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金剛峯寺 和歌山県の北東部、高野町の高野山に位置する「金剛峯寺(こんごうぶじ)」。1200年以上前に弘法大師・空海によって開かれた、日本に数ある真言宗の総本山の寺院です。 寺内は多くの歴史的建造物が点在。中でも一番の見どころは大広間です。古くから重要な儀式や法要が執り行われる神聖な場所。例を挙げると、2月には仏教の祖であるお釈迦さまが入滅され、その徳を偲び感謝を捧げる「常楽会」、4月はお釈迦さまの誕生日に行う「仏生会」などが大広間で執り行われています。 高野山は、100か所以上の寺院が集まる宗教都市。金剛峯寺のほかにも、高野山信仰の中心とされる「奥の院」や、最初に整備されたとされる「壇上伽藍(だんじょうがらん)」などの名所が満載。宿坊の体験もできるため、じっくり時間をかけて日本仏教の歴史に触れてみてくださいね。
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壇上伽藍 和歌山県の北部、高野町に位置する「壇上伽藍(だんじょうがらん)」。真言密教の創始者・弘法大師が高野山に修行の地を開いた最初の場所で、奥の院と合わせて高野山の二大聖地とされています。伽藍とは「僧侶が修行する場所」という意味で、インドのサンスクリット語に由来します。 敷地内で注目すべきは「根本大塔」と「金堂」。根本大塔は高さが48.5mある日本最初の多宝塔で、壇上伽藍のシンボル的存在です。夜間にはライトアップされ、昼間とは違った姿が見られます。金堂は伽藍の中心に位置し、高野山の総本堂とされています。他にも弘法大師の十大弟子像が掲げられた「御影堂」、真言密教の本拠地が高野山に決まったきっかけと伝わる「三鈷の松」が高野山内で重要なスポットとなっています。 壇上伽藍では、正月にその年の息災を祈願する「節分絵」など多くの行事が行われます。
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真田庵 和歌山県の北部、伊都郡に位置し、高野山の近くにある「真田庵」。信州の戦国武将である真田昌幸・幸村父子が隠棲した屋敷跡に立つ寺院で、「善名称院」とも呼ばれています。境内の至るところに真田家の家紋「六文銭」が刻まれています。 真田庵が創建されたのは1741年。大安上人がこの地を訪れた際、真田庵の本尊である延命子安地蔵菩薩からの命を受けて建てたとされています。境内には昌幸を大権現として祀った「真田地主大権現」、真田家や大安上人に関わる品々が展示された「真田宝物資料館」などがあります。 真田庵から東へ170mほどのところに立つのは、「真田古墳」と呼ばれる遺跡。6世紀頃に造られた古墳ですが、幸村が戦いの際に使用したとされる抜け穴が見つかったことから、この名がつきました。 真田庵では、毎年5月初旬に真田父子を偲ぶ「紀州九度山 真田まつり」を開催。戦国時代の衣装を身につけた人々が武者行列として九度山町内を練り歩きます。