土俵入り」が開催される神社として有名。神様と相撲をとり、お尻に土俵の砂を付けることで赤ちゃんの健康を願う神事で、かわいらしい泣き声が響き渡ります。神域は京都府文化財環境保全地区に指定されており、豊かな自然に囲まれた清らかな空間が広がります。 毎年5月に開催される山王祭は、神輿が海辺や街中を巡る一大イベント。掛け声や太鼓の音が鳴り響き、多くの人で賑わいます。