本蓮寺 岡山県瀬戸内市に位置する「本蓮寺」。1347年、京都の大覚大僧正が法華堂を建立したことにより始まりました。 室町時代に再建された本堂は、番神堂、中門とともに重要文化財に指定されており、貴重な遺産のひとつです。また、江戸時代には朝鮮使節団が日本に訪れた際に、本蓮寺を訪れたという話も伝えられています。瀬戸内海の壮大な景色とともに、歴史を感じさせる場所になっています。
吉備津彦神社 岡山県の南東部、岡山市に位置する「吉備津彦神社」。神を祀る巨大な石・天津磐座(あまついわさか)を有し、古来より神の山として崇敬されてきた吉備の中山を背後に持つパワースポットです。 神社に祀られているのは、吉備の国を平定させた偉人・大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)。日本昔ばなしで知られる、桃太郎伝説のゆかりの地としても知られます。夏至に見事な朝日を拝むことができる鳥居「朝日の宮」や、桃太郎に討伐されたとされる鬼・温羅(うら)を祀る「温羅神社」をはじめとする見どころスポットも満載です。 北門側にある「子安神社」では、毎年5月5日にたくさんの鯉のぼりが勢揃いする「子安神社大祭」を開催。6月には太陽の神に感謝する「夏至の日・日の出祭」や2月3日の節分祭など、季節ごとの行事も多数開催されています。
牛窓ヨットハーバー 「日本のエーゲ海」と称される牛窓に位置し、西日本最大級の規模を誇る「牛窓ヨットハーバー」。大小約460隻ものヨットの収容ができ、ヨットレースやヨット教室も行われている本格的なヨットハーバーです。 ヨット教室やクルージング体験教室は、初心者向けから上級者向けまで用意されており、子供から大人まで牛窓の海を楽しむことができるものとなっています。周辺にはクラブハウスや宿泊施設などもあるので、マリンスポーツを堪能した後に疲れた体を癒してみてはいかがでしょうか。
最上稲荷 岡山県の南東部、岡山市に位置する「最上稲荷(さいじょういなり)」。日蓮宗の寺院で、正式名称は「最上稲荷山妙教寺」といいます。京都の「伏見稲荷」、愛知の「豊川稲荷」と並んで日本三大稲荷に数えられ、商売繁盛のご利益があるとされています。 注目すべきは、寺院入り口にある大鳥居。寺でありながら鳥居があることから神仏習合の名残が見られます。その他にも、境内には多くの見どころが。1741年に建てられた旧本殿(霊応殿)は、岡山市重要文化財に指定。その他33の建物が、国の有形文化財に登録されています。 毎年1月1日から15日の間には「新春開運大祈願祭」が行われます。新年を祝い、世の中の平和や幸福を願う最上稲荷の特別祭典。参道には約1,000軒の屋台が軒を連ね、多くの参拝者で賑わいます。
牛窓神社 岡山県に位置する牛窓海水浴場の石段を登った先に現れる「牛窓神社」。豊かな自然と眺めのいい展望台が自慢の、地元の人々から親しまれる神社です。 江戸時代に整えられた本殿は、社寺建築の優れたものを集めたもので、牛窓町の重要文化財に指定されています。毎年5月・7月・10月には季節に合わせた祭りが開催されていて、多くの人々で賑わいます。 牛窓を訪れた際には牛窓神社に足を運んで、港町の風情と歴史を感じてみてはいかがでしょうか。
吉備津神社 岡山県の南東部、岡山市に位置する「吉備津神社」。日本むかし話に登場する「桃太郎」のモデル・吉備津彦命(きびつひこのみこと)が祀られる神社です。桃太郎にまつわる神話が伝わる吉備津神社には、なんと桃太郎が倒した鬼の首が埋められているとされています。 室町時代に再建された境内の建造物の中には、国宝に指定されたものも数多く存在。日本唯一の建築様式、吉備津造りの社殿や自然の傾斜を生かした廻廊など、見どころ満載です。 誰でも自由に参拝でき、縁結びや夫婦円満・安産・長寿のご利益を受けられます。 吉備津神社では、鳴釜神事(なるかましんじ)と呼ばれる特殊な神事を体験できます。釜に玄米を入れて音を聞き、祈願した願いが叶うかを占ってもらえます。
犬島精錬所美術館 岡山県岡山市の犬島に位置する「犬島精練所美術館」。1909年の操業開始後、銅の価格暴落によりわずか10年で役目を終えた精練所を再生利用した美術館です。 コンセプトは「在るものを活かし、無いものを創る」。大煙突やレンガ造りの工場跡、地熱や太陽光などの「在るもの」を活かし、精練所建設時には無かった「循環型社会」を意識した建築方法で建てられています。 展示しているのは、近代化に警鐘をならした作家・三島由紀夫をモチーフにした作品。美術館として再生されなければ、島にとっては近代化の負の遺産となったかもしれない遺構群が建築と芸術により命を吹き込まれて、現代社会へのメッセージとしてよみがえっています。 島内には、「犬島くらしの植物園」と「犬島ハウスプロジェクト」が展開されており、どちらも徒歩で見て回れます。 (写真:犬島精錬所美術館 ©Kentaro Ohno クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示 2.0 一般)https://creativecommons.org/licenses/by/2.0/)
後楽園 岡山県岡山市に位置する「後楽園」。石川県金沢市の「兼六園」、茨城県水戸市の「偕楽園」と共に、日本三名園の一つとして広く知られています。 東京ドーム約3倍もの面積を誇る園内では、その広さを活かし、数多くの木や花を栽培。春の桜、夏のサルスベリ、秋のサザンカ、冬の梅など、一年を通して異なる表情を見せてくれます。また園内のケージで飼育されているタンチョウは、絶滅の恐れがあるツルの仲間。江戸時代には園内を自由に歩き回っていましたが、現在はその数が大幅に減少しているため、大切に飼育されています。 売店では「感動の日本食」をテーマとしたお弁当、「お庭そだち」シリーズを販売。季節に合わせた食材と、彩色の豊かさが人気のお弁当を楽しめます。