古市金屋 山口県の南東部・柳井市に位置する「古市金屋」。江戸時代に瀬戸内海交易の要衝として栄えた面影が、今なお残るエリアです。全国で20番目に重要伝統的建造物群保存地区に指定されました。 見どころは、約200mにも渡る白壁土蔵・本瓦葺の古い商家の町並み。中世から商人の家系を継ぐ者が所有をし、一部は現在も営業を続けています。 毎年8月には「柳井金魚ちょうちん祭り」が開催。江戸時代に柳井の商人が子供たちのために作ったのが始まりとされる金魚ちょうちんが、軒先に吊るされます。情緒ある町並みに赤く灯るちょうちんは幻想的。夜には薄暗い中、白壁を背景にちょうちんが美しく映えます。また、「やない西蔵」ではちょうちんの制作体験ができますよ。
岩国城 山口県岩国市に位置する「岩国城」。江戸時代、初代岩国藩主である吉川広家(きっかわひろいえ)が、錦川を外堀に利用し築城した山城です。 関ヶ原の戦いに敗れ長州へ追いやられた毛利家の家臣として、吉川氏も岩国に訪れ築城したものの、わずか7年で幕府の一国一城令により廃城に。現在は、3層4階の壮麗な桃山南蛮造りの天守閣が復元されています。 天守閣内部には、岩国の名所「錦帯橋」の模型や、刀剣・書画類などを展示。天守閣からの見晴らしもよく、岩国市内の様子が一望できます。